ベストアンサー
<自然奏法>を基本とし、生徒にも実践してもらっている者です。 が、結論を先に申し上げれば、現在でもハイフィンガー奏法は有効です。 日本ではまだまだ根深いものがあります。 ハイフィンガー奏法は、日本の草分け的存在である井口基成氏らが ドイツから持ち帰った奏法です。また、レオニード・クロイツァーという ピアニスト兼教育者が来日してハイフィンガーを伝え導いたことも 日本でハイフィンガーが主流となる大きな要因でした。 この2人には、ハイフィンガー奏法の著書があり、私も読んで勉強しました。 私の学生時代に師事した助教授も、井口秋子門下です。 そうした息のかかった連中が全国に散って行ったのです。 ですから、桐朋学園というのは、ハイフィンガーの元祖なのです。 厳密に言えば、ピアノ奏法は十人十色です。手の構造は同じでも、一人一人 指の長さも違えば強さも違います。1通りの奏法が全ての人に当てはまる とは考えていません。 下の動画は、一流のピアニストでハイフィンガーと思われるものです。 チッコリーニ・・・http://www.youtube.com/watch?v=r9WInXNghZU キーシン・・・・・http://www.youtube.com/watch?v=SqciMXaABjA ブレハッチ・・・・http://www.youtube.com/watch?v=9CNYX7OkceA 私はジョセフ・レヴィーンやギーゼキングが提唱する自然奏法に行き着いて いますが、だからといってハイフィンガー奏法でも実際に実力を発揮して いる例が多く見受けられますので、ハイフィンガーがダメなものと決めつけて しまうのはいかがなものか・・・というのが私の考えです。
質問者からのお礼コメント
ハイフィンガーを意識して動画を見たことがなかったので、ヘーッと思って見入ってしまいました。「自然奏法」というものもあるんですね。よく参考にして勉強してみます。 他の回答者様もとても丁寧にコメント下さり感謝です!繰り返し読ませて頂いてます。
お礼日時:2014/2/16 20:34