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MRの達人さん、教えて下さい。MRIは骨は無信号、確かに頭部では写りませんよね。し...

lanevo_wrc_funさん

2010/4/1309:19:21

MRの達人さん、教えて下さい。MRIは骨は無信号、確かに頭部では写りませんよね。しかし、その他の部位で例えば脊椎などでハッキリと描出されるのは何故なんですか?

椎体の造血組織?脂肪分?頭部では骨が薄くなるから?でも指などは描出されますよね?もう訳が分かりません。
水成分はT1では低信号・T2では高信号、脂肪成分ではその逆。では椎体は?T1T2共に同じ様な描出な感じがします。
どなたか、わかりやすく教えて下さい。

補足bandersnachiiさん、詳しいご説明ありがとうございます。
このレクチャーを受けてから、読影する視点がかわりました!!!!
出来ればもう一点、骨髄の脂肪成分が描出されているのですよね、T1とT2とで同じように描出されるは何故でしょうか?
もう一点だけお願いします。脂肪成分ならT2では低信号にならないのでしょうか?

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ベストアンサーに選ばれた回答

編集あり2010/4/1801:53:04

頭部=頭蓋骨と解釈してお答えします。
頭蓋骨には内板と外板があり、たしかにその部分はT1WI・T2WIで強い低信号として描出されます。
しかし内板と外板の間には板間層が存在し、ここには骨髄があります。骨髄の脂肪成分はMRIでしっかり描出されますよ。

椎体も同じです。内部(というか、一見椎体のほぼ全体)は骨髄の信号を示しますが、よく見ると椎体の辺縁にはうすーい無信号の層があるはずです。これが骨皮質です。

したがって、頭蓋骨も椎体も同じ理屈で描出されています。純粋な骨成分は低信号~無信号。骨髄成分は髄内の脂肪の量に応じた信号です。
(つまり黄色髄化した成人では脂肪信号ですし、小児や、病的状態で再赤色髄化した成人では相対的に低信号になります)

同じ部位のMRIと骨条件のCTを両方撮影している症例を探して、比較しながら読影すると勉強になりますよ。

★補足に対して回答します

・同じように描出されている「ように見える」のは、偶然そのようにコントラストとウィンドウ幅がセッティングされているからです。コンピュータのモニタ上で画像を御覧になっているのなら、マウスで表示条件を変えてみてください。終板付近の骨髄や、骨梁構造が粗な症例では、同じ骨髄でもT1WIとT2WIで描出のされかたが違いますよ。脂肪と併存する血液成分の含有率で差が出るはずです。

・仰るとおり、脂肪成分は本来のSE法ではもっと等信号~やや低信号寄りに描出されてもよいかもしれません。しかし現在標準的に用いられている撮像法は、SE法と概ね似た信号パターンを示しながらも、ずっと高速な撮像を可能とするFSE法というものです。このFSE法の特性によって脂肪が高信号化してしまうのです。原理を勉強したければj-coupling, magnetization transferで調べてみてください。教科書で学ぶなら『MRI「超」講義』か、より本格的な『標準MRI』がよいでしょう。

質問した人からのコメント

2010/4/19 09:25:50

私はMRI一年生で、同僚・先輩・メーカーのアプリの方にも助言を求めたのですが、なんとなくの回答が多くて・・・。アプリの方は「骨の密度・厚さ・大きさの問題」と言っていました。初心者の私にはそのヒントから正解を導く事が出来ませんでした。教科書は3種類あるのですが、どれもこの件に関しては参考になりませんでした。bandersnachiiさん、何者かは勿論存じませんが、あなたは正に達人です。本当にありがとうございました。

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