ここから本文です

株主の立場から見た会計処理についてお聞きしたいのですが。

公認会計士試験受験予定者さん

2013/12/2910:19:31

株主の立場から見た会計処理についてお聞きしたいのですが。

公認会計士試験の短答式の問題で以下のようなものがあったのですがさっぱりわかりません。

「株主の立場から会計が行われるとすれば、法人税等は剰余金の処分としてではなく費用として処理されるべきである」

この選択肢が正しいらしいです。

解説によると
「株主の立場から会計が行われるとすれば株主に帰属する利益を計算することになる。すなわち株主の意思で処分可能な利益を計算することになるため株主の意思に関わりなく納付しなければならない法人税等は利益計算上控除すべきである。したがって法人税等は剰余金の処分としてではなく費用として処理されるべきである。」
らしいですが根拠がよくわかりません。

株主は配当金の額を気にするから処分可能な利益が大きくなるように会計すべきってことじゃないですよね?
また株主の意思と無関係に納付する必要のある法人税等は利益計算から控除すべきなのはどうしてでしょうか。

基本的な問題かもしれませんがよろしくお願いします。

閲覧数:
283
回答数:
2
お礼:
100枚

違反報告

ベストアンサーに選ばれた回答

編集あり2013/12/2917:13:46

ポイントは、対立する会計観と比較することです。
この場合、対立する会計観は、「社会全体の立場から会計が行われる」とする企業体理論です。

資本主理論:株主のために会計を行う
代理人理論:所有と経営を分離して間接的に株主のために会計を行う
企業主体理論:株主+債権者のために会計を行う
企業体理論:株主、債権者、国、従業員、地域の人々等すべての利害関係者のために会計を行う

で、企業体理論では「国」も利害関係者です。税金は、利益のうち「国に分配した金額」であると考えるわけですね。
この場合、法人税をいくら配分させるかは、国の意思で決定されるため、法人税等は「利益処分」となります。
(ちなみに、従業員に対して支払われる給料も利益処分です)

この企業体理論を前提に、株主のための会計主体論である資本主理論では法人税等は利益処分ですか?という問いかけな訳で、答えは「法人税等」は株主がコントロールする支出ではなく、不可避に発生する費用である、という結論が出てくる訳です。

企業体理論を大前提として考えないと、法人税が費用か利益処分かという議論は実態がつかめないと思います。
短答式であれば、とりあえず資本主理論では法人税は利益処分ではない、と覚えてしまっても良いかもしれませんね。
法人税等が利益処分となるのは、国も会計主体に含める企業体理論だけです。

(補足)
あ、でも会計主体論のような超典型論点は、論文式で何も書けないときに、部分点稼ぐのに使えたりしますよ。
試験委員は学者さんなんで、手も足も出ない問題でも、基本理念で理路整然と外堀を埋めると、
結構部分点をくれている気がします。自分は、最初会社法と民法、経営学の3科目科目合格で、その次の年に全科目合格だったんですが、うんちく書きがだいぶ効力を発揮した気がします。だいぶ昔の話ですが・・・

なので、本当の基本理念については短答の勉強でも深いところまで勉強して良いと思います。
細かすぎる論点は深入りしない方が良いでしょう。

質問した人からのコメント

2013/12/31 10:35:16

大変詳しく誠にありがとうございます。
教えて頂いたことをきちんと理解するのはまだ時間がかかりそうですが質問前の状態に比べればとても理解が進みました。
今後も一つ一つ前に進んでいきます。
論文試験での部分点狙いの技術も全く知らず目から鱗でした。

ベストアンサー以外の回答

1〜1件/1件中

ymt********さん

2013/12/2916:20:35

簡単に考えましょうよ。
株主にとって重要なのは剰余金。
基本的に、剰余金は当期純損益によって増減する。
だから、当期純損益を算定するまでに認識するキャッシュアウトは費用となる。
短答レベルならこの理解で十分。論文で出る確率は低いでしょ、こんな典型論点。

あわせて知りたい

この質問につけられたタグ

みんなで作る知恵袋 悩みや疑問、なんでも気軽にきいちゃおう!

Q&Aをキーワードで検索:

Yahoo! JAPANは、回答に記載された内容の信ぴょう性、正確性を保証しておりません。
お客様自身の責任と判断で、ご利用ください。
本文はここまでです このページの先頭へ

「追加する」ボタンを押してください。

閉じる

※知恵コレクションに追加された質問は選択されたID/ニックネームのMy知恵袋で確認できます。

不適切な投稿でないことを報告しました。

閉じる