家屋解体業、現場主任です。
今回の家屋解体にあたり
・御質問者様が直接 解体業者と契約なさった場合、恐らく再撤去の要請は難しいでしょう。
・不動産屋等に委託して解体を頼んだ場合、不動産屋に『あまりに酷いのでは』と相談なさってみるのは如何でしょうか?
(もっとも)工事完了してから日時が経ってしまうと、むしろ『依頼者(施主)側が現認した上で放置していた』と云う“逃げ口上”まで使われてしまう可能性が大きいです。
このようなトラブルを防ぐには、解体業者側が『工事完了しましたので御確認お願いします』と申し上げるべきなのですが…
残念ながらこの業界、多数が“要は更地にすればいい・ややこしい地下埋設物等は、埋めて隠せ”と考える方達によって形成されています。
解体は建築と違い、設計図書がありません。
よって御自身がこまめに現場を視察なさる以外“解体工事が健全に履行されているか”の確認の手だてが無いのです…残念ながら…
最後に御参考までに、当社の整地・引き渡し基準を。
・天然の石ころは基本残置
↑但し先代の遺構や便漕・井戸など、見積もり時に目視では確認できない物の撤去は協議。
・コンクリート片は“握りこぶし未満”は残置
↑基礎ベース下に敷かれる“栗石”の大きさが基準。これ以下を全て拾い上げるのは余程の事です(後に家庭菜園にするとか)。
・そのかわり木材や廃プラスチック等は一切土壌には混入致しません
↑分別解体工法により、基礎撤去時にはコンクリートや地下埋設配管以外の物は隔離します。
予算的な関係で(基礎などの)欠片までを全て撤去する、というのが事実上無理な事もあります。
※追記ですが
施工業者に頼んで撤去は可能ですが…
費用は向こうの言い値でしょう。
話し辛い場合、身内の識者や話術での駆け引き(取引)の上手い方・最終的には強面の方などに同席してもらうのが良いかと思いますよ。