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江戸初期までの武士はヒゲを生やしていたのに、何故、家光の頃ぐらいからヒゲを剃るようになったのですか?

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ThanksImg質問者からのお礼コメント

大老・土井利勝のエピソードは実に興味深い話ですね。 主君・徳川家康とそっくりだった為に隠し子という噂が立ち、その噂の払拭の為に髭を剃ったら、他の大名もそれに従って髭を剃るようになり、以降「髭=反逆」の象徴となったという話はとても勉強になりました。 皆さん、回答どうもありがとうございます。

お礼日時:2015/2/9 19:16

その他の回答(2件)

禁止令が出たからです http://d.hatena.ne.jp/keyword/%C2%E7%C9%A6%B6%D8%BB%DF%CE%E1 禁止令自体は治安悪化を受けてのものですが、背景は他回答者の言う通り、髭=戦国の蛮風=謀反の心ありと幕府に対しての心象がよろしくなくなっていったため。 なので大名にはより風当たりがキツく、殿様が剃るなら家臣もそれに倣わないといけなくなりました。 髭がよろしくないというのはわりと早い時期にそんな雰囲気になっており、清正の豪胆エピソードの一つに、剃ろうとしない加藤清正に対し本多正信が 「昨今は諸侯も髭を剃っておられる。貴殿もそのようにしたらどうか」 と水を向けると 「兜の頬紐の感触が心地よく、忘れられぬため」 と際どすぎる返しをして断ったというのがあります。 両名が現役でいた時期ですらすでにそうだったようです。

髭(ひげ)は乱世の時代には権威の象徴とされており、武士は当然ながら、武士の中でも、それなりの身分の者で無くては生やす事が出来ないものでした。 豊臣秀吉は髭が伸びにくい体質から、わざわざ付け髭をしていたとも言われています。 しかし江戸時代に入り、幕府の下で支配が確立されると乱世の名残で、権威の象徴である髭を臣下(大名、武士)が誇示する事は主君(幕府)に対して不敬であるとして、髭を剃る事が習慣化したのです。 髭=権威の象徴…と言う概念が世間で崩れた事で、もはや将軍自身も髭を生やす必要性が無くなったのです。