解決済みの質問
「機能の整合性」についてのわかりやすい解説が知りたいです
「機能の整合性」についてのわかりやすい解説が知りたいです
ある本にて、『機能の整合性がとれていると外部設計や内部設計がスムーズに進みます』と書かれているのですが、機能の整合性って一体なんなんでしょうか?
僕の中では~…機能が木構造にきれいに細分化されていって他の機能と重複されていることがない状態、が機能の整合性がとれていることなのかなぁ~っと漠然と思っています。
それでは逆に機能の整合性がとれていないというのは?となるとよくわかりません。
具体的な例があると「なるほど!!」な気持ちになれるとおもうのですが…
どなたか、教えていただけ無いでしょうか、よろしくお願いします。
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- 質問日時:
- 2009/6/8 20:59:48
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- 解決日時:
- 2009/6/11 23:22:52
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ベストアンサーに選ばれた回答
「機能の整合性」ですか、それはあまり上手い表現ではない気がしますね。悩んでしまいますものね。
私の専門は医学なのですが、たとえば人体の構造で「喉頭蓋」というものがあります。
気管の入り口にかぶさる蓋のことなのですね。物を飲み込む時にこれが倒れて気管に蓋をしてくれるので、食べ物が間違って気管に入ることがないわけです。物を飲み込む時には、だから呼吸が止まる仕組みになっているのですね。
とりあえずそういう仕組みがあるのですが、それでもむせたりすることはあるし、ひどい時にはモチが喉につまって窒息してしまったりします。喉頭蓋というものの機能はいちおうあるのですが、問題があるようです。どういう問題かを考えると、ここでは「飲み込む」という機能と「呼吸する」という機能が互いに対立しお互いを阻害するようになっていることが問題なのではないか、と思います。これが「機能の整合性が取れていない」状態ではないでしょうか。
実は物を飲み込む時に呼吸が止まるのは人間だけで、他の脊椎動物はぜんぶ、物を飲み込みながらでも呼吸ができるのです。人間は直立歩行をするようになる段階で、解剖学的構造に無理が生じて、呼吸のための経路と食べ物のための経路が重なってしまうようになってしまったのですね。なんとか喉頭蓋という仕組みをでっちあげたけど、あまり上手く機能していない……飲み込む経路と呼吸の経路を共有させるという人体の設計に、機能の整合性がないからだと思います。
人間以外の動物では、四本足で歩くという姿勢(外部設計)と飲み込む経路と呼吸の経路が分かれている(内部設計)とが、機能の整合性においてスムースに組み合わさっているのだと思います。
ですから、具体例を離れて一般化してこの表現の意味を考えてみると、ある条件を必要とする機能を盛り込んだ時には、それに反する条件を必要とする機能を同時に盛り込むことはできない(やってもうまくいかない)、ということだと思うのです。逆に、異なる機能であってもそれに要する条件が同じであればそれらが併存することもできるということにもなるでしょう。
建築には素人なので適切な例なのかどうかわからないのですが、たとえばエントランスの機能を果たすべき場所にいきなりキッチンを設置してしまうと機能の整合性がないのでわけがわからなくなってしまう。でも、キッチンからのゴミ出しや搬入という問題に即して「裏口」を設置するというのは機能の整合性があるし、その場合には裏口近くにガレージを設置することにも意味が出て来ることになる、と、そういったことではないでしょうか。水回りはやたらと分散しているより集中している方が良い、とか。
そのうえで「機能の再定義」ということもあるかもしれませんね。たとえばキッチンとはただ料理を作る場ではなく、ひとの集う場所であるとしてその機能を再定義すると、家の端ではなくてあえてリビングの中心にそれを設置するほうが「機能の整合性」がとれていることになるかもしれません。そういうふうに新しい設計というのは出来るのではないかと思います。
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- 回答日時:2009/6/11 23:17:06
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質問した人からのコメント
すごい胸のスッとする思いがしました!