日本の【弓道】 全くの素人です。 利き手に関係なく、弓を持つ手は左 矢を持つ手は右と決まっていると聞きました。 本当ですか? そうだとしたら、何故でしょうか?

日本の【弓道】 全くの素人です。 利き手に関係なく、弓を持つ手は左 矢を持つ手は右と決まっていると聞きました。 本当ですか? そうだとしたら、何故でしょうか? 私は右利きなので問題ありませんが 逆に持てと言われたら、大変やりずらいです。

格闘技、武術全般482閲覧xmlns="http://www.w3.org/2000/svg">50

ベストアンサー

0

弓は戦場のなかで発展してきました。戦場では指揮官の命令が過不足無く伝わり、整った動きを取る必要があります。左利きだからといって勝手に逆の手で弓を引いてしまうと不都合が生まれたわけです。左手で弓を持つ、と決めてしまえば一貫した射法を教えることができますし、道具も全員が同じものを使えます。 ただし、左射法と呼ばれる右手で弓を持つ弓の引き方が存在しなかったわけではありません。江戸時代以降は戦場で弓が使われることも少なくなり、個人に合わせた射法や道具も一部では生み出されました。しかし、左射法がメジャーになることはありませんでした。理由としては以下のことが考えられます。 ①作法としてふさわしくない 弓を引くのは武士です。当然主君がいます。主君の前で自身の修練の成果を披露することもありました。そうなりますと主君は大抵、射手の正面に座します。左射法を取る場合、主君に尻を向けることになります。大変な不敬にあたりますね。 現代の弓道でも同じことが言えます。師範や審査員、神棚・国旗に尻を向けるのは無礼な行為であり、顰蹙を買います。 ②一般的な道具では対応できない 和弓はアーチェリーのように弓の中央に穴が空いているわけではありません。一般的に矢は弓の右側につがえます。もし仮に弦が弓の真ん中を通っていると矢の先は右側を向いてしまいます。しかし実際には弓は若干右にねじれており、弦も少し右側を通っています。そのため矢をつがえると矢先が丁度的を向くようになっています。 もし左射法をとるならばこれらは全て逆にしなければなりません。弓のねじれを左側にするのです。製造に手間がかかります。 更に通常は右手に装着するゆがけと言われる、弦をひっかける道具も左射法の場合は左手用のものを作らなければなりません。 一方で左射法にもメリットがあると言われています。弓を引く者はある病気にかかる場合があります。「早気」という、引き絞っていく最中に自らの意思とは裏腹に矢を放ってしまう病気です。狙いがまだついていないにもかかわらず放ってしまうこの病には昔から多くの弓引きが悩まされてきました。そのなかでいつもとは逆の左射法をすることでこれが改善されたという研究結果が報告されています。 http://ci.nii.ac.jp/naid/110006560860 現代の日本でも身体的な事情などにより、左射法をとっている弓引きがごく一部ですが存在するようです。しかし、上述のように上座に尻を向けることは好まれないため、公営の弓道場などで引くことは難しいです。また、競技においても左射法と右射法が混在してしまうと、進行上・行射上で不都合が多々生じます。 人口における左利きの割合は約10%程度だそうです。弓の発展上において圧倒的少数の意見を取り入れられる機会が少なかったため、現代までその流れが続いているようです。左射法には多くの可能性を秘めており、許容されるべきだと個人的には思いますが、難しいでしょうね。 長文失礼しました。

ThanksImg質問者からのお礼コメント

ご説明の >実際には弓は若干右にねじれており、弦も少し右側を通っています。そのため矢をつがえると矢先が丁度的を向くようになっています。< これには、驚きました。 それほど計算されている優れものだとは知りませんでした。 利き手の作法が、時代背景とそれなりの進化伝統があったのですね、 恐れ入りました。 詳しく丁寧な手ほどきに感謝いたします。 有難うございました。

お礼日時:2016/7/3 20:14

その他の回答(3件)

0

基本的に弓は戦場の道具ですからね。隊列を組んで弓を打つのに一人だけ逆では密集できません。小銃も単発の時代には隊列を組み密集するのが基本でしたから左利きは矯正されましたし右利き用の小銃しか兵士に支給されませんでした。フルオート射撃が可能になると散開しての射撃が基本となったため現代の軍用銃は両利きで使える切り替え式になりつつあります。 弓道は競技であるとともに伝統芸能の要素もあるので、個人的にやりやすいという理由で変えられないのでしょう。 左利きには公平性を欠くと言われても、もともとあらゆる競技に先天的な体質の有利不利はあって当然。利き腕に限らず、動態視力、体格、瞬発力、持久力、反射神経、全て生まれついてバラバラ。

0

右手は自由にしておかないと、いざというときに大刀(もしくは脇差)を抜くことができません。昔から、左手は弓手、右手は馬手で馬の手綱をとりいざというときには抜刀するものでした。

0

道場を見ていただくとわかりますが、上座が決まっています。当道場は神宮の敷地内なので神棚とお宮がありますから、こちらにお尻を向けてはいけません。必然的に弓手は左手です。 入退場も、上座から遠い足からと徹底しています。 やりにくそうに思うのは当然の事ですが、射技は日常で行わない型を使います。茶道も、柄杓や茶筅は右手でお点前すると思います。

ご回答、ありがとうございます。 上座、神宮、神棚、知りませんでした。 神事、あるいは演技と言う事であれば理解できますが 競技で的に的中させる場合であっても、 やはり、それぞれの手は決まっていますでしょうか? もしそうなら、不自然でアンフェア-な気がしますが・・・