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局地戦闘機 震電について

yesbannzaiさん

2009/8/1513:14:24

局地戦闘機 震電について

震電がもっと早くできていればより多くのB29を撃墜できたでしょうか?
武装は強力だったようでしたが・・・
しかし、震電は面白いというか、変わった形をしていますね(笑)

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編集あり2009/8/1517:59:57

30mm機銃4門の火力は特殊な40mmや75mm除けば日本最強といっても良い火力です。
この日本のオリジナル設計による機銃は発射速度が遅いので対戦闘機戦には不向きですが、相手が小回りの利かない大型機相手であれば震電の高速と相まって大きな戦果が期待できたでしょう。・・・エンジンさえ定格性能が発揮できれば。

なお震電の普通の飛行機を前後逆にした特徴的な形はエンテ型(前翼型)と言います。
新しい技術のように見えますが、実は人類初の飛行機であるライト・フライヤーと同じ形態であり、震電は先祖がえりした飛行機でもあります。

機首に前翼(カナード)を供えることがこの形態の特徴で、前翼式を採用すると
①尾翼が必要なくなるので機体の小型化が可能で空気抵抗を低減できること
②前翼が揚力の一部を負担するので主翼が縮小できること
と言ったメリットがあります。
また震電は推進式を採用したので、推進式機の利点である機首への火力集中や胴体と垂直尾翼をプロペラ後流圏外に置くことが出来ることによる速度・運動性の向上と言った点でもメリットがあります。

なお、全く同じ形式の飛行機がイタリア(S.S.4)とアメリカ(XP-55)で試作されていますが、どちらも設計の不十分さから低性能となり開発中止となっています。


sankaku162000さま
すみませんが少し訂正させていただきます。

>震電はプッシャー方式の実験機です
震電は前翼式機の試作機です。試験機はMXY6と呼ばれるモーターグライダーで、震電は本機の試験結果から前翼の効果が実証されたのを受けての試作機となっています。前翼式=推進式では無いことに注意してください。

>ドイツで開発済みのジェットエンジンを換装するのに有利な機体で、最終的にはジェットを考えていたのでしょう。
震電のジェット化計画自体「そういう話もあったよ」程度のことで、一応そうなったら石川島で試作中のネ一三〇を載せてみようか、600㎏程軽くなりそうだしというレベルまでの話です。

>松根油(しょうこんゆ)という松の根から精製した油をガソリンに混ぜて使っていました
松根油が実戦に投入された公式記録はありません。実戦投入を目指して準備中に終戦を迎えたというのが実際のところです。
日本機の性能低下は熟練工の不足によるエンジン及び機体の粗製化によるものです。確かにガソリンもオクタン価を下げる措置がとられていますが、松根油を添加した結果ではありません

ちなみに最近の研究では松根油でも水素等を添加することで十分当時の航空機を飛ばせるだけの能力があることが判明しているうえ、日本では石炭からの「人造石油」も開発されています。これらの研究には発端と経過はともかく近年では再評価の動きがあります。

>ちなみに、ジェット燃料は、灯油程度の能力でよいので松根油でも動いた可能性はあります。
ところがジェットエンジンはニッケルなどのレアメタルを大量に使うもので、エンジンの供給自体が油より困難でした。

質問した人からのコメント

2009/8/21 23:31:48

降参 大変詳しくご回答頂き、ありがとうございます。感謝です。

ベストアンサー以外の回答

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krc3412さん

2009/8/1714:09:06

震電の様な形の航空機は、エンテ型或いは先尾翼と言います。

エンテがプロペラ推力線の中に、抵抗が無く推力効率が良いので、
速度と上昇力が良くなる、と考えて開発されました。

推力が少なく飛行速度が低い機体は、水平飛行、上昇飛行時に、
前翼の揚力もプラスされますので、有利に働きます。

ジェット機の様に、推力を尾翼に当てる事が出来ない機体にも有効です。

欠点としては、
動翼がプロペラ後流中に無いので、低速での舵の効きが良く有りません。

前翼を大きくすると主翼の前に動翼がありますので、主翼に乱れた気流が
当ります。

震電は、エンジンが空冷の誉ですので、冷却が不足すると思います、
過給器も、2段2速ながら中間冷却器が無いので、1万メートルまで
上がれ無いでしょう。

PS、
ジェット機でも無尾翼機や三角翼機の、機動性や離着陸性能を
改善する為に付いているのであり、上昇下降は前翼にだけ、負担させて
いるわけでは有りません、主翼の後縁にあるエレボンを主に使っています。

