ベストアンサー
「憧れ」とは、理想とする物事や人物に強く心が引かれたり、思い焦がれることで、例えば、「未知の世界への憧れ」、「都会生活への憧れ」のような、まだ実現していない自分が理想とする物事に強く心がひかれたり、「憧れのまとの先輩」、「憧れのまとの映画俳優」などのように、理想とする人物に強く心が引かれたて、思い焦がれることです。 「尊敬」とは、その人の人格を優れたものと認めて敬う(うやまう)ことであり、「敬う」とは、対象を高位のもの、上位のものとして礼を尽くすという意味なので、例えば、「尊敬する恩師」、「尊敬する上司」のように、自分より、立場が上であり、人格的に優れていると認めた人へ礼を尽くすということです。 「憧れ」は、人物以外にも使う言葉ですので、両者の違いを見るには、言葉を入れ替えてみるとわかりやすいと思います。 1)「未知の世界への憧れ」とは、言えますが、「「未知の世界への尊敬」とは言いません。 2)「都会生活への憧れ」とは、言えますが、「都会生活への尊敬」とは言いません。 「憧れ」と「尊敬」は、どちらも人物に使える共通点がありますが、両者の違いを見るには、「その人の人格を優れたものと認めて敬うという気持ちまでがあるかどうか」を考えてみるとわかりやすいと思います。 1)「憧れのまとの映画俳優」のような場合、会ったこともないので、相手の本当の人格がどの程度のものか分らず、単に、作られた偶像を勝手に理想化して思い焦がれている傾向が強いので、必ずしも、尊敬できる人物かどうかわかりません。 2)「憧れのまとの先輩」のような場合、例えば、柔道部の先輩・後輩の関係がある時は、自分より立場が上で、自分を指導してくれたり、相談相手になってくれたりでの相手の人格を理解しているので、礼を尽くす気持ちがあるので、”「憧れのまとの先輩」であると同時に「尊敬する先輩」でもあります”という表現が使えます。 一方、「憧れのまとの先輩」の対象が学校一番の美貌の持ち主であるような場合、自分自身は直接会う勇気がないので、相手の人格を直接理解することは出来ないが、その人が学校の多くの人に慕われているので、高嶺の花として、相手を勝手に理想化して思い焦がれている傾向が強いので、”「憧れのまとの先輩」ではあるが、「尊敬できる先輩」であるかどうかまでは分りません”という表現も使えます。
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質問者からのお礼コメント
ありがとうございますっ
お礼日時:2013/2/2 20:14