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近代文学の質問。 山田美りょうと尾崎紅葉が絶交した理由を教えて下さい(・∀...

yukoyosukeさん

2008/7/1615:15:07

近代文学の質問。


山田美りょうと尾崎紅葉が絶交した理由を教えて下さい(・∀・)

『りょう』という字は女に少と書きます。

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ka04zuさん

2008/7/1615:39:23

山田美妙(びみょう)のことでしょうか。「妙」は常用漢字で、中学で習います。

美妙は紅葉らと硯友社という文学結社を作っていましたが、美妙が無断で他の
雑誌の主筆となったために関係が悪化し、美妙は硯友社を去りました。
根本的には、美妙の文名が他の者たちよりいち早く上がったことが和を乱した原
因であったようです。

後年、紅葉は当時を振り返って、次のように書いています。

>這麼(こんな)風(ふう)で中坂(なかさか)に社(しや)を設(まう)けてからは、
石橋(いしばし)と私(わたし)とが一切(いつさい)を処理(しより)して、山田
(やまだ)は毎号(まいごう)一篇(いつぺん)の小説を書くばかりで、前のやうに
社に対(たい)して密(みつ)なる関係(くわんけい)を持たなかつた、と云(い)ふ
のが、山田(やまだ)は元来(ぐわんらい)閉戸主義(へいこしゆぎ)であつたから、
其(そ)の躯(からだ)が恁(かう)云(い)ふ雑務(ざつむ)に鞅掌(わうしやう)
するのを許(ゆる)さぬので、自(おのづ)から遠(とほざ)かるやうに成(な)つた
のであります、
(中略)
前(さき)にも言ふ如(ごと)く、中坂(なかさか)に社を設(まう)けてからは、
山田(やまだ)は全(まつた)く社務(しやむ)に与(あづか)らん姿であつたから、
社の方でも山田(やまだ)の平生(へいぜい)の消息(せうそく)を審(つまびらか)
にせんと云(い)ふ具合(ぐあひ)で、此(こ)の隙(すき)が金港堂(きんこうどう)
の計(はかりごと)を用(もちゐ)る所で、山田(やまだ)も亦(また)硯友社(けん
いうしや)と疎(そ)であつた為(ため)に金港堂(きんこうどう)へ心が動いたのです、
当時(たうじ)は実(じつ)に憤慨(ふんがい)したけれど、考へて見れば無理(むり)
の無い所で、而(さう)して此間(このかん)の事は硯友社(けんいうしや)のヒス
トリイから云(い)ふと大いに味(あぢは)ふ可(べ)き一節(いつせつ)ですよ、
其内(そのうち)に金港堂(きんこうどう)に云々(しか/″\)の計画が有ると
云(い)ふ事が耳に入(い)つた、其前(そのぜん)から達筆(たつぴつ)の山田
(やまだ)が思ふやうに原稿(げんかう)を寄来(よこ)さんと云(い)ふ怪(あやし)
むべき事実が有つたので、這(こ)は捨置(すてお)き難(がた)しと石橋(いしばし)
と私(わたし)とで山田(やまだ)に逢(あひ)に行(ゆ)きました、すると金港堂(きん
かうどう)一件(けん)の話が有つて、硯友社(けんいうしや)との関係を絶(た)ち
たいやうな口吻(くちぶり)、其(それ)は宜(よろし)いけれど、文庫(ぶんこ)に
連載(れんさい)してある小説の続稿(ぞくかう)だけは送つてもらひたいと頼(たの)
んだ、承諾(しようだく)した、然(しか)るに一向(いつかう)寄来(よこ)さん、石橋
(いしばし)が逢(あ)ひに行つても逢(あ)はん、私(わたし)から手紙を出しても
返事が無い、もう是迄(これまで)と云(い)ふので、私(わたし)が筆を取つて猛烈
(まうれつ)な絶交状(ぜつかうじやう)を送つて、山田(やまだ)と硯友社(けんいう
しや)との縁(えん)は都(みやこ)の花(はな)の発行と与(とも)に断(たゝ)れて
了(しま)つたのです、刮目(くわつもく)して待つて居(を)ると、都(みやこ)の花
(はな)なる者が出た、本も立派(りつぱ)なれば、手揃(てぞろひ)でもあつた、
而(さう)して巻頭(くわんたう)が山田(やまだ)の文章、憎(にく)むべき敵(てき)
ながらも天晴(あつぱれ)書きをつた、

http://www.aozora.gr.jp/cards/000091/files/3830_17027.htmlより

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