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遺伝子検査 倫理的問題について

rikukaikuu716さん

2013/11/2717:07:36

遺伝子検査 倫理的問題について

今年の6月ごろ女優のアンジェリーナジョリーさんが乳房の摘出手術を行ったと聞きました。これは、遺伝子検査によって乳がんになる確率が80%ほどあるとわかったからだそうです。これにより遺伝子治療について世界中が注目し、多くの女性の方が勇気づけられたと思います。私もこの選択は正しかったと思います。
そんな中、先日また遺伝子についてのニュースを知りました
出産前に血液を調べるだけで、新生児の染色体異常がわかるそうです。これにより、実際に自分の子どもがダウン症にかかるか否か知ることができます。しかし日本の法律ではその検査を受けるには35歳以上の妊婦に限られるようです。
このことに関して、「年齢に関係なく検査を受けれるようにしてほしい」「ある程度、規制をかける必要がある」の2つの意見が出てくると思います。皆さんの考えはどうでしょうか?自分の立場を明確に述べて論理的に説明して欲しいです。また両方の意見でも構いません。このニュースについて詳しい方。答えてくださるとありがたいです。バイオについて詳しい方もぜひお願いします。
長文で礼儀知らずですみません。よろしくお願いします。

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編集あり2013/12/420:24:58

・前提
出生前の染色体検査が問題になるのは、それが妊娠中絶につながる可能性が高いとする観点から(検査だけで問題にされるわけではない)
人権は出生時に発生する(条理として胎児の段階では人権は生じない。今後変わる可能性あり)
日本では妊娠中絶は殺人である(堕胎罪)一方、原則として妊娠22週までの人工妊娠中絶を母体保護法で認めている(それ以降は胎児に意識が生じるためとされる)
一部の障がいをもった子供を妊娠した場合、母体に負担がかかり生命の危機にさらされる可能性がある

以上の点から、個人的にはすべての妊婦に対して検査を認め、妊娠22週以前であればそれに関する中絶も認める(検査そのものに問題は無し。問題は中絶の方)べきだと考えます。
これはあくまでも意識のない胎児より母体保護を優先した判断です。

胎児の人権については厳密に規定されておらず、ケースによって取り扱いが異なります。
また、障がいに対する差別を助長するものではありませんし、発生の時点で人の誕生と解釈している人々には反論の余地ありでしょう(宗教論争などの可能性あり)。

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lni0_0inlさん

2013/12/423:12:25

基本的に親となる夫婦が決めることで周りが意見するべきではないと私は考えます
(正しい情報を伝えるという条件が前提ですが)

ただ、これを許してしまうと歯止めが掛からなくなるはずです
遺伝子検査(染色体検査でなく)はダウン症だけでなく、他の掛かりやすい病気も判ってきます
重い心臓病の子は堕胎すべきか?、将来に乳がんになる子は堕胎すべきか?
軽い知的障害の子は? スポーツ音痴の子は? 天才でない子は?

将来に「IQ100しかない子を堕胎せずに産むなんて、あなたの親は偽善者だね」
そんなことを言われてしまう社会になっているかも・・・・・・

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docterhawkさん

編集あり2013/12/422:53:54

医師です。一児の父です。

私は出生前検査に反対の立場です。

私の子供の妊娠が明らかになったとき、3か月に入った時点で
担当産科医より「胎児エコーで項部組織の肥厚が見られる」
「この所見はダウン症(21トリソミー)との相関がある」と知
らされました。
ダウン症の子供が20歳以上まで普通に生存できている(社会的
なサポートは必要でしょうが)事実を考えれば、ダウン症である
ことを理由に「生まれてきてはいけない」とその芽を摘む=中絶
する ことは倫理的に許されないと思います。
結局、妻は羊水検査を受け、羊水中胎児細胞の検査で染色体異常
は検出されず、無事出産に至りました。ダウン症ではなく、健常
児でした。もし羊水検査で流産してしまったら、悔やむに悔やみ
きれない結果となったでしょう。出生前検査の限界を知っていた
私は羊水検査にも反対しました。しかし妻が強くそれを希望した
ため、母(となる予定)である妻の意向を尊重したのですが、も
し流産にいたっていたら私は妻と夫婦でいられ続けたか疑問に思
います。

