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セカンドオピニオンを受けたほうが良いですか? 先月表参道の伊藤病院で母が甲状腺...

ikuikuharuharuさん

2011/2/1622:56:02

セカンドオピニオンを受けたほうが良いですか? 先月表参道の伊藤病院で母が甲状腺腫瘍で甲状腺全摘出手術を行いました。手術前に主治医が肺転移の可能性があるとの事で、やはり腫瘍は悪性でした。

昨年7月に甲状腺腫瘍で伊藤病院にかかり始めて、腫瘍が約10cmと巨大だった為摘出手術を受ける事になりましたが、ベッドが満床という事から結局今年の1月まで待たされました。術前に肺のCTをとったところそれまでは異常が無かったのに肺に影があると言われ、入院後に急遽甲状腺の全摘出に変更(この時点ではまだ良性か悪性かはわからないがおそらく悪性だろうという事で)になりました。 手術は一応成功したようで、退院後本日初外来で病理の結果やはり悪性(濾胞癌)との事でした。癌が確定したので、今度は放射線ヨード治療を行うことになったのですが、ここでまた入院が10月まで待たなければいけない状態です。こんなに遅々として進まない治療で肺に転移した癌は大丈夫なのか不安です。

ちなみに、私の主人も「前回の入院で待たされたから肺に転移したんだ!」と憤慨しており、今回も10月まで入院できない事を伝えたら転院を考えたほうが良いのではないかといっています。 私は近所の耳鼻咽喉科で医療事務をしているのですが、同僚の看護士にも「セカンドオピニオンを受けたほうが良いのでは?」といわれました。
入院中に心配だったので主治医と面談して肺転移は放置していても大丈夫なのかと質問したところ「CTでも少し影が出るくらいだから大丈夫です」といわれ、「他院にいっても検査をしても判断がつかないと思いますよ」といわれてしまいました。
セカンドオピニオンは主治医には内緒で受ける事はできるのでしょうか?もし受けれるのなら受けてみたいのですが...。また、セカンドオピニオンでお勧めの病院はあるでしょうか?

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docterhawkさん

2011/2/1701:35:33

耳鼻咽喉科医です。

甲状腺癌は他の癌に比べ極めて予後良好な癌で、10年生存率が
90%を越えます。また、肺転移があっても一定期間の生存が可能で
放射性ヨード治療などの治療法があるため、遠隔転移があっても手
術を行う例外的な癌の一つです。
通常癌の治療では遠隔転移があると手術を行いません。手術をしても
寿命が延びるわけではなく、体力が落ちて生活の質が低下するからです。
一方、甲状腺癌は肺転移があっても一定期間の生存が期待でき、手
術によって呼吸・発声・嚥下機能の悪化を防ぐことが出来ます。つまり、
手術は「疾患を治す=癌で死なないようにする」よりも「将来大きくなって
呼吸困難や発声・嚥下困難などを来たさないようにする」事が目的です。

後から遠隔転移が明らかになるケースのほとんどは、疾患が明らかになった
時点で既に遠隔転移を起こしていると考えられています。今回の患者さん
の場合も、手術を勧められた時点で既に肺転移があった可能性が高いです。
残念ながら甲状腺腫瘍が10cmになるまで放っておいた時点で、肺転移が
既に存在し、疾患として治癒困難になっていたと考えざるを得ません。
「早く手術しなかったから遠隔転移した」のではなく、「治療に入る(=病院に
来る)のが遅かったから転移した」という方が真実に近いでしょう。恐らく受診
してすぐに手術を受けられたとしても、術後に肺転移をきたしていたでしょう。

>肺に転移した癌は大丈夫なのか不安です。
濾胞癌が遠隔転移をきたしてもすぐに生命の危機を来たすわけではありません。
他施設で指摘できない、と言われるレベルなら、恐らく臨床症状が問題になる
までは相当の期間がかかると思います。
残念ながら甲状腺癌に薬物療法、外照射による放射線療法の効果はほとん
どありません。放射性ヨード治療も腫瘍増大を抑える効果はありますが、癌が
「治る=消滅する」わけではありません。放射性ヨード以外に治療がないわけ
ですから、定期的にヨード治療を受ける以外は、今しても大きくなってからしても
変わりません、という事になります。どちらかというと症状が出ない期間にご自身
が希望されることを出来るだけする、というのが望ましいと思います。
元気な期間を病院に通って浪費するのはもったいないですよ、という話です。

