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グルジアでの戦闘は、属国日本では、ロシア批判の材料にされるばかりですが、世界...

ky12192004さん

グルジアでの戦闘は、属国日本では、ロシア批判の材料にされるばかりですが、世界的にはどのような認識なのでしょうか。

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xyqzr35さん

旧ソ連からの独立以降、グルジアは一貫してロシアと一定の距離を置き、欧米との関係強化を打ち出してきた。特に、2004年に就任したサアカシュヴィリ大統領は、より一層の親欧米路線推進を明確にしており、軍事的には2008年のNATO(北大西洋条約機構)とEU(欧州連合)への加盟推進、ロシア語教育の廃止、ロシア帝国からソ連邦時代までのロシア支配の過酷さと抗露運動の歴史を教える記念館の開設、同じく脱露路線をとるウクライナ、モルドヴァ、バルト三国との連携にもこうした路線が表れている。また、対露強硬派で知られるアメリカの新保守主義者との協力も深めているとされる。また、グルジア軍も、NATO側兵器による近代化やアメリカ軍などとの共同軍事訓練を行うなど関係を深めている。

一方、地政学的にみたグルジアは、ロシアにとってカスピ海産原油パイプラインの存在等、中央アジア原油利権等と密接な関わりがあり、南の玄関口黒海へ連なる要衝に位置する。そのため、ロシアはソ連独立以降、グルジアの「脱露、親欧米路線推進」路線には常に警戒感を抱いており、両国の関係は急速に悪化している。2006年9月27日、28日には、グルジア国内駐在のロシア軍将校6名をスパイ容疑で拘束する事態が発生、ロシアは報復として、グルジアに対するビザ発給の停止や国境線の封鎖等の報復処置にまで発展した。

また、対チェチェン政策を有利に推し進めたいロシアにとって、チェチェンの周辺国を親ロシア勢力で固めることは、中央アジア原油利権への一定の影響力強化につながるだけでなく、ロシア南部における安全保障の観点からも非常に重要である。そのため、ロシアは、グルジア国内のアブハジア自治共和国独立、南オセチア自治州のロシア・北オセチア共和国への編入を後押しすることで、カフカースにおける親ロシア勢力拡大に努めている。グルジアにとって、こうしたロシアの行動は自国領に対する主権侵害以外の何物でもないため、これがさらなる両国間の確執をもたらすという悪循環を生んでいる。

昨今の原油価格高騰や同じ脱ロシア、親欧米路線推進を掲げるウクライナ等近隣諸国の動向、さらには欧米の対ロシア政策の思惑も絡み、グルジアとロシアとの緊張は当面続くものと思われる。

2008年8月28日、グルジア議会は政府へロシアとの外交関係を断絶するよう求める決議を全会一致で採択した。8月29日、バシャゼ外務次官はロシアのアブハジア自治共和国と南オセチア自治州の独立承認に対しロシアとの外交関係を断絶すると発表した。

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