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ディーゼルエンジンとオートマチックトランスミッションの相性に付いて

rhatahnさん

ディーゼルエンジンとオートマチックトランスミッションの相性に付いて

新型エクストレイルのディーゼル仕様がマニュアルトランスミッションのみの設定である事の理由として、
「ディーゼルエンジンはオートマチックトランスミッションとの相性が悪い」
との説明が、インターネット上の方々で見受けられました。
これは事実でしょうか。
事実であるとすれば、どうしてでしょうか。
また、誤りであるとすれば、どうしてこのような誤りが流布しているのでしょうか。
色々調べましたが、さっぱり分かりませんでした。
専門的な解説を求めます。
宜しく御願い致します。

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ishikari_styleさん

(´H`)ディーゼルエンジンとオートマチックトランスミッションは抜群の相性ですよ。

流体クラッチの一種であるトルクコンバーターを用いるATは、機械構造上高回転を好みません。
激しい流れは熱を発生し、損失や破損に繋がるからです。
もちろん対応は出来ますが、本来あるべき姿は回転変動の少ない機関との組み合わせです。
内燃機関でいえば、低速トルクが豊かで高回転を好まないディーゼルエンジンは、正にATの為に有るようなエンジンとも言えます。
昨今ではスタート時のもたつきを解消する目的で、CVTにもトルクコンバーターが搭載されるようになりましたので、どちらも適していると言えます。

ATには力の伝わる率が少ない欠点があります。
直接ギアで接続されるMTとの違いですが、反面、エンジンの振動が伝わり難い事にもなります。
駆動系を介して進入するディーゼル特有の振動が減る事で、静粛性能が向上し高級感が増します。


一方で、トラックなどの大型車では避けられる傾向です。
大型車の殆どは、利益を生み出す事が目的の車ですから、燃費の悪化は絶対に許されません。
乗用車と比較すると、重量が過剰気味のトラックでは、熱による損失や破損がバカにならないレベルとなります。
加えて大きく丈夫なトルクコンバーターを必要としますので、非常に高価な物となります。
こういった事を理由に、向いていないといっているのかも知れません。

質問した人からのコメント

  • 「ディーゼルエンジンはオートマチックトランスミッションとの相性が悪い」
    というのは、どうやら誤りであるという事で、我が意を得たりという思いであります。
    解答下さいました諸氏に、まずは御礼申し上げます。
    斯様な誤りが流布している原因に付きましては、大型車からの連想ではないかというishikari_style氏のお説に、最も真実味が感じられました。
    よって、ishikari_style氏をベストとさせて頂きます。
  • コメント日時:2008/9/18 03:11:17

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e60fuenfer1さん

現代のディーゼルエンジンは、クリーンであるだけではなく、パワフルです。例えば、下記の数値を見てください。

●データ
BMW 530d 排気量 3.0L ターボチャージャー・ディーゼル トルク=500Nm/1750rpm (6MTあるいは6AT)
BMW 535d 排気量 3.0L ツイン・ターボチャージャー・ディーゼル トルク=580Nm/1750rpm (6ATのみ)

●変速機
530dでは、6MT(6速マニュアル・ミッション)と6AT(6速自動変速機)が選べます。しかし、よりパワフルな535dでは、6ATしか選べないようになっています。

よりスポーツ指向の535dなのに、どうして「自動変速機」しか選べないのでしょうか。ここで「自動変速機」とは、一般的なATです。技術用語で言えば、「トルクコンバータ付きステップ式自動変速機」ということになります。

●「6速AT」は「7速MT」
6速ATは、7速MTに相当しています。なぜなら「トルク・コンバータ」がひとつの変速段?として機能しているからです。その名の通り、トルク・コンバータは、一種の無段変速機として機能します。しかし伝達ロスが非常に大きい(7~20%)ため、「発進デバイス」としてのみ使い、その後は、「ロックアップ・クラッチ」が働いて、トルクコンバータを切り離します。

トルクコンバータ(トルコン)が「第0段め」の変速段として機能するため、「6AT」は「7MT」に相当しているのです。

●ディーゼルエンジンの特徴
またデータを示します。

BMW 530i 排気量 3.0L ガソリンエンジン 馬力=272PS/6700rpm トルク=320Nm/2750rpm
BMW 530d 排気量 3.0L ディーゼル(ターボ) 馬力=235PS/4000rpm トルク=500Nm/1750rpm

ディーゼルの方が、馬力は負けていますが、トルクは1.5倍以上大きいのです。このため、同じ変速機を使うと、変速ショックが大きくなります。このため、変速段数が実質的に1段 多いATが使われているのでしょう。