>「前回の入院で待たされたから肺に転移したんだ!」
伊藤病院は甲状腺の手術症例数が全国で3本の指に入る名門病院です。
恐らく、「名医の治療」を期待されて受診されたことでしょう。伊藤病院のような
病院なら半年待ちは珍しくありません。ベッドが満床になっているのも、一人数
日間の入院でたくさんの患者さんが入院・退院しているという事であって、「待っ
てもいいからここで」という患者さんがずっと順番待ちをしているわけです。
そのような病院を選んだのは患者さん自身であり、待った結果手術が遅れたと
しても、病院が意図的に患者さんを差別したという事実がない限り、それは自己
責任です。「待たされた」のではなく、患者さんの意志で「待った」のです。
きついいい方になりますが、「悪性腫瘍を疑われていたのに、なぜもっと早く手術の
出来る施設に行かなかったのですか?」という話になってしまうのです。

今後受ける放射性ヨード治療も、9ヶ月待ちという事が分かっているなら、他の
施設への転院を希望していっこうに構わないと思います。
ただ、病状がきちんと伝わらなければ治療を引き受けてもらえませんので、主治医
から紹介状、必要な資料をきちんと受け取って受診してください。
セカンドオピニオンである必要は全くなく、単なる紹介による転院(転医)でかまい
ません。

>セカンドオピニオンは主治医には内緒で受ける事はできるのでしょうか?
この掲示板でよく見かける勘違いですが、セカンドオピニオンは「主治医以外の施
設を受診する事」ではありません。「主治医と同じ資料に基づく第2の臨床的判断
を仰ぎ、治療方針を決める参考にする事」で、主治医から資料の提供を受けなけ
れば(=内緒なら)セカンドオピニオンになりえません。
主治医の意見(=ファーストオピニオン)と対等なセカンドオピニオンではなく、主治
医以外の医師に診て欲しい、ということなら正直にその旨を伝えて施設を移ればいい
と思います。ただ、天下の伊藤病院の治療に満足できない患者さんを「満足させる」
と言い切れる医師、施設が国内に何件あるか非常に怪しいと思います。

表現がきつめになっている点はお詫びします。
現状で出来るベストな選択をするためには、冷静な判断が必要です。
感情に任せず、事実を受け止めながら冷静に判断される事をお勧めします。
移る事により本当にメリットがあるのかも良く考えてください。

病院を移りたい時は正直に言っていただいて構わないでしょう。
なるべく感情を抑えて、淡々と話されることをお勧めします。

お大事にどうぞ。

質問した人からのコメント

2011/2/23 14:18:39

降参 とても詳しく解説いただきありがとうございました。
早速、母親にも説明し、納得したようです。私も腹をくくりあせらず対処して行こうとおもいます。
補足説明をしていただいた方もありがとうございました。確かに特殊な病室でなければいけないので、入院待ちをするのもあたりまえですね。
お二人の回答は本当に参考になりました。ありがとうございます。

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fireball11dsさん

2011/2/2021:36:09

放射線治療医です。
doctor hawkさんの意見におよそ賛成ですが、すこし補足させていただきます。

ヨード治療は特殊病室がないと治療できないため、治療できる施設は非常に限られております。
どの施設も大変混雑しており、半年待ちくらいはよくあることです。(一年以上待つ施設もあります)
ですので、転院したとしても、その間のロスを考えると、さほどかわらないと思います。

なぜそんなに待つのか?とよく質問されますが、日本はそういう医療体制としかいえません。治療病室を持つと、病院は赤字を余儀なくされますので、多くの病院は持ちたがらないのです。

ちょい足しを取り消しますが
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