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今、吉川英治の宮本武蔵を読んでいます。 昭和に書かれたものであるのに文章でも口...

yaaaan7さん

今、吉川英治の宮本武蔵を読んでいます。
昭和に書かれたものであるのに文章でも口語でも、昔の言葉づかいが多いですが(~候など)、吉川英治氏は江戸時代の言葉を勉強し、書いたのでしょうか

話が書かれた昭和期あのような言葉で話していたわけではないと思うので、教えていただけると嬉しいです。また、昔の口語などを勉強して書かれたのであれば、吉川英治氏の感覚で口語を書いている可能性もあるのでしょうか。
気になったので、よろしくお願いします。

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maditiurudiさん

吉川英治『宮本武蔵』と聞いては黙っていられない、お馬鹿なド素人です。5回ほど読み、内田吐夢監督の映画を十回ほど観たというだけです。

専門家でも何でもないのですが、ここでのいろいろな回答にもお薦めしたゆえ、<責任>上、下手ななりにも回答をお寄せしないわけにはいきますまい。

>吉川英治氏は江戸時代の言葉を勉強し、書いたのでしょうか。

<勉強>という言葉の定義にもよりますが、学校や師匠についてという意味なら、それは違うでしょう。

①宮本武蔵に関する江戸期の文献や史料を読み込み、ゆかりの細かく名所・旧跡を尋ねる
今でも、場所によっては、吉川先生が来られた、なんて話を耳にすることがあります。

②先行する多くの時代劇作品を読み、その文体や表現を学び取る。

③時代考証のため、その他の膨大な史料に当たる。

これが、<勉強>のすべてでしょう。これは、吉川英治に限らず、時代物を書かれる作家さんの基本的なスタンスかと。

別の所にも書きましたが、この作家が偉いのは、ほとんど学歴(小学校卒)もなく、時間的にも体力的にも非常に厳しい工員勤務の傍ら(もっとも学生時代、といっても小学生期ですが、その頃から文章に目覚めていたようです)、独学で、ここまで叩き上げられたことです。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%90%89%E5%B7%9D%E8%8B%B1%E6%B2%BB

私が愛読する『宮本武蔵』(1983、六興出版)には、初めに後の奥さんの吉川文子「思い出の記」があり、短いですが、執筆当時の苦労など、参考になります。

ちなみに、この作品に興味をお持ちなら、先述の内田吐夢監督の映画もぜひぜひ。

内田吐夢(脚本)『宮本武蔵記』(全五部作)(1961、東映京都) 原作:吉川英治 音楽:伊福部昭
中村錦之助/入江若葉/木村功/三國連太郎/丘さとみ/山本陽一/木暮実千代

流れが原作に忠実で、場面設定・時代考証、配役でも主役はもちろんすべての配役、沢庵の三國連太郎、又八の木村功、柳生宗規の田村高廣など、十数回観ても穴が見あたりません。

それに先行する、
稲垣浩(脚本) 『宮本武蔵』(全三部作)(1954、東宝) 原作:吉川英治 音楽:團伊玖磨 アカデミー外国語映画賞

三船敏郎/三國連太郎/尾上九朗右衛門/木戸光子/岡田茉莉子/八千草薫

は、主演の三船敏郎は捨てがたいのですが、又八の三國連太郎など、吐夢さんを観た上ではどうしても<違和感>が残ります。それに、三部作という時間の制限もあってか、脚本が、私的には<滅茶苦茶>で、原作から考えるとどうしてそうなるのと、頭が混乱します。いい映画ではあるのでいかにも残念です。

とちらも、ツタヤにあると思います。

ドラマは、役所広司さんのNHKには期待しましたが、脚本上、やはり期待はずれ。マイ・ベストは遠い昔、民放でやった市川海老蔵(先代、現團十郎)ですが、私も探していますが、DVDなど見つかっていません。現海老蔵さんのNHKは、???です。

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maomao1221qさん

吉川英治さんが生まれたのは1892年。明治維新から24年後のことです。
成人したあたりもまだ江戸時代生まれの方も多かったことでしょう
近代ではありますが現代ではないので娯楽や文章なども多分に江戸期のものが親しまれていたということは想像に難くありません。

kotori672007さん

最近はどうか知りませんけど、アニメ「サザエさん」のおフネさんの唯一と言っていい趣味は、「演劇鑑賞」って知っています?
このように昔は歌舞伎や狂言、講談など舞台芸能は比較的一般的でした。
「コンバット」のCMの人形浄瑠璃でも、節をつけた古い台詞回しでしょ?
そういうものを昔の人はたくさん見ているから(数少ない娯楽ですから・・・)、昔風(必ずしも、事実ではない)台詞回しが書けるし、読めるのです。

高島俊男は清水義範との対談で、「僕は戦前生まれだから口語も文語も苦にならないですね。どっちでも書けるし、読めます」と語っています。

オマケに吉川英治は好んで、漢文的文章や言い回しを使いたがるクセがあり、ああいった文章になります。これは「武蔵」によらず「太閤記」も「新平家」も変わりません。
それが独特の格調を生んでもいるのですが・・・・。

現代でも歴史小説を愛読している人なら、時代言葉はさして苦にならないですよ。
でも最近はそういった素養のない人が多いので、昨年の大河ドラマ「風林火山」でも、「セリフがよく分からない・・・!」と言う意見も多かったし、脚本家でもスムーズな時代セリフが書けない人が増えているようです。無理して書いたら、凄いトンチンカンな時代セリフだったりすることが多くて・・・・。

moca_in_cafeさん

宮本武蔵は読んだことがないのですが…参考になれば。
吉川英治は、小説家になる前に、川柳を学んでいますし、
新聞社で働いていた事もあるので、
口語も文語も含めて、古語に親しみがあったのではないでしょうか

住まいの近所に、吉川英治記念館があります
そこのHPを載せておきますので、参考になされて下さい。
http://www.kodansha.co.jp/yoshikawa/

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