2009/8/1614:49:56

機械系、性能は他の回答者に任せますが、量産化できなければ勝てません。よく、烈風が、疾風が活躍していればと言う声を聞きますが、マスプロ生産のアメリカ軍には勝てません。ガンダムのドズル中将の「戦いは数」の言の如く、アメリカ軍の(特にP-51)になぶり殺しに合うのが目に見えています。震電を量産できる工業力は、日本には無かったと思います。映画「俺は君のためにこそ死ににいく」にも描かれておりますが、熟練工はおらず20歳くらいの女の子が生産ラインにはいっていたのは事実です。当然、まともな戦闘機などできるはずがありません。よく仮想戦記などで震電が大活躍する場面を目にしますが、数が上のアメリカ軍機にはかてません。F8F、海兵隊のコルセア、P51マスタング、サンダーボルトなど大戦末期に活躍した米軍機は、平成の我々が思うより凄い飛行機だったようです。

qsdrthjiさん

編集あり2009/8/1611:35:31

震電の実用化は日本では無理だったか実用化できても初飛行からさらに数年かかったと思います。

震電には深刻な欠陥がいくつもあります。第一に真っ直ぐ飛べない。震電はプロペラのカウンタートルクが強くてテスト飛行では機体が傾いた状態での飛行でした。この問題を解決するだけでもかなり時間が必要だったと思われます。場合によっては再設計が必要。

oumumaruさん

2009/8/1523:29:41

確かに武装は強力です。
目標性能も実用高度12,000mで750km/hと迎撃機としては申し分ないものです。
ではこの高性能はどこから来るのか?根拠は何なのか?
それはエンジンです。
震電が採用しようとしていたエンジンは「ハ43」という三菱の野心的な典型的失敗エンジンです。中島の「誉」もカタログデータどうりの出力が出ることはほとんど無く故障の多いエンジンでしたが、これに輪をかけてひどいエンジンです。
実際誉への積み替え計画もあったようですが、ハ43にしろ誉にしろちゃんと性能発揮が可能なら、紫電改や疾風が十分に迎撃機として活躍できると言うことになります。

つまり震電が出来上がっていても性能低下と稼働率の低さに悩まされると言う、大戦末期の日本機の「お約束」に翻弄されるだけだと言うことは容易に予想できます。

ジェットエンジンは構造そのものが難しいわけではありませんが、日本が一番不得意な過給器系統の技術の延長上にあるエンジンですから、実用可能なレベルのものは100%当時の日本では作れなかったであろうと思われます。震電に載せる予定があったと言うよりも、載せやすい形をしているから、もしジェットエンジンが作れたら載せることが出来るんじゃないかと思ったと言うだけの話です。

2009/8/1513:44:06

詳しくは、ウィキペディアでも調べればよいと思いますが、震電はプッシャー方式の実験機です。
分かりやすく言うと、ゼロ戦などのプロペラ機は推力として自分が起こした風を自分の気体に当てる為、推力の無駄があります。ヘリコプターも同様です。
しかし、プッシャー方式は後ろにプロペラがあるため、推力を気体に当てず、無駄が少なく速度が上がる利点があります。
さらに、当時の主力である機銃を翼に配置せず、機種に集中配置する事ができ、翼内の燃料タンクを大きくする事が可能。
命中精度の高い火力を増強、しかも発射時の衝撃が操縦に与える影響も最小限に出来ます。
そして、当時、ドイツで開発済みのジェットエンジンを換装するのに有利な機体で、最終的にはジェットを考えていたのでしょう。

震電がもし、早く出来ていたとしても、大した性能は出せなかったでしょう。
当時は、良質なガソリンの量が不足していたため、日本軍は松根油(しょうこんゆ)という松の根から精製した油をガソリンに混ぜて使っていました。
その混合ガソリンの質が悪かった為、ゼロ戦などもすぐ調子が悪くなり、稼働率を下げていたというのです。
ガソリンをそのまま使った方が、結局、戦闘可能な期待は増えたという愚作でした。

そんな中、例え高性能な機体を開発したとしても、無駄でしょう。

ちなみに、ジェット燃料は、灯油程度の能力でよいので松根油でも動いた可能性はあります。

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