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バンコマイシンとペニシリン(βラクタム剤)の作用機序の違いを教えてください。 ど...

yahuunobakayarouさん

バンコマイシンとペニシリン(βラクタム剤)の作用機序の違いを教えてください。

どちらも「膜の合成阻害」「D-Ala-D-Ala に作用点を持つ薬」だと思うのですが、
それ以上のことがよく分かりません。

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maimai19810512さん

バンコマイシンVCMは、グラム陽性細菌の生存に必須の細胞壁構成成分で
あるムレインモノマーの末端の「D-alanyl-D-alanine」に結合して、
これが細胞壁の一部として取り込まれるのを阻害します。その結果、当該
細菌細胞壁の合成は阻害され、浸透圧差に耐えられなくなった細菌は、
溶菌します。

以上のように、VCMは細胞壁の構成成分の前駆体に「直接結合」して合成
阻害を引き起こしますが、同じ細胞壁合成阻害剤でも、βーラクタム剤(ペ
ニシリン系・セファロスポリン系....)は細胞壁に「直接作用」する
のではなく、細胞壁合成の最終段階の「ペニシリン結合タンパク質:PBP」
に結合して、その酵素を阻害し、いわば「間接的に」細胞壁合成阻害を
引き起こします。

<追加>
~バンコマイシンもβラクタム剤も、抗菌スペクトルは陽性菌よりである~
細菌の外殻構造は、グラム陽性菌と陰性菌では大きく異なります。
細胞壁ペプチドグリカンの合成阻害剤(ペニシリン系、セファロスポリン系)
は、「ペプチドグリカンの発達した」グラム陽性菌に対して、高い抗菌活性
を示します。しかし、ペプチドグリカンが未発達のグラム陰性菌に対して
は、高い抗菌作用は望めません。

特にバンコマイシンは分子量が大きく、「細菌の外膜」を極めて透過し難
いため、グラム陰性菌に対して、抗菌活性を示すことができません

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