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「コンコルドの誤り」について質問があります。 動物はコンコルドの誤りを犯さ...

質問者

pcdekiru1594さん

2008/7/1623:55:36

「コンコルドの誤り」について質問があります。

動物はコンコルドの誤りを犯さないように遺伝的に伝達していっていますが、人間は何度もこの誤りを犯してしまいます。

なぜ人間は、コンコルドの誤りに気が付かずにまた同じ誤りを何度も繰り返してしまうのでしょうか?

この誤りには、中に人間の思考形態に深くかかわるものがあるように思われますが、それは何だと思いますか?

100文字ぐらいにまとめていただけたらありがたいです。

出典は、長谷川 真理子 「新編 現代文」(明治書院) です。

よろしくお願いします。

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回答数:
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ベストアンサーに選ばれた回答

2008/7/1701:24:58

誤りを認めて修正するよりも、誤り続ける事の不利益の方を選んでしまう、ということですよね?

これは、誤りを認めることの辛さが、『自我』というものと深く関係しているからだと思います。

動物や子供には、誤りが損失をもたらす、という事実だけで修正するに充分な動機となりえるが、成人は、誤りの元となった自己の決定を否定する事が『自我』の正当性に関わる、という予測が働くために、(事が多くの他者を巻き込んでいればいるほど)誤りを認めにくい、と。

質問した人からのコメント

2008/7/23 21:51:45

なるほど~分かりやすい説明ありがとうございます。
これからは、自分もコンコルドの誤りを犯さないように考えて生きたいです。

ちょい足しを取り消しますが
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lo96969olさん

編集あり2008/7/1716:08:17

ヒト以外の動物がコンコルドの誤りを犯さない(少なくとも表面的にはそう見える)のは、それが進化の過程で生き残っていくのに有利だからですよね。一方、人でそれが頻繁に見られるのだから、コンコルドの誤りにもやはり進化的な意味があるのでしょう。ということは、「コンコルドの誤り」自体が適応的(進化の過程で生き残っていくのに有利だった)か、他の適応的な形質の副産物かのどちらかと考えられます。

まとめ
数字を持っていなかった我々の祖先の時代には、過去の投資と将来性を正しく予測することも計算することもできなかった。そのため、現代の我々が考える以上に損得計算はコストがかかり(または不正確で)、自分の記憶と短期的な利益から次の行動を決める方が全体としてはより良い判断を下すことができた。そのためそのような性質が進化した。コンコルドの誤りに捕らわれない生物は、全ての要因を考慮した上で合理的に判断を下しているのではなく、単にそのような誤りを起こせる生物学的な基盤(記憶力)を欠いているにすぎない。
これで200文字くらいかな?

ポイントは、人の思考法や能力は進化の過程で形作られてきたために過去の時代を考えないと理解できないこと。もし、すでに行った投資を判断基準に含める方が全体としてより良い判断をできるようになるなら、そしてそのメリットがデメリットをカバーできるほど大きいなら、(たとえたまにはコンコルドの誤りのような誤作動を起こすことがあろうとも)記憶に基づいて短期的な利益を追いかけるような思考能力が進化するだろうということ。コンコルドの誤りは経済学とかで想定する「常に完全に合理的な判断ができる人」と””比べたばあいには””非合理だけど、現実世界では常に非合理だとは言えないこと。
そのテキストは読んでないけど、長谷川真理子は進化生物学者だから、間違いなく「ヒトの思考能力は進化の過程で形作られてきた」という点を重視しているだろうと思う。

参考にしたのは以下のサイト
-----
質問セッションでは長谷川眞理子先生から,ヒトの意思決定の仕組みについて,言語と認知能力が発達したために過去の投資総量などを記憶できるようになり,それが逆に瞬間リターン以外を考慮してしまい,コンコルドの誤りなどを犯すようになったのではないかというコメントがあった.認知能力がある面でプラスに働き,別の面でマイナスに働くという説明だが,なぜこのプラスの局面とマイナスの局面が分離できないのかについてまでのつっこんだ話にはならなかった.
-----http://d.hatena.ne.jp/shorebird/20061220

さらに
アナバチはコンコルドの過ちを犯すか?結論-犯す。と言う論文の抜粋。ちなみにこの論文の著者は長谷川真理子がファンだと公言しているR.ドーキンス。
-----http://home.catv.ne.jp/pp/takapach/dokusho/concorde.htm

この論文の踏み込んだ解釈
-----非合理的判断の合理的理由
例えばDawkins & Brockmann(1980)は,ジガバチが埋没費用の誤謬にとらわれるという興味深い報告を行っている。ジガバチのメスは穴を掘って巣を作り,そこに餌であるキリギリス類を供給する。偶然1つの巣穴に2匹のメスが独立にキリギリスを供給していることがあり,お互いの存在に気付くと巣を巡る争いが始まる。争いの熱心さは,巣穴全体の餌の量ではなく,その個体の巣穴への投資量(キリギリスの投入量)によって予測できることが分かった。すなわち,たくさんのキリギリスを投入しているハチほど巣穴を巡る争いに熱心だったのである。

巣穴全体の餌の量を査定するのは非常に時間がかかるので,自らが投資した餌の量に応じて闘う戦略(“コンコルド戦略”)は時間的制約を考えれば限定的に合理的と言える。 ジガバチの巣の場合には,自らが投入したコストと巣穴に存在する餌の量は正の相関を示すので,コンコルド戦略は次善の策として有効に働いている。多くの場合,投資したコストと成功との間には正の相関があるため,合理的な判断を下すためにかかるコストを考えれば,埋没費用の影響を受ける行動は必ずしも非合理的とは言えないのかもしれない。価格の高いツアーの方が価値のあるツアーである可能性は高いだろうし,巨額の費用を投じたプロジェクトを完全に諦めてしまうことは多くの場合優れた判断ではない。
-----http://www.shudo-gakujyutsu.net/magazine/pdf/hum/hu47-1-04.pdf

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