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優生学について 優生学はある意味正しくないでしょうか?仮に将来遺伝情報の解析が...
優生学について
優生学はある意味正しくないでしょうか?仮に将来遺伝情報の解析がすすんで、生まれてくる子供が障害を持つ可能性が高いかどうか分かるようになったら、障害児は少しは減少しませんか?そうしたら
(突然変異は別にして)、より健康な子供が生まれてくる可能性が増えて、将来的に人類の繁栄につながりませんか?
もちろん軽度の障害者は社会適応できるよう手厚くサポートするということにして、そうすれば障害者を減らすことは社会的になにも問題なくありませんか?
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- 質問日時:
- 2012/2/13 22:19:25
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- 解決日時:
- 2012/2/28 11:16:48
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- 回答数:
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ベストアンサーに選ばれた回答
優生学が誤りであると証明されたわけではないですが(そもそも証明不可能)、生物学ではそれぞれの生物の優劣を定義できないこと、生物の進化について研究が進み、多様な形質を生み出すことが進化に有利である「生物多様性」の効用が理解され受け入れらてたという現状があります。一方で、一定の形質を持つものばかりを優秀なものとして選別しようとする「優生学」は、これと対立する概念であるために廃れてゆきました。
配偶者獲得競争の場面では、知能が高い、運動能力が高い、体が大きくて相手を圧倒できるといった優生学的に優秀とされる個体が有利なのですが、生物種全体の繁殖を俯瞰的に眺めてみると、優生学的に優秀とされる個体は、エネルギー消費が多く、配偶者獲得競争に勝てるだけの形質を獲得するのにコストがかかるため、配偶者獲得競争の場面に至るまでの生存率が案外低いことが次第に分かってきました。つまり、生物種の子孫を残すという点で優生学的に優秀とされる個体の繁殖法はハイリスク・ハイリターンなのです。そして、優生学的にはほどほどの個体は配偶者獲得競争では勝ちにくく、大きな成功を得にくいですが、その代わりエネルギー消費やコストが低めなので生き残りやすく、ローリスク・ローリターンな繁殖法と言えます。そして、環境が変化したときには交雑できる個体がなるべく多様であった方が生物種としての生存率が高まりますが、これが優生学の個体選別思想と対立します。
そして、生物学ではそれぞれの生物の優劣を定義することはできないのはなぜかについて。
利己的遺伝子論によると、遺伝子が進化の中心と考え、遺伝子は自己と共通の遺伝情報をより残そうとする性質(結果としてみた場合)があるとされています。
子どもをつくらない生物と言えば、働きアリや働きバチなどがあり、彼らは自らの遺伝子と共通の遺伝情報を残すことに貢献しており、これらが劣等な生物だとは言えません。
また、過去には栄えながらも自らの遺伝子を残せずに絶滅した生物、例えばアノマロカリス(カンブリア紀前期終盤に繁栄)やティラノサウルスのような恐竜などが我々人類より劣等とも言えません。ただ、それぞれの時代で繁栄したというだけのことです。ミクロな視点で見て、個体に焦点を当てて考えても同様です。将来に人類が滅亡したら、子孫を残せなかった人類より(生き残った?)プランクトンや昆虫などが人類より優秀?とも言えないでしょう。
やはり、生物学的に生物間の優劣を決めることはできないのです。したがって、一面的な観点で生物に対して優劣を決めて選別しようとする優生学の思想に価値がなくなってきたといえます。
なお、将来的な人類の繁栄にとって遺伝的要因による障害者がどのくらいの割合で生まれてくるかどうかなど、無視しうるほど些細な要因であり、人類は人口爆発とそれに伴う資源の浪費による資源枯渇や環境破壊をいかにして食い止め、現在のみならず過去の生命が生み出した資源をも浪費するレンティア生活(過去の資産を当てにした金利生活)スタイルから抜け出し、なるべく早く再生可能エネルギー産出量とエネルギー消費量が釣り合うようにしなければなりません。これに失敗すると人類は自滅的破局に憂き目にあいかねません。遺伝子多様性と対立する優生学的思想は、人類繁栄にとってもデメリットの方が大きいと考えられます。
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- 回答日時:2012/2/17 00:02:39
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utanothさん
優生学が間違いであると完全に証明されたわけではありません。
ただ、ほぼ時代遅れのものになりつつあるのは事実でしょう。
「優秀」な個体のみを選別していっても、人類の進歩などありえないどころか、遺伝的多様性が狭められるだけだというのが大方の見解でしょう。
問題は、現在障害者と呼ばれている人たちの遺伝子を取り込むことが、遺伝的多様性の観点からその種の生存にとって有利に働くのかどうかですね。
ひょっとしたら、ニュータイプへの進化の足掛かりになるかもしれないし、
テオドシウス・ドブジャンスキーの言うように「遺伝学的衰退に直面する」かもしれません。
ただ、そういった実験は倫理的に許されないので、証明のしようがありませんね。
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- 回答日時:2012/2/16 17:40:03
簡単に回答できる問題ではないので、回答はできませんが、高名な遺伝学者、進化学者であって、この分野で後世に残る大きな影響を与えたドブジャンスキーが、半世紀も前の著書ですでに論じているので紹介します。
ほかに適当なサイトが見つからなかったので、okwaveから
http://okwave.jp/qa/q1554308.html
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- 回答日時:2012/2/13 23:02:23

