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ユゴーとフランスにおける文学に関して ※

ls_neolatinesさん

2013/2/520:38:03

ユゴーとフランスにおける文学に関して

仰々しい書き方ですみません。

表題の件に関連しますが、
明治書院の『フランス文学史』では
ユゴーについて、このように書かれています。


ヴィクトル・ユゴーは十九世紀の全時期にわたり、詩、劇、小説、評論など、文学のすべての分野に活躍した文学者だが、フランスでは、ユゴーといえば、まず何よりも先に詩人と見なされている。(同書146ページより)


この一説を思い出すたび、考えてしまうのですが…
これは
「ユゴーがすぐれた詩人である」ということなのでしょうか?
それとも
「フランスにおいて、文学の筆頭は詩である」ということですか?


自分が仏文学を学ぶこともなく、
フランス滞在の経験も未だないままで、
お恥ずかしいお伺いですが、
ご意見を伺えれば幸いです。

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ベストアンサーに選ばれた回答

編集あり2013/2/520:49:23

「本邦においてユゴーはまず小説家と目されるが、実は」ということではないでしょうか。

質問した人からのコメント

2013/2/9 17:35:33

こちらの想定を超える、とても内容の濃い回答をいただきました。
ご推挙もあり、単純明快だったので、 vacheserieuse さまをBAとさせていただきます。
みなさま、ありがとうございました。

ベストアンサー以外の回答

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net********さん

2013/2/909:09:14

知人から聞いた話ではラ・フォンテーヌの寓話(韻文)は学校教育のなかで吟唱するらしいです。
その流れで学年が進むとユゴーの詩も読むのかもしれません(←は推測ですけど、ユゴーの詩作品を学校で読んだことがあるという話は聞いたことがあります。)

またヨーロッパの文学は古ギリシャの時代から叙事詩と演劇が主流で韻文が担ってきました。
そのためフランス語のpoeteは「韻文で書く人」を広く指す場合が多いです。

mur********さん

2013/2/820:45:27

フランスにおいて、文学の筆頭は詩である、まさしくその通り、当然です。それ以外の何物でもありません。

まずもって、古代ギリシャの古典演劇を模範として始まったフランス演劇というのは何よりも韻文、つまり詩が基本なのです。残念ながら日本語に訳すとさっぱりわかりませんが、これはフランスに限らず、イギリスでも同様です。シェークスピア演劇も韻文、詩が基本です。

ボーマルシェの演劇、「フィガロの結婚」の最後の歌を例にするとこんな感じです。
「ヴォルテールは不死身!(Voltaire qui immortal)」
ヴォルテールのテールと不死身のインモルテールとテールで韻を踏んでます。
「全て最後は歌で終わる!(Tous fini par des chansons!) 」
というのも音節を計算した文章です。こういう文章は大声で一気に読まないと意味がありません。ぜひ音読してみてください。シラノ・ド・ベルジュラックなども全て韻文です。

それどころかフランス語の標準語自体が、詩の朗読に特化して文法発音が国王の諮問機関であるアカデミーフランセーズによって決められたものなのです。どんだけおまえら詩の朗読が好きなんだっていう・・。

ハムレットの、
「To be,or not to be」
「終わりよければ全てよし(All’s well That's Ends well」
などみな音節を計算した韻文詩文です。

小説とか散文詩とか散文演劇とかは、フランスにおいてはいわば「才能のないバカでもできるお手軽なライト文学」という位置づけであり、韻もろくに踏めない才能の乏しい奴がt適当に書いた私小説が純文学とかちゃんちゃら可笑しいというのがフランスの常識です。

そもそもモリエールとかがフランス語喜劇の興行始めるとかシェークスピアが地球座の興行始めるまでは、文学とは古典ギリシャ語やラテン語の詩文や演劇でした。吟遊詩人の歌とかは俗語、方言で歌われる歌謡曲、民謡と言う扱いでした。

新聞連載小説が出る前の散文小説というのは、演劇に比べればアニメイトで売ってるマンガ同人誌や、ニコ動にうpされるネ申動画程度の存在だったのです。バルザックの小説でも、退屈をもてあます家庭の主婦がネット通販でこっそり買うレディースコミックのようなものだったのです。

nor********さん

編集あり2013/2/622:47:27

その一節の言わんとすることは vacheserieuse さんの仰る通りだと思います。「ああ無情」の原作者ってだけじゃないんだよ、と。

★ それとは別に、ユゴーが優れた詩人とみなされていることも確かです。
好きな詩人は? と聞かれてユゴーの名前を挙げる人も少なくないと思います。暗唱できる詩があるという人もいるはず。

★ 文学の筆頭は詩、ともこの一節は言っていないと思いますが、西洋はどこでも、歴史的に詩の方が古くからあり、散文が文芸作品としてみなされるようになるのはかなり時代が下ってからだと思います。
第○芸術とかいう言い方をするときも詩は入っても小説は入ってきません。

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