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伊勢物語の「筒井筒」の口語訳教えてください。

niginigi0219さん

2009/9/916:45:03

伊勢物語の「筒井筒」の口語訳教えてください。

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frogman03544さん

2009/9/922:57:58

【伊勢物語/筒井筒:第二十三段】

昔、田舎回りの行商をしていた人の子供たちが、
井戸の周りに出て背を比べて遊んだりしていたが、
成人し大人になったので、
男も女も互いに顔を合わせるのが恥ずかしくなっていたけれど、
男は「彼女を是非妻にしたい」と思っていた。
そして女は、「彼と結婚したい」と心に決めていて、
親が見合いさせようとするけれど、耳を貸さなかった。
そして、この隣りの男のところから、こんな歌が送られてきた。

《筒井筒井筒にかけし まろがたけ過ぎにけらしな妹見ざるまに》

『筒井戸のその井戸枠と背丈比べをしたわたしの背丈も、
今では、その枠をすっかり越えてしまったようです。
あなたにお会いしないうちに。』

女も返しの歌を送った。

《くらべこし振り分け髪も肩すぎぬ君ならずしてたれかあぐべき》

『あなたと長さを比べてきました振り分け髪も、今では肩を過ぎてしまいました。
あなたのためでなくて誰のために髪上げをしましょうか。』

などと歌のやりとりを続けて、とうとう念願かなって結婚したのだった。
しかし、結婚して何年も経つと、妻の親が死に、生活が貧しくなった。
一緒に貧乏暮らしをしているわけにもいかないので、
男は河内の国、高安の郡に、通って行く女ができてしまった。
そんな状態なのに、女は男の行動を憎んでいる様子もなく、
「いってらっしゃい」と笑顔で送りだす。
男は妻の態度を不審に思い、
河内へ行ったフリをして庭の植え込みに隠れて様子を伺っていると、
妻は綺麗に化粧をし、もの思いにふけったように歌を詠んだ。

《風吹けば沖つ白波 たつた山夜半にや君がひとり越ゆらむ》

『風が吹くと沖に白い波が立つ、その立つという名を持った
龍田山を、夫は一人で越えているのでしょうか。』

それを聞いた男は、妻をこの上なく愛しく思い、河内へ行くのをやめてしまった。
たまに例の高安に来てみると、女は最初は奥ゆかしいふりをしていたが、
今は気を許して、自分でしゃもじを手に取り、ご飯をよそるのを見て、
男は嫌になってしまい、行かなくなってしまった。
男がこんな感じなので、女は、男の住んでいる大和の方を遠く眺め、

《君があたり見つつを居らむ生駒山雲な隠しそ雨は降るとも》

『あなたがいらっしゃる辺りを見ながら、まあ、おりましょう。
どうか雲よ、あの生駒山を隠してくれませんように、
たとえ雨が降っても。』

と歌を詠んだ。
やっとのことで男の方から「行くつもりです」と言ってきた。
女は喜んで待っていたが、何度もすっぽかされてしまったので、

《君来むといひし夜ごとに過ぎぬれば頼まぬものの恋ひつつぞ経る》

『あなたが来ようとおっしゃった夜が来るたびにお待ちしますが
あなたは来ず、むなしく過ぎてしまうので、当てにはしないものの
恋しく月日を過ごしております。』

と健気なことを言ったが、
男は結局この女のところへは通わなくなってしまったのである。

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