ここから本文です

メルカバ戦車が妙に人気あるのは何故なのでしょうか。 他に採用が無いという前装...

tes********さん

2015/8/622:59:04

メルカバ戦車が妙に人気あるのは何故なのでしょうか。
他に採用が無いという前装式エンジンの戦車と言う点が受けているのでしょうか。

閲覧数:
1,449
回答数:
3

違反報告

ベストアンサーに選ばれた回答

ton********さん

2015/8/710:34:32

これは1980年代の誤解で形成された人気が尾をひいている。

1982年6月6日、レバノン紛争次にメルカバは実戦デビューし、シリア軍のT-72を多数撃破したと伝わった。

T-72は、当時ソ連の最新鋭戦車だったんだけど、西側諸国には恐ろしく強力な戦車と見られていた。

注意して欲しいのは、当時のソ連の秘密主義やカウンターインテリジェンスの使い分け。
それと西側陣営の事情。

つまり、T-80についてはまだ良く判らなかった。
何しろ、T-64が何故輸出されないのか?
(亡命将校も居たが、そもそも真因を知りうる高官か?ってのもあって、彼の説明は全部は鵜呑みに出来ない。)

T-72は何でT-74じゃないのか?(末尾が4と言うのが続いて、末尾2が時々出てくる理由が判らなかった。)

さっぱり判らない。ソ連の情報公開は、ゴルバチョフ書記長のグラスノスチ以前はホントに乏しかった訳。

逆にT-72は、西側の大使などに公開した広報資料に時速100km/h出せるとか、内部図解の装甲断面が凄まじい厚さで描いてあるとか、「強いぞー強いぞー」と宣伝した。

でまあ、冷静に考えれば「そんなバカな」ってなるんだけど。

厄介なのは、西側の戦車開発が60年代~70年代に停滞したことで。
アメリカと西ドイツの新戦車開発プロジェクト「MBT-70」が頓挫したり、イギリスの新戦車「MBT-80」も中止になったりしていた。

日本は74式戦車を開発・配備したけど、同じ主砲を使用する戦車としては後発。
上記のMBT-70やMBT-80より古い世代の戦車と肩を並べた段階。
採用した時点でソ連の最新鋭戦車より劣るのでは?と言う不安のある状態。

つまり、(チーフテンは120mm砲だけど)西側諸国の戦車の主砲が105mm砲だった時に、T-72は125mm砲を積んでた訳だ。

さらに西側諸国の新戦車開発プロジェクトが頓挫して、お金のかからないプランで仕切り直ししなきゃいけない。

日本だって、74式の配備と次の戦車の研究予算が欲しい。

だから、議会工作として各国の陸軍(おそらく陸上自衛隊も)「T-72は怖いぞー怖いぞー」と宣伝を真に受けて見せた。

どこそこ国にT-72が配備されたとアメリカの偵察衛星がキャッチするとその写真が(どう考えてもその国と陸戦をする可能性ゼロの)日本の新聞に載るくらい、T-72脅威論をマスコミにリークしていた訳。


でまあ、米独が仕切り直しで開発した新戦車(M1やレオ2)や、イギリスがイラン向けに開発してたチーフテンの改良型がけっこう良いんで自国で使う(チャレンジャー)と広報し出した。

でも、これから配備しますって話なんで、まだまだT-72脅威論は根強かった。
(M1なんて105mm砲だったし。)


そんな中でレバノン紛争のメルカバの戦果が伝わった。

105mm砲でT-72を倒しまくったなんてスゴい!。

てな感じ。
戦闘の詳細(メルカバもけっこう損害を受けたし、シリア軍のT-72は輸出仕様の廉価版なんで、装甲材質や使用弾種、火器管制やエンジン回りがソ連本国仕様より劣る)が判らなかったから、メルカバは強いと言うイメージが広まった。

(一方的に勝ったと伝わり詳細が判らないんで「スゴく強い」と誤解された事例は、印パ戦争のセンチュリオン、フォークランド紛争のシーハリアーなどでもあった。)

世界一、近代戦の経験が豊富なイスラエル(第4次中東戦争は前半押されまくり。ついでにエジプトはイスラエルに核攻撃を決心させないために勝ち過ぎないように手加減してたんだけど。)って評価もされた。

で、メルカバの装置は何でもスゴいって言う評論家までいた。
あの古臭いホルストマン式のサスペンションすら「イスラエルがわざわざ採用したんだから、実戦向きなのだろう」と言い出す始末。
(ドイツ戦車ヲタクがあの複雑な復列配置の足回りを高性能と勘違いしてるのと同じ。メルカバは何でもスゴいと先に決めて話を始めてる。)

T-72脅威論が鳴りを潜めるのは、湾岸戦争で多国籍軍の戦車(例えばアメリカ海兵隊のM60A3までも)に撃破されまくったから。
(イラクのも廉価版で、ソ連としては砲身発射のミサイルを買って使えば負けないと宣伝はしていた。)


でも、メルカバは強いぞって誤解も根強い。


あのレイアウトは、フロントヘビーでピッチングが収まりにくい。
また、ドライバーの前方が嵩張るので前下方視界が悪くなる欠点がある。

さらに西側諸国は情報リンクで敵兵を把握して、歩兵直協無しで市外戦に備えている訳で歩兵を戦車に乗せることに価値は見いだしていない。

ってなとこです。




逆にT-72は

  • 質問者

    tes********さん

    2015/8/712:41:39

    どう考えてもフロントヘビーでバランスが悪い等理由があり他で採用されない明確な欠陥戦車のはずなのに不思議に思っていましたが、そういう歴史的経緯があるのですね。

    勉強になりました。

    ありがとうございます。

  • その他の返信(1件)を表示

返信を取り消しますが
よろしいですか?

  • 取り消す
  • キャンセル

ベストアンサー以外の回答

1〜2件/2件中

並び替え:回答日時の
新しい順
|古い順

inf********さん

2015/8/812:10:06

イスラエルに特化した戦車ではありますが、市街地での戦いなど数々の実戦を経験して生み出されたのが、最新式のメルカバMk4。Mk4何故、55口径120mm滑腔砲を搭載しなかったのか、これは、10式戦車も同じような理由なのかなと思った次第。

yta********さん

2015/8/623:31:32

後ろから人が出入りでき、乗員以外に数名乗せられる。
戦車というより究極の装甲歩兵戦闘車。
敵の砲火が激しくて、普通ではとても救出に行けない所にいる味方を、重装甲にものをいわせて救出に行ける。

あわせて知りたい

みんなで作る知恵袋 悩みや疑問、なんでも気軽にきいちゃおう!

Q&Aをキーワードで検索:

Yahoo! JAPANは、回答に記載された内容の信ぴょう性、正確性を保証しておりません。
お客様自身の責任と判断で、ご利用ください。
本文はここまでです このページの先頭へ

「追加する」ボタンを押してください。

閉じる

※知恵コレクションに追加された質問は選択されたID/ニックネームのMy知恵袋で確認できます。

不適切な投稿でないことを報告しました。

閉じる