*市場がひとつの会社に独占されることで、商品開発や改善に他の会社が 参入できなくなります。そうしてライバル無き市場にしてしまうと、 会社どうしが互いに切磋琢磨して、より良いものを作ろうとする努力もしなく なりますし、市場も活性化しません。この現象が起これば、経済の活性化に 響いてしまいます。 *もう一つは、独占が起こるとメーカー間の競争がなくなるわけなので、 同時に品質や技術力、価格の競争がなくなります。よって消費者が 商品の選択をする幅がなくなることにもつながります。 こういったデメリットの対策としてあるのがこの法律です。 正々堂々と複数のメーカーが、品質、技術力、デザイン、価格などを 競うように促すことで、メーカーの力をレベルアップできると同時に、 より良いものを消費者が選び、得られること、市場を閉鎖的なものに しないというメリットにつながるのです。 参考に、ミツカンの酢などは市場の90％以上を占めていますが、 これはたまたまライバルがいないというだけで、企業が独占している わけではありません。