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なぜ中古本を買っても作家に印税が払われないんですか?

antarasu12さん

2017/2/1120:51:06

なぜ中古本を買っても作家に印税が払われないんですか?

知恵袋の過去の質問を覗いてみると、二重取りになるから、という指摘がありましたが、

例えば音楽なら、さすがにCDの中古品で著作権料は取られませんが、結婚式披露宴で買ったCDの音源を再生するだけで著作権料を支払う必要があります。

他にも作者に入る印税とは性質が違うと言えばそれまでですが、消費税は中古品に対しても一律にかかります。

特にライトノベルなどは発売後日にブックオフに並んでいることもあります。
出版不況と言われる時代ですし、作家を大切にすべきだと思うんですが、なぜ中古品に印税が入るようにしないんでしょう。

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ベストアンサーに選ばれた回答

2017/2/1211:55:16

>なぜ中古品に印税が入るようにしないんでしょう。

「管理が面倒だから」です。
実際のところ、以前から中古書店業界側は、「何らかの形で
利益を還元してもいい」という提案はしています。
が、出版業界側には、それを処理する機能がありません。
還元された利益を分配するには、「著作権者がだれか・
どこにいるのか」を把握していないといけません。
が、これがわからない作品が相当数あるので、還元されたとして、
適切に処理することが不可能です。

>例えば音楽なら

誤解があるようですが、出版物でも全く同じです。
中古で買った本でも、その「内容」を使用するのであれば、
許可がいりますし、権利者が請求するなら、使用料がかかります。
単に、それを徴収するシステムがないだけです。

音楽業界には「JASRAC」という、強力な著作権管理団体が
あります。
彼らの存在によって、例えば「数十年前に1曲だけヒットした、
すでに引退したミュージシャン」にも、楽曲使用料が
支払われています。
権利者の所在を追跡しているので、権利者が引退しても、
たとえ死んでいても、現在の管理者に支払っています。
その代わり、我々が「この楽曲を使用したい」という場合は、
JASRACに問い合わせれば使用できます。
自分で権利者が誰なのか確認して、その所在を探して、
契約について交渉する、なんて必要はありません。

出版業界にはこのような組織はありません。
では、各出版社が自社の出版物について、権利者の所在を
きちんと確認しているか、といえば、NOです。
フリーライター、退職した社員、引退した作家・漫画家などなど。
所在の知れない「権利者」が多数存在します。
「利益を還元」されても、「分配できない管理者」が
たくさんいるわけです。
かといって、分かっている範囲内だけで分配なんてしたら、
後から裁判沙汰になるのは必至です。
だから「できない」んです。
出版業界は、利益を還元されても、それを分配するような
システムがないんです。
なので、「新古書店に反対」みたいな主張には、「じゃあ
どうするのさ?」という提案がありません。
どうにもならない、と分かっているからです。

ちなみに、音楽の場合はJASRACに問い合わせれば使用できる、
と書きましたが、じゃあ出版物はどうなっているかというと、
「使用不可」の著作物が多数存在します。
著作者に連絡がつかないので、使用できないんです。
これらは「孤児著作物」と呼ばれています。
たとえば、質問者さんがTV関係者で、昔1冊だけ出版して
引退したラノベ作家の作品をアニメ化したい!と思っても、
出版社に問い合わせて、「その作家さんとは連絡が取れません」と
言われたら、それで終了です。
一応、法的には「相当の努力をもってしても権利者が見つからない」
場合は許可を得なくてもよいことになっていますが、かなり
高いハードルが設定されています。

「中古業界から利益を還元すべき」というなら、
まずその「受け皿」を作らないと、どうにもなりません。
で、「受け皿」を作るべき人は誰なんだろ?って話。

質問した人からのコメント

2017/2/13 13:57:17

納得です。

ベストアンサー以外の回答

1〜5件/5件中

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2017/2/1200:05:28

法律上、著作権の一つ「譲渡権」は一旦適法に譲渡されたら消滅するように規定されています。もし著作権料を徴収させるなら法改正が必要。

著作権は利用を許諾し著作権料を請求できるだけでなく、許諾せずに利用を禁止することもできます。許諾権ですから。
もし譲渡権が中古売買にも適用されたら、中古市場は壊滅するでしょう。権利者に許諾を得なければオークションで売ることもできなくなります。
許諾を得たくとも権利者不明や連絡が取れない場合も多いでしょう。

レンタルブックのように著作権料を徴収する仕組みができればいいですが、全権利者集めることはできないですから中古売買が非常に不便になります。中古市場は中古本屋だけでなくオークションやフリマなど個人が直接売買行っている場合もあります。権利者に連絡が取れても一般的に個人に対して許諾はしたがりません。じゃあオークションサイトに請求するかといえばそれもやりすぎ。

anyi8854135さん

2017/2/1121:21:50

本だけではなく、ゲームや洋服について考えると、これらも一度誰かが購入した後、中古ショップで販売されても、製作者には金銭のやり取りは発生しません。

これは、その品物をどうこうする権利は最初の購入者が購入した時点で移ってしまうので、その品物を中古ショップに売却したところで、製作者が口出しできる権利は無くなるからだと思っています。
そして中古ショップがそれをまた誰かに売っても問題ないのでしょう。

もちろん、ゲームについてはIDに紐づけされるようになったり、本もネットで売られるようになったり、時代は変わりつつありますが。

runa_4_jpさん

2017/2/1121:03:48

「その音楽を聴く権利」や「その本を読む権利」と一緒に売却した以上
そこからは徴収出来ません。


>特許権等の産業財産権や映画以外の著作物については
>一旦適法に販売されたものについては権利が及ばない(権利が消尽する)
と最高裁が判決を出した以上、基本的には無理ですねw



そもそも、作家がネットで出版可能な時代になりつつあるのだから・・・

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peg_51b_hjさん

2017/2/1120:58:07

>結婚式披露宴で買ったCDの音源を再生するだけで著作権料を支払う必要があります。

古本で買った本を元に演劇の脚本を書いて上演したり、朗読会を行って入場料を取ったりしたら、同様に著作権料を支払う必要があります。

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exhibit_10さん

2017/2/1120:55:15

印税が、そもそも「売れた本」に対して支払われるものではないためです。

出版社が、著作物を使わせて貰った作家に、印刷した数に応じて支払うものなので、古本には何も発生しません。
(現実的ではないですが、10万部刷って100冊しか売れなくても、10万部分の印税が支払われます)
新古書店などの取り扱いが著作権問題で取り上げられるのは、この理由によります。

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