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“后”という漢字は、現在、使われていないのですか? 聞き方を言い換えれば、当...

professor_nikoponskyさん

2006/11/3020:15:42

“后”という漢字は、現在、使われていないのですか?

聞き方を言い換えれば、当用漢字(常用?)なのでしょうか?

出展は、「鉄人28号・原作完全版」14巻ですが、

病院の開院時間の看板に、「午後」ではなく、
「午后」と表記されています。

この漫画が描かれた、昭和30年代には、
実際にこの表記が使われていたようですが、
現在はどうなのでしょうか?

また、この字、一文字で、使われている事例は
存在しますか?

どちらか片方でも結構です、
宜しくおねがいします。

閲覧数:
11,286
回答数:
4

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ベストアンサーに選ばれた回答

ka04zuさん

編集あり2006/11/3021:19:21

常用漢字です。教育漢字でもあります(小学校六年配当)。
常用漢字表に載っている読みは、「コウ」という音だけです。
実際使われる熟語は「皇后(陛下)」ぐらいでしょうか。

「后」は、説文解字などの古い字源説では、「きみ」「きさき」を
本義とし、借りて「のち」の意味を表す、としています。一方、最
近の説では、「人」と「口」で肛門(後ろの穴)の意味、引いて「のち」
の意味で「後」と同様に使われる、とされています。

古くから中国では「后」が「後」と同様に使われ、現代中国では「后」
を採用し、「後」をその繁体字としています。

よって、「午后」と書くのは、当て字や略字による書き替えとは一線を
画すべきものであり、あながち間違いとはいえません。
「后」は「常用(当用)漢字」であり、もともと「午后」という熟語が
損辞していたので、「義捐金→義援金」のような書きかえではありませ
ん。国の漢字政策については、下記URLの、文化庁のHPをご参照く
ださい。

戦前では普通に「午后」という表記がとられました。ただし、当時の人
がそれを単なる略字と意識していたか、それとも「后」の正しい意味を
知っていたかは、わかりません。お年寄りに聞いてみるしかありません。

しかし、上記の通り、「后」の「ゴ」という音は常用漢字表に載っていま
せん。当用漢字の時代もそれは同じであり、学校教育を通じて「午后」は
忘れられ、「午後」に統一されたと考えられます。
そして、今の日本人の意識では「后」に「きさき」の意味は感じても、「のち」
の意味は感じていないようです。

それで、現在では、ほぼ「午後」に統一され(公用文、教科書、新聞)では
ほぼ100%『午後』を使います)、「午后」は使われなくなったと考えら
れます。

ただ、上記のように、「后」を「のち」の意味で使うことは、間違いでは
ありません。

「『ことば』シリーズ7 言葉に関する問答集3」(文化庁)ほかを参考に
しました。
http://www.bunka.go.jp/kokugo/

質問した人からのコメント

2006/12/3 20:52:46

驚く 全ての皆様、感謝致します。

正直、ここまで詳細な回答が多くて悩みました。

現在は使われていないとの事で
昔の手塚作品の
午后一時の怪談などのように
僅かに残っているのみなのですね…

ベストアンサー以外の回答

1〜3件/3件中

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s2726yさん

編集あり2006/12/212:47:21

「后:こう」を「ご:後」と発音、「午前・午後」に使用するのは、明治初期のインテリ層で「漢籍(漢文で書かれた書物)に詳しい人の始めた、日本漢字発音の一つではと思はれます。
「后」は元々天子、君主、神の敬称(社と同じ:皇天后土)后宮(宮中で女官のいる所から後宮)、きさき(天子の正配、正嫡〉を意味し、殷以前は妃、周は王后、秦・漢以後は皇后といいました。(呂后が有名ですね)

国字でない「漢字」の読み、発音、意味の例では日本では「陶磁器:低温・高温で焼いた焼き物の器」ですが、南宋・清代では「瓷器:じき」といい、原料は同じ土だから(2種類の胎土)ですが日本では「瓷」はせいぜい訳して「いらか、いしやき位」です。焼成工場でも国家直轄ですと「廠:しょう」というように漢字との付き合いが古いので文化、経過で、変遷があるようですね。

2006/11/3020:30:34

皇后の「后」ですね。常用漢字です。漢詩などでは「后ち(すなわち)」(…の後で、というニュアンスでしょうか)といいますので、日本でも古くは午後を午后と表記していたし、現代でも中国語ではその表記が見られます。

jobuideさん

編集あり2006/11/3020:46:33

后(きさき)。
皇后、皇太后…などで現在も使われていますね………。

追記:大字源で調べた所常用音訓では「コウ」のみ。
人名の読み方で「きみ・のち」
つまり常用としての「ゴ」の使い方はなさそうです。
人のしりの口、つまりしりの穴の意。借りて「きみ」の意味に用いる…
とあります。

おそらくは1946年11月16日に内閣から告示された「当用漢字」から
「后」に変わって「後」になったものと思われます。
(URL2番目の「同音の漢字による書きかえ」の類ではないでしょうか?)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%BD%93%E7%94%A8%E6%BC%A2%E5%AD%97
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%90%8C%E9%9F%B3%E3%81%AE%E6%BC%A2%E...

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