J-10とF15戦闘機の性能は、どっちが上ですか? もし空中戦したらどうなる?

J-10とF15戦闘機の性能は、どっちが上ですか? もし空中戦したらどうなる?

補足

近代化回収された日本のF15のほうが、J10より優位とのことですね。 ただ近代化された日本のF15の数が、少ないですね。残りのF15も早く近代化しないといけないと 思いませんか?戦争はじまったら大変。戦争ないことを望みますが。 現代は、戦闘機同士の空中接近戦は、ないのですね。勉強になりました。

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F-15の性能は近代化改修を受けているかどうかで大きく変わります。 空自のF-15は後期に導入された約半数は一般的にJ-MSIPと呼ばれる仕様となっており、これが現在近代化改修を受ける対象となっています。 逆に前期に導入された約半数はPre-MSIPと呼ばれており今後も限定的な能力向上しか計画されていません。 Pre-MSIP機では能力的にかなり厳しいのが現実です。 現代の空戦では目視外での中射程ミサイルの打ち合いがほとんどですが、F-15Pre-MSIP機はこの点でJ-10に対して劣っています。 レーダーに関してはJ-10のKLJ-3より旧式なPre-MSIPが搭載するAN/APG-63の方が探知距離やTWS能力(多数の目標への同時対処能力です)では上回っています。 問題は運用可能な空対空ミサイルで、Pre-MSIP機はセミアクティブレーダー誘導のAIM-7スパローしか運用できません。 対してJ-10は非常に高い性能を持つロシア製のアクティブレーダー誘導ミサイルであるR-77を運用可能です。 また、R-77を参考にして国産開発されたPL-12も運用できます。 PreMSIP機にはMIL-STD-1553Bデジタルデータバスというものが適用されていないためにAMRAAMやAAM-4のような撃ちっ放し式の中射程ミサイルは運用できません。 MIL-STD-1553Bデジタルデータバスを後付けするためには、機体を一旦バラして「再生産」するほどの大工事になってしまうため、コスト面などを考慮しても現実的ではありません。 敵機にミサイルが命中するまでレーダーを照射し続けなければならないセミアクティブレーダー誘導と、一定距離まで接近すればミサイルが自律誘導を行ってくれるアクティブレーダー誘導では現代の空戦能力では大きな差になります。 いくら遠距離で探知できる能力があってもミサイルレンジまで接近するしかないAIM-7では非常に不利な戦いを強いられます。 接近戦ならば互角の戦いに持ち込める可能性もありますが、ここでもやはりシステム面から相対的に不利になってしまいます。 J-10は単発でエンジン推力もA/Bで122kN程と、F-15の半分程度しかないので加速力、上昇力ではF-15Pre-MSIPの方が上だと考えられます。 ただJ-10は非常に高い機動性を実現できるクロースカップルドデルタを採用しているので機動性は五分と考えた方が良いです。 J-10はウクライナ製のHMD(ヘルメットマウンテッドディスプレイ)と高機動が可能なR-73短射程ミサイルの組み合わせで、ほぼ真横の敵機も攻撃できる高オフボアサイト戦闘能力を有しています。 Pre-MSIP機はR-73と同様の能力を持つAAM-5を一応運用する事はできますがHMDが無いためにR-73程の高オフボアサイト能力を実現できません。 また、前述のようにMIL-STD-1553Bデジタルデータバスを持たないためLOAL(発射後ロックオン)ができないので既存の短射程ミサイルと同等の射程距離でしかミサイルを発射できません。 高オフボアサイト能力とLOALが可能なR-73相手だとここでも不利になり、結局はPre-MSIP機はパイロットの腕頼りになってしまいます。 これに対し近代化改修を受けたF-15ならばJ-10より戦闘能力は上です。 改修されたF-15はAN/APG-63(v)1と言うレーダーを搭載しており、現在主流のAESAレーダーではありませんが従来のプレナーアレイとしては世界でも最高峰の能力を有しています。 また、ミサイルの性能でもR-77より上です。 F-15MSIP機は国産のAAM-4を運用可能で、現在はより性能が向上したAAM-4Bに調達が切り替わっています。 射程は100km以上と言われ、試験でも明らかになったように非常に高い命中精度と重い弾頭による破壊力を有します。 また、特殊な誘導方式を採用しているため敵にミサイルの接近を知られる可能性が極めて低いという利点があります。 F-15近代化改修機ならばJ-10より遠距離から高い命中精度を持つミサイルで一方的に攻撃を行うことが可能です。 これらのことから、現代の空戦のほとんどを占める目視外戦闘でも近代化改修を受けたF-15ならばJ-10に対して優位に立てます。 ドッグファイトのような目視内戦闘になっても近代化改修機はHMDとの組み合わせでAAM-5の性能を100%引き出すことが可能です。 仮に機動性を五分だとしても上昇力、加速力に優れ、攻撃システムも同等であれば十分優位に立てます。 以上のように大きな改修を受けていないPre-MSIPなら不利になりますが、近代化改修を受けたF-15なら目視外・目視内どちらでも優位に立つことができます。 近代化改修機はすでに那覇基地には配備されていますし、現政権になってから補正予算で4機分の予算も認められましたし、今後の防衛大綱及び中期防の見直しによりペースが早まる事に期待したいですね。

