ここから本文です

裁判所書記官による仮処分登記の抹消

質問者

paris_love79さん

2007/7/1811:35:16

裁判所書記官による仮処分登記の抹消

保全仮登記がなされておらず
仮処分債権者が仮処分の登記に
後れる第三者の登記を抹消しなかった場合
登記間官が職権で処分禁止の仮処分の登記を抹消できない。

とあり
仮処分の効力が用いられたかどうか
登記官にとって明らかでないという理由までは分かりますが

仮処分の登記を入れておきながら
仮処分の効力を使わず
新たに登記を入れるとは
どんな場合があるのでしょうか。

閲覧数:
5,744
回答数:
2
お礼:
25枚

違反報告

ベストアンサーに選ばれた回答

abare_taizouさん

編集あり2007/7/1815:27:54

保全仮登記が無い処分禁止仮処分は、所有権に関する全て(保存・移転・消滅)の登記請求権を保全する為、又は所有権以外の権利に関する移転・消滅の登記請求権を保全する為に行われるものです。

YがXと建物の売買契約をしたのに、Xが建物の移転登記に応じない場合で、
①所有権保存 X
②1番抵当権設定 A
③処分禁止仮処分 Y
④2番抵当権設定 B
⑤差押(1番抵当権実行) A
⑥所有権移転 C
⑦3番抵当権設定 D
という登記がある場合を例にします。

Yが判決を得てY単独で、若しくはX・Yの共同申請で、X→Yの所有権移転登記をする場合には、移転登記と同時申請する事により、③に遅れた登記を仮処分の効力の援用として、Yの単独申請で抹消出来ます。

⑤の登記は、仮処分の効力が及ばない(先順位抵当権の実行)ので、単独抹消は不可能です。
登記の形式的確定力から、⑥⑦は、抹消しなければX→Yの所有権移転登記をする事が出来ませんから、これは必ず抹消されます。
④については、抹消申請してもしなくても、X→Yの所有権移転登記は、する事が出来ます。

当事者間の何らかの事情で、④はYが引き受けて存続させるという事は、有り得る事です。
仮処分に遅れる登記(権利)は、「相対無効」であり、「絶対無効」ではないからです。

③の登記は、本来、嘱託で登記されたのだから、嘱託により抹消されるべきものですが、X→Yの所有権移転登記と共に④⑥⑦が抹消されれば、仮処分の効力としてやれる事は全部やったという事ですから、③の登記を残しておく必要は全く無く、わざわざ裁判所の手を煩わせるまでも無いので、(不動産登記法111条3項の規定に基づいて)登記官の職権抹消で終わらせてしまうのです。

④が同時抹消されなかった場合は、Yが「仮処分の効力の援用として、やるべき事はこれだけだ(④は抹消しない)」と考えているのかどうかは登記官には判らず、残す積もり(何らかの契約でYが負担する義務を負っていて残さざるを得ない)なのか、うっかり消し漏れたか分りません。
(消し漏れなら、最早単独申請は不可能であり、共同申請又は判決による抹消が必要です。)

その様な状態で、登記官は「出しゃばって」③を職権抹消登記すべきでなく、④を残すなら、仮処分権利者から裁判所に③の抹消の申立をして、嘱託登記により、「原因 年月日抹消申立」の振り合いで抹消すべきなのです。
(資料に書いてなく断定出来ませんが、④をうっかり消し漏れて、後で共同申請又は判決による抹消をした場合は、不動産登記法111条3項の場合に該当せず、「③の職権抹消は、法律の根拠を欠くので出来ない」(16条1項)として、法務局から「嘱託登記の手続を取ってくれ」と言われるのだろうと思います。)

質問した人からのコメント

2007/7/18 15:51:46

降参 ありがとうございます。
よく理解できました。

ちょい足しを取り消しますが
よろしいですか?

  • 取り消す
  • キャンセル

このQ&Aで解決しましたか?質問する

閉じる

ベストアンサー以外の回答

1〜1件/1件中

編集あり2007/7/1814:39:27

抹消したくない場合ですね・・

あるいは、なにもないか

賃貸借を継続したいとかね・・

ちょい足しを取り消しますが
よろしいですか?

  • 取り消す
  • キャンセル

Q&Aをキーワードで検索:

Yahoo! JAPANは、回答に記載された内容の信ぴょう性、正確性を保証しておりません。
お客様自身の責任と判断で、ご利用ください。
本文はここまでです このページの先頭へ

ID/ニックネームを選択し、「追加する」ボタンを押してください。

閉じる

※知恵コレクションに追加された質問や知恵ノートは選択されたID/ニックネームのMy知恵袋で確認できます。

ほかのID/ニックネームで利用登録する