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「賜りますようお願いします」は間違い?

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質問者

ryokufooさん

2007/1/2213:14:50

「賜りますようお願いします」は間違い?

 以前、知恵袋で「いただきますようお願いします」との表現は文法的には間違いで、「くださいますようお願いします」が正しいという回答を見た覚えがあります。
 では、「いただきます」よりもっと丁寧な「賜ります」を使った「賜りますようお願いします」も誤りということになりますが、「くださいます」よりもっと丁寧な表現はどうなるのでしょうか。それとも「賜りますようお願いします」は間違いではないのでしょうか。

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ベストアンサーに選ばれた回答

ka04zuさん

編集あり2007/1/2417:20:24

ご質問のような場合は、主語と述語が明らかになっていないと、お答えできません。
また、「いただく」「くださる」が、本動詞として使われているのかによっても、説明が
変わってきます。例えば、
「先生に教えていただきますようお願いします。」
という言い方には、敬語が正しく使われているか、というように。
できれば、「だれが」「いただく」のかだけでも明らかにしていただきたかったのですが・・・。
そのため、主語・述語として考えられるケースを私どもで挙げ、一つ一つ見ていくしかないので、
以下、長文になることをお許しください。

結論から言うと、「賜りますようお願いします」も「いただきますようお願いします」も、
文法的に間違っているわけではありません。
ただ、使い方を誤りやすい言い方なので、注意が必要だということです。

「くださる」や「いただく」「賜る」などは、前にも書いたように、主語が何かによってどれを使うかが
決まってきます。まず、それぞれがどんな意味なのかをきちんと把握しましょう。

「くださる」←「くれる」の尊敬語・・・他者の行為に用いる。
「いただく」←「もらう」の謙譲語・・・自分の行為に用いる。
「賜る」←「もらう」の謙譲語・・・自分の行為に用いる。※元は尊敬語だったが、現在では謙譲語。

さて、次の文を見てください。
①「先生に本を( )。」
②「先生が本を( )。」
③「先生に教えて( )。」
④「先生が教えて( )。」
それぞれの( )には、「いただく」「くださる」のどちらが入りますか。
「に」「が」という格助詞に着目すれば一目瞭然、①③には「もらう」、②④には「くれる」が
入りますよね。①~④に更に言葉(隠れている意味)を補ってみましょう。
①「私は先生に本を( )。」
②「先生が私に本を( )。」
③「私は先生に本を( )。」
④「先生が私に本を( )。」
ここで注意していただきたいのは、主語と述語の関係です。主語が「先生」の場合は述語に
「くれる」、主語が「私」の場合は述語に「もらう」が来ます。

以上は全く文法的な話ですが、ここから敬語の問題に入ります。上で「くださる」は「くれる」の
尊敬語、「いただく」は「もらう」の謙譲語と言いました。ですから、上の例文を敬語にしたければ、
①・③には「いただく」という謙譲語を、②・④には「くださる」という尊敬語を用いればいいわけです。

ここで、ご質問の文に戻りましょう。あっても無意味な「ます」は省略して考えます。

まず、「【いただく(くださる)よう】お願いします。」
これの【 】の部分を、敬語を用いない形にしてみましょう。
⑤「もらうようお願いします。」
⑥「くれるようお願いします。」
これらの主語は何(だれ)でしょう。それがないと、全くコメントの使用がありません。
もし、「先生に指導をしてもらうよう~」で、主語は「私」ですから、
「先生に指導していただくよう~」としてもかまいません。(現実には「いただけますよう~」
とした方が自然ですが。)
またもし「先生が指導してくれるよう~」なら、それを「先生が指導してくださるよう~」とします。
ただ、現実には、そのように話す相手が「先生自身」なのかそれ以外の人か、また指導を受ける
自分側の人間が「自分自身」なのかそれ以外の人なのかによって、敬語の使い方も微妙に
違ってきます。ですから、「いただきますようお願いします。」が正しい言い方なのか誤用なのか、
その文脈がわからないと、はっきりお答えできないのです。

また「いただく」「くださる」は、「前に「お/ご~」がついた形になると、また別な問題が出てきて
ややこしくなります。(一般に「お/ご~していただく(してくださる)」は、例外を除いて誤用とされ
ています。「お/ご」あるいは「して」の一方が取れた次のような形は正当と認められています。
「お読みしていただく。(くださる)」「ご指導してくださる。(いただく)」・・・×
「お読みいただく(くださる)。」「ご指導いただく(くださる)。」「読んでくださる(いただく)。」「指導してくださる(いただく)。」・・・○
なお、ご質問の文では文末を「~お願い申し上げます。」とする方がいいでしょう。

「賜る」の場合も「いただく」とほぼ事情が一緒です。ただ、「賜る」は「~してもらう」という意味の
補助動詞としては使われません。専ら本動詞として、「~を賜る」という語形になります。
上述のように、今では謙譲語として使われているので、
「(私が)先生からご指導を賜るよう~。」であれば○、
「(私に)先生がご指導を賜るよう~。」であれば×、
となります。

次のNHK、及び国のサイトをご参照ください。
http://www.nhk.or.jp/a-room/kininaru/2006/index12.html
http://www.bunka.go.jp/1osirase/pdf/keigo_sisin_houkokuan.pdf

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