実際、BMW 535d(ディーゼルのツイン・ターボ トルク=580Nm)には、ATしか用意されていません。

●X-TRAILの場合
日産X-TRAILディーゼルの欧州仕様には、6ATがあります(CVTではなく、ジヤトコのFF用ステップAT)。これは150馬力版です。日本で発売された173馬力版は、欧州でも6MTのみです。

トルクがパワフルなディーゼルを堪能するには、MTが良いでしょうが、日本の交通事情を考えると、やはりATが必要です。このためには、日本向けに「173馬力版+6AT」の開発をしなければいけません。約1年間はかかるでしょう。

●相性が悪いのは、CVT
ベルト式のCVTは、毎年、改良されてきていますが、それでも伝達トルクは最大で350Nm程度です。X-TRAILディーゼル(173馬力版)のトルクは360Nmなので、CVTをもう少し改良しないと、使えないでしょう。無理に使おうとすると、すべりが発生し、伝達効率が低下するだけではなく、多くの摺動熱が発生し、大型のATオイルクーラが必要になるでしょう。

~ CVTの相性の悪いから、「ディーゼルエンジンはオートマチックトランスミッションとの相性が悪い」という風説が流布しているのかも知れません。

一時期、日本精工+日産+ジヤトコ+出光の共同開発で「トロイダルCVT」がありました。しかしコストがあまりにも高いので、消えてしまいました。この方式なら、トルクが500Nm程度までいけそうです。2年くらい前、日本精工が改良版を発表しましたが、その後は、あまり聞きません。

●次世代のホープ:DCTとはどうか
DCT(デュアル・クラッチ変速機)が普及してきています。商品名では、VWのDSG、AUDIのS-TRONICなどです。2つのクラッチを切り換える方式なので、もともと変速ショックが小さく、ディーゼルの大トルクに適しています。容量の小さい乾式クラッチはダメで、ディーゼルエンジンには湿式クラッチが選択されるでしょう(現在の大半のDCTは湿式)。

ご参考になれば幸いです。

minatoku_akasaka_5さん

>これは事実でしょうか。

嘘ですね。

ディーゼルのATに乗ってますが加速が悪いとか感じたことはありません。
単に知ったかぶりした人が理由を付けたがっているのか、MT信仰の人がMTの優位性を言いたがってるだけか、では?

oi_nouseさん

半分正解、半分間違いですね。

例えば「ディーゼル+ATだと出足が遅い」ってのがあります。
ディーゼルエンジンはガソリンエンジンに比べ、かなり低回転から高いトルクを発揮します。
だから高回転域にならないとロックアップしない「昔の」トルコン式ATだと、ロックアップしていない(滑っている)分トルクを無駄にするから出足が遅い、という論です。
そして実際に出足が遅いです。昔のディーゼルATは。乗ったことがあるので良く分かります
だから「昔の」「トルコン式AT」に限ると、確かに出足が遅いでしょう。

しかし考えてみてください。MTは何十年も基本的な構造を変えていません、すでに成熟した技術です。
成熟した技術といえば聞こえはいいですけど、別の言い方をすれば「枯れた」技術。非常に安定したものではありますけど、反面、改善する余地がほとんど残されていない技術でもあるんです。
対してATはまだまだ発展途上の技術です。機械的な構造も、制御するコンピューターも、まだまだ改良する余地を残しています。実際に新しいものになるに連れ、目立たないですけどATの機構自体も進化しています。
今はトヨタ(レクサス)のIS-Fのように、1速のときと変速時以外常にロックアップ状態になっているものもありますし、非トルコン式ATのDSG(欧州車の場合)とかTC-SST(これは三菱車)とかもあります。

1つ面白いことを教えましょう。
実は今回のX-Trailですけどね、ヨーロッパではディーゼルエンジンに6ATを載せたモデルが発売されているんですよ。
http://dynamic.nissan.de/home/vehicles/carbuilder/4x4/T31/engines.h...
↑のDiesel Motorenの項目見てください。Automatik(オートマチックのこと)を搭載している車種あるでしょう?
今現在売られているということは、すでにEURO4の排ガス規制をクリアしているということですよ。
また、アウディもQ7にATを組み合わせて2010年の日本発売を目指して開発中です。
http://journal.mycom.co.jp/news/2008/09/10/052/
また、三菱も結構旺盛(2009年予定)にクリーンディーゼルの投入を考えています。
http://www.nikkeibp.co.jp/style/eco/tms2007/071108-030/

今の技術と最新のATの組み合わせを見たら、「ディーゼルとATは相性が悪い」なんていっている人達は、それでも現実を見ず持論にしがみつくか、あるいは素直に見直すか、さてどっちでしょうね。

どうでもいいことですが、こんなこと長々と書く私も暇人ですね。
とりあえず話半分に覚えて置いてください。

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  • 編集日時:2008/9/12 03:11:30
  • 回答日時:2008/9/12 03:10:46

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