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解決済みのQ&A

ラットの採血、どうやってますか?

r33_986さん

ラットの採血、どうやってますか?

ラットの血中コルチゾル濃度を測るために、エーテル麻酔下で腋下の動脈を切って血液を回収しています。
しかし、遠心分離機にかけても血漿(の部分)が若干赤く濁ってしまいます。溶血してるせいだと思います。
解析に耐えられるかどうかはまだ試していないので分かりませんが、少し心配です。

なぜ溶血してしまうのでしょうか(何か工夫できることはありますか)?
また、ご経験などアドバイスいただけないでしょうか? お願いします。

  • 質問日時:
    2008/2/19 21:16:35
  • 解決日時:
    2008/2/20 22:43:26
  • 閲覧数:
    7,336
    回答数:
    2
  • お礼:
    知恵コイン
    100枚

ベストアンサーに選ばれた回答

bibosnovbosさん

採血の目的によってずいぶん違うので一概に言えません。

1)採血するラットの大きさは?
2)必要な血液の量は?
3)静脈血と動脈血を区別する必要はあるのか?
4)同一のラットを反復利用するのか? (繰り返し実験に用いるのか?)

などによって、とりうる採血手法は大きく異なります。

「エーテル麻酔下で腋下の動脈を切って血液を回収」という手技を選択していることから

ラットは、ある程度の大きさがあるのものを、1回の実験で使い切りではないかと類推します。
もし、この条件から外れるとしたら、「腋下の動脈を切って血液を回収」という手技そのものの選択に
誤りがあります。

もし、ラットを1回の実験で犠牲にしてよいのであれば、心臓採血が一番確実で容易な手法です。
また、腋下の動脈よりは、下大動脈のほうがアプローチが容易です。

詳しくは実験動物に関する技術集をごらん下さい。(大学の図書館であれば適切な本が、数冊はあるでしょう。)

溶血の原因ですが、術者が不慣れな場合によく起きる原因は

1)血液が不必要に空気に触れてしまった。これは、注射シリンジを使わずに、傷口に血液が溜まるのも待つ
ような、雑な採血ではよくおきることです。また、固まりかけた血液を無理に回収してもおきます。

2) 必要以上に細すぎる、注射針を利用した。
27Gなどの極細の針で、無理やり吸引すれば、血球がパンクします。

3)体毛の混入
4)最悪の事例では、アルコールの混入。毛が飛ぶのを避けるために場当たり的に
アルコールを噴霧するとおきる事故です。

ちなみに、血中コルチゾル濃度はエテール麻酔で影響をうけるように思います。
炭酸ガスによる麻酔と比較したほうがよいかもしれません。
また、実験動物の取り扱いになれた後は、非麻酔下での採血も検討できます。

用いる系統によりますが、中途半端なエーテル麻酔をかけると、
比較的短時間のうちに血糖値が、「ぼ~~~~ん」とあがることがあります。

30分間隔などの反復採血では・・・・ストレスによって(術者の上手い下手)によって
値が、かなり違うことがあります。
コルチゾルもストレスに反応する物質ですから留意が必要です。

私は、どちらかというとストレスへの反応の「系統間の差」が面白いと思っていますが。

実験室に、ラット用の断頭機器があれば、利用の是非を検討下さい。
ただし、大きなハサミなどで代用することは、よほど熟練した技術者でないかぎり
避けるべきです。失敗すれば、即、動物実験に関する倫理規定に抵触します。

所属している大学、ないし研究施設などにおける、実験動物の倫理規定と
動物実験に関する実験計画書を読み直し、手技を変更される場合には
再申が必要かもしれません。

いずれにしても、ラットは消耗品ではなく「命あるもの」ですから
その命を犠牲にするのに、ふさわしい心構えと集中力をもって実験に取り組んでください。

質問した人からのお礼

  • 降参採血の目的は推測されている通りです。たいへん参考になります。勉強不足を痛感しました(たかが採血、されど採血ですね)。お二方とも本当にありがとうございます! 動物にはできる限り苦痛を与えないように気をつけます。
  • コメント日時:2008/2/20 22:43:26

グレード

ベストアンサー以外の回答

(1件中1〜1件)

 

tecnical_errorさん

素早く氷上に置いて冷やし、固まるより前に遠心にかけていますか?うまくいっていれば血漿と赤血球の間に白血球の層ができます。それからフィブリンを凝固させ、ピンセットで絞って遠心し溶血のないきれいな血清を得ます。器具も冷やしておく、血液が血管壁以外の体組織に触れないようにするのがコツです。

方法の詳細はManipulating Mouse Embryosという本に、マウス全胚培養の培地に使う血清調製の方法として載っています。ただしそこに書かれているのは大動脈からの採血法なので一回きりしかできません。

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