クロソイを釣りたいのですが、基本的な釣り方や、おすすめのジグヘッドやワームな...

ロックフィッシュでクロソイを追い求めて16年になります。
クロソイを釣るには先ずはその生態を知らなければなりません。クロソイは典型的な夜行性で昼の間は岩やケーソンの隙間に隠れています。補食は夜に行い、典型的なフィッシュイーターです。時に中層を活発にベイトフィッシュを追い、表層まで浮いてくる事もあります。ですが、夜だといつも浮いているかと言うとそうでもなく夜でも岩陰に隠れてじっとしていることがあります。ある時を境に急に正にスイッチが入った様に群れで浮いてきて補食を行います。そうなるとシャッド系、ピンテール系ワームの中層引きで入れ食いになります。この「スイッチ」が何の要因で入るのかを過去のデータを集積して分析しましたが、結局分かりませんでした。朝、夕マズメの時間帯、潮の干満、天候、どれとも関連性は認められませんでした。普通の釣りならば満潮の上げ八分、下げ八分が好機で潮止まりは釣れないなどありますが、クロソイの「スイッチ」は潮止まりの時間帯に入ったりする事が平気であります。では「スイッチ」の入っていない時間帯は釣れないかと言うとそうでもありません。
で、「スイッチ」の入っている、いないで釣り方も変わってきます。区分して釣り方を説明すると、
・「スイッチ」の入っている場合
正直どんなワームでも食って来ます。シャッドテールでもピンテールでもハドルテールでもカーリーテールでも何でもありです。自分の身長の半分位の長さのワームでも食って来ます。狙うクロソイのサイズによってワームの大きさ、ジグヘッドの大きさを変えましょう。実績が高いワームはジャバロン、ジャバシャッド、ハドルスイマー、マイラーミノー等ですがそんな高いワームでなくとも釣れます。カラーはパールホワイト、チャート、ナチュラルカラーが良いでしょう。グローは一見良さげですが目立つ分擦れも早くてバイトが長持ちしません。ケイムラは一晩中通用します。
・「スイッチ」の入っていない場合
実はこちらの時間帯の方が圧倒的に長く、一晩中粘っても「スイッチ」が入らない夜もあります。そしてワームの選択もシビアでテクニックも必要で、何よりやっかいです。泳ぎ回らないと言っても餌を食べない訳ではないので、ワームが目の前を通り過ぎると食い付きます。ですので、こういう場合は広範囲に、ポイントを絞らずに、ランガンを繰り返しバイトを探さなければなりません。ボトムをねちっこく攻める事になるのでスタックによるジグヘッドのロストも増えます。こういう時はジグヘッドリグよりもテキサスリグ、ダウンショット、ジカダンの方が有利です。更にこういう時のバイトはワームのテールをくわえてすぐ離すようなバイトが多いです。同じポイントで何度も同じようなバイトがあります。ですのでワームはワンサイズ下げてショートバイトを逃さないようにすることが重要です。ワームはグラスミノーのSとかバグアンツの2インチとか、パルスワームの3.2インチとかソイが一口で飲み込める位のもの。ちなみにグラスミノーはテールの根元を爪で1mm位千切ってやるとアピール度が増すと言う裏技があります。

でわでわ。