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文型「~んがため(に)」 恥ずかしながら、外国人が受ける日本語能力試験1級の問...

tkyk_hrsmさん

2007/6/2814:20:52

文型「~んがため(に)」

恥ずかしながら、外国人が受ける日本語能力試験1級の問題を間違えてしまいました。↓

● あのチームは、( )がためにはどんな手でも使ってくる。
1.勝つ 2.勝たん

答えは2.で「勝たんがためには」なのですが、私は1.で「勝つがためには」を選択してしまいました。
「勝たんがためには」=「勝つためには」というコトは調べられました。
つまり、「~んがために」の文型を使うときは、動詞の否定形(勝た・ない)を入れるのですよね?

例)
・社長にならんがために(=なるために)、いろいろな裏工作をしている。
・大学に進学せんがために(=進学するために)毎日必死でがんばった。
・事実を明らかにせんがため(=明らかにするため)、あらゆる手を尽くす。
・子供を救わんがために(=救うために)、命を落とした。

ここで疑問なのですが。

「社長になるがために」とも言えるのでは?と思い、ネットで検索してみると、
「なるがために」「するがために」等、動詞原型+「~がために」という言い方で、
「~ために」の強調のような意味でいっぱい使われていました。

ならば、文頭の「勝つがために」はなぜダメなのでしょうか?
そもそも、
動詞原型+「~がために」が、「~ために」の強調で使うのは合っているのですか?

もう一点、「子供を救ったがために、命を落とした。」と動詞の過去形を使うのは間違いですか?

長々と読んでいただき有難うございます。
どなたか、ご解説いただければと思います。

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ベストアンサーに選ばれた回答

2007/6/2814:40:52

これは、古典文法で考えるとわかりやすい。

『・・んがために』の『ん』は、意志の助動詞『む(~しよう)』である。

『勝つ+む』で、『勝とう』となる。

だから、『勝とうとするために』が『勝たんがために』となる。

『勝つために』なら、意志の助動詞は不要だ。

『社長になりたい』という意志を表したいから、『社長にならんがために』という表現になる。

『救ったがために』は、古語で言えば『救ひしがために』となり、この「し」は過去の助動詞『き』の連体形となる。
だから『救った』という過去になる。

なお、古語では『ため』自体に『・・のために』という意味がある。

だから、『君がため』という言い方になる。
そして、『動詞の終止形(原形)+がため』は成立しない。
というのは、『が』という助詞は、『の』と訳す連体修飾格の働きである。
だから『勝つがために』は、口語訳が『勝つのために』となって、日本語として収まりが悪くなってしまって誤りなのである。


『勝たむがために』の場合は、『が』は、体言(名詞)や連体形を受けることになっている。
この場合『む』は連体形となる。

だから、『勝つ』という終止形に近い表現、医師を伴わない表現として正しいのは、『勝つ』を名詞化して『勝利がために』『勝つことがために』となる。

質問した人からのコメント

2007/7/3 18:09:09

降参 お二方とも、ありがとうございました。
『勝つ』の名詞化で『勝利がために』というのもオッケーなのですね。
midya7500さんも、すごく簡潔で分かりやすかったです。
「~するがために」は誤用だったのですね・・・・

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ベストアンサー以外の回答

1〜1件/1件中

midya7500さん

2007/6/3007:36:09

「〈辞書形〉がために~」はありがちな誤用です。

「〈ない形〉んがために~」で、目的を、
「〈た形〉がために~」で理由をあらわします。

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