ダウン症のような予後が比較的良い先天異常でなく、もっと予後の
悪い先天異常、遺伝性疾患はどうか、について意見を述べます。
現代の医学は先天異常の有無にかかわらず、赤ちゃんを救おうと様
々な技術を発達させました。その結果として、以前ならたすからな
かったような低出生体重児や重症感染症の赤ちゃんが助かって健常に
成長できるようになった一方、人工的な手段で命をつないでいるが、
それが断たれたら生きていられないようなお子さんも増えてきてい
ます。赤ちゃんがどのような経過をたどるかは、現代の医学を以て
しても正確には分かりません。出生前ならなおさらです。
呼吸器に依存したり、口から食べられないのは、健常成人から見たら
確かに「かわいそう」に映ると思います。しかし、「かわいそう」
な状態になるのがわかっているから、生まれてくる前に命の芽を
摘むことは「かわいそう」ではないのでしょうか?まして呼吸も摂食
も問題ないはずなのに間違った検査のために命を摘まれてしまう可能性
があるとしたら?

医師である私は、かわいそうと思ったら何らかの手段を講じることができ
ますので、何もできない自分に嫌悪感を抱くことはありません。また、医
学の限界を理解していますので、最終的に救えなかったとしても受け入れ
ることができます。
しかし、世の中の多くの方はかわいそうと思う事しかできません。残念な
がら全ての人が医療のプロフェッショナルでない以上、それは仕方がない
事です。しかし、だからといってそのような人たちが「障害があるなら生
まれてこない方がいい」と主張する、あるいはその意見を支持するいうの
は論理が飛躍しています。障害をもってうまれた子供にどこまで社会で
サポートするか、という議論をするのが常識的な倫理観でしょう。

私は、医療の進歩に伴い、「医療には限界がある」「救えない命はない」
という概念が浸透してしまっていることが背景にあるのだと思います。
障害をもって生まれたとしても、救えるときは救えるし、救えないときは
救えない。それを受け入れることができない人が増えている。だから障害
があるなら生まれてこない方がいい、などという議論が出てくる。
生まれつき持った障害に手を尽くして限界になったら手を引くのと、障害
があると予想される命をあらかじめ摘み出生後の障害に対する医療を減ら
す、いずれが倫理的に真っ当か、という議論です。

私は医療従事者なので迷わず前者を選びます。
社会に後者の意見が増えてくることは恐ろしいことと感じます。
日本にはかつてハンセン氏病患者さんを隔離し、断種を講じてきたという
闇の歴史があります。障害のある胎児を排除するという考えは優生学に通
じる恐ろしい考えです。
私はこどもの障害を予測しようという出生前検査に反対しますし、障害を
もった子供に適切な医療が施されることを強く望みます。
障害を持ったこどもにどのようなケアをするか、という議論は別に行われる
べきでしょう。

初期の胎児に人権はないという考えは決して大多数ではありません。
ローマ教会は昔から胎児の人権を認め、堕胎を罪としてきました。
今では受精卵に人権があるという考えも普通にあります。
不妊治療の現場では子宮に戻す卵子の数を制限する指針がとられています。
これは母体のリスクを減らすことが第一ですが、胎児の命が妊娠中に失わ
れるリスクを減らすという意義もあります。
私はクリスチャンではありませんが、命を選別するのは人間として許され
る行為ではないと思います。親が自ら求めて作った命に、「お前はいら
ない」ということの身勝手さを考えれば当然です。子供を欲する、あるい
は子供ができる可能性がある行為をする以上、結果についてきちんと責任
を取るのが大人の義務です。私たちはそうした先祖から命を受け継いでき
たはず、と信じています。

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