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ThanksImg質問者からのお礼コメント

すばらしい回答ありがとうございます。 長文を頂き、判りやすく、納得できるご説明でした。 ありがとうございました。

お礼日時:2013/2/12 17:01

その他の回答(3件)

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この場合、F-15は日本仕様のF-15J、それも近代化改修された機(MSIP機)と仮定します。 (現在保有数32機) 性能はF-15の方が上です。 レーダー性能・アビオニクス性能共に、J-10が劣ります。 機体の年代からするとJ-10の方が新しいですが、F-15は次々と近代化改修がされているので劣りません。 空中戦ってのが遠・中距離からのミサイル攻撃も含むなら、F-15の勝ちです。 中距離ミサイルは、F-15JがAAM-4、J-10がR-77です。 R-77はアメリカの中距離ミサイルであるAMRAAMと同等の性能とされています。 AAM-4はAMRAAMよりあらゆる性能が上です。 つまり、AAM-4はR-77より高性能となります。(機体の電子装備も鑑みても変わりません。) 近距離ミサイルの性能は似たり寄ったりで、機体の機動性はJ-10の方が上・・・でしょうか。 ただ、前の方のおっしゃる通り、近代化改修のされていないF-15J Pre-MSIP機(保有数97機)については、高性能な電子機器を搭載できず、さらに運用するミサイルも旧式なのでJ-10に及ばないと思います。 Pre-MSIP機は改修がされていないだけでなく、改修することが不可能な機でもあります。 一応、Pre-MSIP機用の改修もされる予定ではあるんですが。。。かなり限定的なものです。 補足 その通りです。 近代化改修の済んでいる機体はほんの32機。あとはPre-MSIP機と、未改修のMSIPが残っています。さっさと予算を注いで、改修を進めなければなりません。

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戦闘機の格闘性能じゃなくて、戦闘機の搭載するミサイルの性能で左右されます。 現在での戦闘機は ミサイル運搬機みたいなもの。 ミサイルの射程範囲まで ミサイルを運搬し、目標を決めて発射するのみです。 つまり ミサイルの射程や機動性、誘導装置の優劣で決まります。 で、戦闘機にもとめられる強さ…ってのは そのミサイルを運用できる 電子装備を搭載できるかどうかです。 だから ミサイルの誘導装置や戦闘機のレーダーに反応しにくい ステルス戦闘機が優位に立てる訳です。 ステルス戦闘機の側にしてみれば、遠距離から敵を捕捉して攻撃できますし、ミサイルに追尾されても 従来の戦闘機よりも回避し易い。 逆にステルスでない戦闘機は かなり接近しないとレーダーで捕捉できないし、それまでには 撃墜されています。

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現代の戦闘機は、ドッグファイトは行いませんし、空中戦ができるほど低速で飛行することはありません。