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鍛冶屋、刀匠、刀鍛冶について知識のある方教えてください。

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質問者

b1_oさん

2010/1/203:33:09

鍛冶屋、刀匠、刀鍛冶について知識のある方教えてください。

日本刀は全工程を一人で作刀できるものなのでしょうか?

漫画等で孤高の刀鍛冶ってでてきますよね。
こだわりを持って弟子をつけず、人里離れた工場で黙々と刀を作り続ける・・・というような。
現実的に、一人きりで一本の日本刀を作り上げるということは可能なのでしょうか?

鍛錬の工程では「相槌を打つ」という言葉の通り、二人でトンカンやってるイメージがあります。
やっぱり長い刀身を一人で打ち上げるのは無理なのでしょうか?
それとも一人で二人分トンカンすれば何とかなるものなのでしょうか??
できれば機械等が発達した現在ではなく、昔ながらの伝統的な手法で可能かどうかを教えて欲しいです。

小一時間ググってみましたがはっきり分かりませんでした・・・。
よろしくお願いします!

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ベストアンサーに選ばれた回答

wesunerさん

編集あり2010/1/207:39:06

現代刀匠の殆どは一人鍛冶だと思いますよ。
弟子を食わせていける程の収入がある人はごく少数です。(月謝取ってる人は別ですが)
殆どの人は機械ハンマー(スプリング式、ベルト式)を使っています。
機械無しだと片手に梃子棒、もう一方の手に手槌を持って鍛錬をする事になります。
梃子棒だけでも1キロ以上有りますので、片手で扱える限界があります。
それに、手槌で潰せる鉄の大きさにも限界があります。
確かに時間を掛ければ潰せないことはありませんが、全ての工程をなるべく短時間で済ますと言う基本に反します。
鉄を熱にさらす時間が多くなればそれだけ鉄が傷むという考えがあります。
現実的に機械を使わずに鍛えから素延べ火造りと全ての工程をこなす事は可能ですが非常に効率が悪くなります。

刀身の火造りは普通、弟子がいても一人でやります。
弟子に向う槌を打ってもらうのは殆ど素延べまでです。素延べもある程度の所からは一人でやります。
長い刀身であってもこれは変わりありません。ですから、年をとると長いのを作るのは辛くなるようです。

日本刀の製作工程全てと言うと、ハバキ、鞘、研磨までと言うことでしょうか。
基本的には焼入れ後に歪みや反りの調整後、鍛冶押しと言う下砥ぎを行い銘を入れたら刀匠の仕事は終わります。(研磨後に銘を入れる人もいます)
その後は白金師にハバキ製作を頼み、鞘師に鞘を頼み、最後に研磨師に砥いでもらって完成となります。
お金の無い若手の刀匠は少しでも経費を抑えるためにハバキや鞘の製作を勉強して自分でやる人も居ますが
刀の砥ぎをやる人はごく少数です(短刀や小刀等の小物をやる人は居ます)

ちなみに、機械が発達したとはいえ、刀匠が使っている機械ハンマーは最新の物でも設計は50~60年前の物です。
モーター動力をベルトでクランクに伝えているクラッチをペダルの踏み具合で調整してハンマーが上下すると言う超レトロな物です。
そういった部分以外は殆どが昔から伝わる手法で製作していますよ?
型抜き鍛造みたいにがっちゃん、シュポーンと出来上がる様な事はありません。

質問した人からのコメント

2010/1/5 02:06:54

詳しい解説ありがとうございました!
機械ハンマーについても調べてみました。
一人であれだけ連続で手槌を振るとなると腕がどうにかなってしまいそうですね(汗)
とても勉強になりました。

ちょい足しを取り消しますが
よろしいですか?

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