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1890年代の1ポンドって 何円になるんでしょうか?

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質問者

nax723723さん

2009/12/1008:34:46

1890年代の1ポンドって 何円になるんでしょうか?

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ベストアンサーに選ばれた回答

2009/12/1020:05:55

1890年代と一口に言っても、10年の間に物価が変わっていますから簡単には言えませんが……。

手元の資料によると、当時ロンドンに住んでいた最下層の労働者(ただし、定職を持って家に住んで、家族を持てる程度)の年収は、およそ40~50ポンド程度だったようです。
1900年ころの、年収55ポンドの家庭の家計簿を見ると、飲食費、家賃、光熱費だけで支出の70%を占めますから、かなり余裕のない生活と思えます。
年収が100ポンド程度だと、それなりに余裕のあるブルーカラーといったところでしょうか。年収が200ポンドをこえたあたりから最低限のホワイトカラーとして、メイドを一人雇って子供を学校に行かせるくらいの余裕が出始めます。
年収300ポンドの家庭の家計簿を見ると、メイドを2人雇い、旅行をしたり、本や新聞を買ったり、教会に20ポンドも寄付したりと、今で言えば中の上くらいの生活になりそうですね。

もちろん、モノの価値も違うので簡単には言えませんが、こうした例から考えると、1ポンドがだいたい20000円かもう少し上くらいと考えると、感覚としては近いように思えます。
なお、当時は今よりも貧富の差が激しかったので、その点も考慮に入れる必要があります。年収40ポンドというのは、今のワープアも真っ青の生活かと思えますが、それでも極貧の人と比べると天国のような生活だったようです。

おまけとして、当時の物価の例をば。

・郵便料金(普通の手紙);1通1ペニー
・イギリス-アメリカ間の航路:三等で7ポンド、一等で30ポンド程度
・辻馬車(今で言うタクシー):最初の2マイルまで1シリング、以後1マイルごとに6ペンス、1人増すごとに6ペンス
・地下鉄:2ペンス(距離に無関係の定額。2ペンスを「タペンス」と言ったので、ロンドンの地下鉄の愛称は「タペンスチューブ」といいます。
・国内電報:12語まで6ペンス、以後1語ごとに1+1/2ペニー
・新聞(大衆紙):1部1ペニー
・牛乳:1パイントで3ペンス
・黒ビール:ジョッキ1杯で2から3ペンス
・石鹸:1シリング半から2シリング

なお、1ポンド=20シリング、1シリング=12ペンス、(つまり1ポンド=240ペンス)ですので念のため。
余談ですが、こんなのもありました。
1ギニー=21シリング
1クラウン=5シリング。当時の1ドルとだいたい似た価値なので、ドルと呼ばれることもあったそうです。
1フローリン=2シリング
1ファージング=1/4ペニー
ほかにも、1ポンド金貨をソヴリンと言ったので、「○○ポンド」と言うかわりに「○○ソヴリン」と言うこともあったそうです。

質問した人からのコメント

2009/12/11 08:41:51

丁寧な解答ありがとうございました。

ちょい足しを取り消しますが
よろしいですか?

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