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言語について。 アルタイ諸語のなかで、この言語を勉強すれば他のアルタイ諸語の勉...

e209aさん

言語について。
アルタイ諸語のなかで、この言語を勉強すれば他のアルタイ諸語の勉強が楽になる!
という言語はありますか?

それともどの言語から勉強し始めても、他のアルタイ諸語の勉強への影響は変わらないでしょうか?
とくにこの言語の勉強をしたいとか、この国にいきたいとかは考えていないので、単純に「どの言語からはじめれば最も効率が良いと思うか」をお聞かせください!!

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miestastaniさん

どれでも、一つを中級レベルまで学べば、他の同系言語は楽になります。

アルタイ諸語とはいいますが、アルタイ語族説は最近は否定的に見る人が多いです。だから、語彙的には、トルコ語とモンゴル語と満洲語を比べても、あまり似ていません。トルコ語にはペルシャ語の単語(とそれを通じたアラビア語系の単語)が大量に含まれますが、モンゴル語にはありません。モンゴル語には、チュルク系のウイグル語からの借用語がかなりありますが、現代ウイグル語に入っているモンゴル語の借用語はほんの小数です。満洲語にはモンゴル語からの借用語が多少ありますが、全体的にはモンゴル語ウイグル語とどれとも単語は似ていません。
ということで、もしアルタイ諸語全般に知識をもちたいというのなら、チュルク、モンゴル、ツングースから一つずつ学ばなければなりません。

ということで、どれからやればいいかですが、

まず覚えるべき文法語尾の簡単さから言えば、一番簡単なのは満洲語です。文法は、日本語を知っている人なら、数時間で学習終了します。日本語に文法が一番似ている言語が満洲語です。ローマ字転写されたテキストなら、数時間後には、辞書を引き引きなんとか読めるようになります。それくらい日本語と似ています。辞書は、国書刊行会から出ている戦前の名著である『満和辞典』の復刻版が買えます。満洲文字は、初めての人には大変らしいですが、モンゴル文字(旧文字縦書き)に手を加えてもので、モンゴル文字を知っている人なら、数時間でマスターできます。知らないと、数日~数週間かかります。逆に、満洲文字を学べば、あとでモンゴル文字を覚えるのは数時間ですみます。
満洲語以外のツングース諸語は、教材はほとんどありません。ロシア語で書かれた文法書などで概観を得て、すぐテキストをロシア語との対訳辞典を使って読んでみるという学習法しかないので、最初の言語としてはおすすめできません。

次ぎにおすすめは、モンゴル語(キリル文字の現代語)です。動詞に人称語尾がない点が学習しやすいのと、母音調和など典型的なアルタイ語の特徴をすべて備えています。(満洲語は母音調和がすこしくずれています。ウズベク語は母音調和が消滅、カザフ語は母音調和が強化されて子音変化がめんどう)。それと、モンゴル語は、教材が日本語でいくつかある点が便利でしょう。高価ですが蒙日辞典も辞書もあります。
モンゴル文字モンゴル語は、文字の学習がかなり大変です。モンゴル文字は、英語の綴りのように綴りと発音にずれがあり(たとえば、agula と書いて uul 「山」と読む)、学習に手間がかかります。最初に学習する言語としてはおすすめしません。

チュルク系言語では、やはりトルコ語がやりやすいです。まずローマ字であること、日本語で出ている教材が、モンゴル語の教材より総じてできがよいこと、辞書もトルコ語日本語辞典があること、などが理由です。
もし中国語が少しでもおできになるなら、中国から現代ウイグル語のよい教材や辞書が出ています。現代ウイグル語はアラビア文字で表記しますので、その点面倒ですが、ペルシャ語やオスマン語と違い母音も表記する発音表記なので、難しくはありません。母音表記なしのアラビア文字表記であるチャガタイ語(中央アジアのチュルク文語)への一番の近道です。文法的には、トルコ語より現代ウイグル語のほうが若干体系的で簡単だというのが、私の印象です。
ウズベク語は、最近ローマ字化しましたし、母音調和が消滅しているので、学習はいくぶん簡単ですが、日本語でいい教材がありません。それと、やはり母音調和がアルタイ諸語の特徴なので、それがないと、他のアルタイ語を学ぶという応用面では弱いです。

まとめると、教材の有無を考慮すれば、満洲語、モンゴル語、トルコ語のどれかということになります。この3つでしぼれば、満洲語は簡単なのが利点ですが、現代語としてはほぼ死語で、音声教材はなく、ネット上に満洲語書きのサイトもありません。文字も難しいです。清朝史などに関心がないならパス。
とすると、モンゴル語とトルコ語ですが、ネット上にトルコ語モンゴル語のサイトはたくさんあります。日本語や英語で説明された教材のできのよさからいえば、トルコ語ですが、これはやはり、地域文化的にどちらに興味があるかで決めたほうがいいでしょう。文化的興味というのは、言語学習を続ける重要な要素になりますから。トルコのイスラム文化とモンゴルの仏教文化も違いは大きいです。
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1010113565
これも参考に。

質問した人からのコメント

  • 降参ご丁寧な説明、どうもありがとうございます!!
    状況がつかめてとてもわかりやすかったです。
    趣味ですががんばります!!
  • コメント日時:2007/7/21 06:22:39

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