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モダニズム建築について

sei********さん

2014/2/1516:39:31

モダニズム建築について

モダニズム建築とは伝統的な建築様式からの脱却を目指した建築と学びました.ということは建築を観たときに,モダニズム建築であるというのは,その国や地域の伝統的な様式を知らなければわからないのでしょうか.
見た目から判断できたりはしないのでしょうか.
たとえばモダニズム建築の代表例のサヴォア邸を観たとき,モダニズム建築だと感じるのは,サヴォア邸が当時のヨーロッパとは違った様式であるからということなのでしょうか.

わかりにくい質問ですがよろしくお願いします.

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cos********さん

2014/2/1600:50:15

「伝統的な建築様式からの脱却」という考え方がまず有って、そこから、新たな様式が生まれたわけでは有りません。
逆です(o_ _)ノ彡☆
新しい時代が訪れた時、その時代にフィットするような芸術や建築が創られ続けていった時に、初めてそれが様式として定着するのです。

モダニズムというのは、工業生産と軌を一にして登場したもので、工業生産社会のないところに、モダニズムが定着することはありません。
早い話、工業生産的思考そのものがモダニズムなのです(o_ _)ノ彡☆

建築の材料一つをとってみても、それは容易にわかります。
モダニズム建築は、鉄とガラスとコンクリートの建築とよく言われますが、それらを大量生産できる社会が、まず存在しない限り、モダニズム建築が定着→様式化されることはあり得ません。
逆に、それらの材料が豊富に産出されるようになったからこそ、鉄とガラスとコンクリートの建築が次々と建設され、次第に、様式化されるに至ったのです。

しかし、材料などより、もっと重要な事があります。
それは、工業生産の登場により、社会構造全体が大変革を遂げたことです。
農業生産の時代には、生産の場=農地と、生活の場=農家とは、すぐ近くにありました。
というか、農家は、雨や冬の日は、藁を編んだり用具の手入れをしたりという風に、生産の場でもあったのです。
学校などはなく、親戚一同の大家族が一つ屋根の下に住んでおり、育児や教育も家族の中で適当に行われていたのです。
ところが、工業生産の時代になると、労働の場は工場となり、大勢の農民が、農地を捨てて都市に出て、工場で働く賃労働者にならざるを得ませんでした。
生産の場と生活の場の分離→ここに初めて、通勤なるものが生じたのです。
それだけではありません。
教育や扶養、医療などは社会化され、住宅は単に寝るだけの場所になり下がって来たのです。

建築面で言えば、それまでの時代には存在し得なかった専用の施設が次々と建てられることになりました。
コルビジュエが「住宅は住むための機械である」と言ったそうですが、それまでは核家族向けの専用住宅などは存在しませんでした。
つまり、専用住宅であれば、それすなわちモダニズム建築であるといっても過言ではないのです。
より一般化して言えば、専用の機能のために建てられた建築・・・学校、公会堂、市庁舎、病院・・・は、すべてモダニズム建築と言えるのです。
様式というと、とかく見た目だけに捉われがちですが、問題は内容です。
ですから、その建築物の用途を知れば、それがモダニズムであるかどうかは、目で見る迄もなく分かります。
サヴォア邸なんかは、その代表例で、デザインボキャブラリーをあれこれ論ずる人達がいますが、要するに大家族ではなく、核家族が住まうという一点で、過去から決別しているのです・・・(-。-)y-゚

ちなみに、工業生産的思考は、商品に不要な装飾はできるだけ用いず、純粋に必要な部材だけで、高度に合理化されたモノを作るというのが、そもそもの発想です。
そこから、伝統的デザインとは異なる、モダニズム様式が生まれました。

コンクリート打放などは、その最たるもので、表面の仕上げがないから、モダンで安い、ということにされてしまいました。
NHKなどの阿呆マスコミでも、そのようなことを言っていますし、相変わらず、打放を金科玉条のように持ち上げている自称建築家もいます。
しかし、現代の日本では、コンクリート打放は、仕上げがないどころではありません。
日本の気候では、仕上げなし打放だと、雨仕舞が納まりませんので、雨跡が垂れ、すぐに汚れが目立ってきますので、通常の吹付け仕上げよりも、はるかに高価なフッ素樹脂塗装をしているのが実情です。
なにが、モダニズムか・・・_| ̄|○

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vq3********さん

2014/2/1623:45:19

モダニズム建築がそれ以前の伝統的様式に則った建築に対するアンチとしての意味合いを持っていたことは事実です。
アンチ様式主義としてのモダニズム建築であり、華美な装飾や伝統的モチーフを排しているのもそのためです。

建築様式を見る上でご質問にあるような視点は非常に重要で、そのような着眼の上で個々の建築を見比べられるようになればいうことはありません。
当然それぞれの建築様式を概略的にでも知っておくべきで、モダニズム建築を見るためにはそれ以前の建築様式をある程度把握している必要があります。
加えてその後の建築様式も知識として把握していないと、どれがモダニズム建築で、どれがその後に現れた様式の建築か掴めません。
モダニズム建築を見る上で、恐らく大きな支障となるのは「モダニズム以降」の建築様式でしょう。
パッと見ではどれもこれも大きなカテゴリーとしてのモダニズム建築の一つなので、その見分けはなかなか付きません。

各様式にはおおまかな特徴があるので、まずはそれを把握することで建築の見方が変わってくると思います。
その着眼はとても重要な事ですよ。

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