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文学を卒業論文で扱う予定なのですが、そもそも文学作品について論じるというのは...

質問者

watayuki22さん

2008/4/2220:50:09

文学を卒業論文で扱う予定なのですが、そもそも文学作品について論じるというのはどういうことなのでしょうか??いままでにない新しい意見や見解、批判を述べなくてはいけないのでしょうか?

文学を論じる方法や論文の構成などを教えていただきたいです。

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mdrdk748jpさん

2008/4/2301:05:22

学会の趨勢など見ていると、文学についてある程度学術的に論じようとするとき、大雑把にわけると、いま三つの立場があるように思います。

それぞれ、実証派、テクスト派、政治派、とでも呼びましょう(世の中でひろくこういわれているわけではなくて、あくまでわけてみるとこうなるんじゃないかということ)

まず、あるいは歴史派といってもよいんですけど実証派は、文字通り、作者の伝記的事実や、その当時の社会の状況、 その作者に特有のものの見方などとひきつけて、作品世界を理解する立場です。もっとも正統的な研究のやりかたです。

テクスト派というのは、記号論とかの現代思想に強く影響を受けて出てきた立場で、「作者」と「作品」を切り離して考え、「作品」を、それだけで自律したものとして、読解していく立場を言います。

政治派というのは、フェミニズム批評や、カルチュラル・スタディーズの影響を受けて出てきた立場で、作品の中にある、「父権性」や「オリエンタリズム」を、批判的に読解していくような立場を言います。

テクスト派や政治派のような論文がおもしろいと思うのならそういう風に論文を書いてもよいのですけれど、ぼくは卒業論文くらいなら、実証を重視して研究をすすめたほうがうまくいきやすいし、同時に勉強にもなってよいと思います。実証を重視してひとつの作品を論じるためには、その周辺の人物や作品などに対しての、ある程度俯瞰した視点を持つ必要があり、そういう視点を得ようとした結果、その作品を中心に、その時代に対してもある程度まで深い理解ができるようになっていることが多い。

まず、ある程度、古い作品なら、必ず先行研究というのがあります。
それを論文検索データベース「cinii」などで検索してみて、図書館のレファレンスを通じて入手し、ざっと目を通してみる。
そうすると、この研究者はこう論じているけど本当かなあ、と疑わしい論文もあれば、おっなかなか自分がこの作品から受ける感じと近いことを言っている、と思う論文もあるでしょう。
いくつか読むうちに、あれ、こういう視点から論じられてもいい作品なのに、そういう論文があまりないし、あっても十分ではない、という点を発見すること、そこが研究の出発点になります。

つまり、あんまり先行研究が多すぎる作品(漱石『こころ』とか)も、あんまり先行研究がなさすぎる作品もやりにくい。
先行研究が多すぎると、それらの先行研究につけくわえるべき点というのを見出しにくいし、少なすぎると基礎的な資料から自分でつくらなくてはならない。

それと、あまりにも大きなテーマ(「明治期の作家と画家の相互影響」とか)を設定しすぎたり、逆にあまりにも小さいテーマを設定してひろがらなかったりするのもよくないです。

「論文の書き方」のような本はたくさんあるからどしどし読んでみればいいでしょうけど、文学を論じるというのはどういうことかというのを、実地に教えてくれる本では、例えば、ジャン=ジャック・オリガス『物と眼』などがよく、読むと参考になると思います。

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primritt11さん

2008/4/2920:51:19

卒論では新しい意見などを書く必要はないみたいですよ。ただその過程の方が大事みたいです。
基本的な構成としては以下のような形になると思います。
1、序論(テーマを選んだ理由など)
2、本論
3、結論(本論を総じての結論のまとめ)
書く過程としてはあたしの場合は、まず自分の決めたテーマに関する記述のある原文を全て書き出しました。そしてテーマに関して述べられた文献を読んで、総合して自分なりの結論を導き出しました。あとはテーマに関する一般論・知識を書いて、他の作品と比較などして、書き上げました。

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momomga090さん

2008/4/2517:10:14

>文学作品について論じるということはどういうことなのでしょうか?
・・・難しく考えず自分の興味をもったことを掘り下げてみるのがいいと思います。例えば・・・
①好きな小説の作品に出てくる登場人物の性格分析。例えば「源氏物語」なら沢山の女性が出てくるのでその中の興味をもった人物を比較してみてもいいし、現代女性と比較してみてもいいし。コンスタンの「アドルフ」は若い男に誘惑される年上の女の苦悩を書いた作品ですがこれと、六条の御息所とを比べそれぞれの作者がどのような考えで主人公を描いているかを比較してみるとか・・・・

②「ギリシャ神話」と「日本の神話」の類似性と相違性についてとか

③その文学が書かれた時代背景がどのように作品に投影されているかとか

・・・論じる観点を決めて関係書物を集め、自分の考えをまとめていく。方法は上の方が詳しく書かれていますね。
卒論の書き方は授業で教わるんじゃないかな?私の時は、(1)イントロダクションで自分が卒論に選んだ理由・何について論じたいか、どういった順番で結論まで述べていくか~を簡単に説明して (2)本文で参考文献などをひきながら自分の考えを述べていき、(3)結論を述べる(まとめ)・・・みたいな構成で書きなさいって言われましたが。

>いままでにない新しい意見や見解、批判をのべなくてはいけない?
勿論、新しい意見・見解が述べられれば素晴らしいですが、それが出来ればあなたは学生ではなく研究者の仲間入り,卒論担当教授と同等、もしくはそれ以上です~w(@ _@)w

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