ここから本文です

「特許」と「著作権」の違いを教えて下さい(>_<)

質問者

freshsince1924さん

2009/5/521:39:18

「特許」と「著作権」の違いを教えて下さい(>_<)

閲覧数:
9,558
回答数:
1
お礼:
25枚

違反報告

ベストアンサーに選ばれた回答

kyotocosさん

2009/5/522:57:33

両者とも、知的財産権=無体な財産を保護する権利という点で共通しますが、以下の点で異なります。

特許とは、技術的なアイデアを保護するものです。これに対し、著作権はあるアイデアの「表現」を保護するものです。特許はアイデアそのものを保護対象とするのに、著作権はアイデアの表現を対象とする、ここに本質的な違いがあります。
また、上記のように特許は「技術的な」アイデアに保護対象が限定されているのに対し、著作権は文芸、学術、美術、音楽にその範囲を限定している点も異なります。したがって、特許権と著作権が重複する分野はあまり多くないのですが、最近ではコンピュータープログラムなど両方の範囲に入るものも出てきています(他には、技術的な形態なども、その表現に創作性があれば著作権でも重複して保護され得ます)。

手続き的な面では、特許は出願をして特許庁の審査を受けなければ登録になりませんが、著作権は、条約の要請により、権利の発生に一切の手続きを要しない点で異なります。つまり、著作権は創作した時点で勝手に発生していますが、特許は発明後にわざわざ書類を作ってお金を払って審査を経なければ権利が発生しません。ちなみに特許法の所轄は特許庁ですが、著作権法は文化庁です。

権利侵害の場面では、特許には公示の制度があるため、その特許権を知らずに実施してしまっても、権利侵害になってしまいます(事前に調べなかったのが悪いというのが特許法の立場です)。これに対し、著作権には公示の制度がないので、その著作物を知らずに独自に創作をした場合は、侵害になりません。
なお、刑事罰においては、著作権侵害罪は親告罪なので、権利者が告発しない限り逮捕や起訴されることはありません。特許権侵害罪は検察が勝手に判断して逮捕・起訴されます。

そもそもこの2つの何が違うかといえば、法律の目的が違います。特許法は「産業の発展」を目的としていますが、著作権は「文化の発展」を目的としています。それゆえ、権利者保護の範囲も上記のように異なるのでしょう。

ちなみに「著作権」という権利は、実は存在しません。著作権法に規定される様々な権利(複製権や翻案権、公衆送信権など)をまとめて著作権と呼んでいます。なので、「著作権侵害」というのは正確ではなくて、本当は「複製権侵害」や「翻案権侵害」などと言わなければいけません。特許権の場合は「特許権侵害」で大丈夫です。

質問した人からのコメント

2009/5/5 23:14:57

驚く すばらしい・・・どこで勉強されたのですか?ある程度自分で調べていたのですが、モヤモヤした部分がありました。一回で理解できました・・・
またの機会もよろしくお願い致しますm(__)m

ちょい足しを取り消しますが
よろしいですか?

  • 取り消す
  • キャンセル

Q&Aをキーワードで検索:

Yahoo! JAPANは、回答に記載された内容の信ぴょう性、正確性を保証しておりません。
お客様自身の責任と判断で、ご利用ください。
本文はここまでです このページの先頭へ

ID/ニックネームを選択し、「追加する」ボタンを押してください。

閉じる

※知恵コレクションに追加された質問や知恵ノートは選択されたID/ニックネームのMy知恵袋で確認できます。

ほかのID/ニックネームで利用登録する