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軍隊で、司令官・参謀・将軍・幕僚長の違いが分かりません

naganaga403さん

2008/5/2518:47:39

軍隊で、司令官・参謀・将軍・幕僚長の違いが分かりません

参謀が計画を、将軍が指揮をと聞いたのですが、満州事変のときの石原莞爾の例などを考えて混乱しています。
たぶん戦争ですから例外もあると思うのですが、一応の定義でお教えください。



(ついでの質問。分かる方だけお教えください。)
またそれぞれが兼任するとかってあるんでしょうか?
軍隊の地位とか役目・権限、そういうのを知るために便利な本とかあったら教えてください

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ベストアンサーに選ばれた回答

nmurasさん

2008/5/2522:45:16

以下、あくまでも原則論ですので、例外が一杯あることは御了承ください。

司令官は、上級部隊(軍団とか艦隊とか)の指揮官のことです。
参謀は、司令官の補佐官のことです。
参謀は作戦立案もそうですが、補給などの淡々とこなさなければならない業務、人事や教育などの日常業務、書類仕事、通信・情報処理・航空などの専門知識の必要な分野での助言などに当たります。
参謀は司令官に助言しますし、雑務の範囲での決定は行いますが、部隊を指揮する権限はありません。
例え司令官が戦死したとしても、指揮を引き継ぐのは参謀長ではなく、その部隊の中で司令官の次に地位の高い指揮官になります。(あくまでも原則ですが)

将軍は、時代や国によっても違いますが、単純に准将以上の地位にある軍人(将官)を指します。(海軍系では「将軍」とはあまり言わないですけど)
幕僚は、ほぼ参謀に近い言葉です。(戦後日本では、参謀というと旧軍っぽくて嫌だったので、幕僚と言い換えたわけです)
幕僚長も使い方によって意味は変わりますが、自衛隊ならば「参謀総長」に近い意味です。
日本やアメリカのような軍事組織では、「陸軍総司令官」のような陸軍全軍に指揮権を持つ軍人を置きません(天皇や大統領や総理大臣が全軍の総司令官となる)から、軍人の最高位は文官である最高司令官に助言をする参謀の長、つまり参謀総長や幕僚長になります。

満州事変における石原の例は、旧日本陸軍の悪習である「参謀統帥」という奴です。
参謀には指揮権はないのですが、関東軍のような大きな軍組織での作戦立案と決定を司令官が一人で行うのは無理ですから、大勢の参謀が協議して作戦を決定し、司令官はそれを承認するというのが普通です。
そして参謀たちが全員一致して作戦を決めたら、司令官がそれを拒否するのは、現実には難しいです。
だったら、どうせ司令官は「イエス」としか言わないんだから、参謀が決めたらさっさと命令を出し、司令官には後でハンコを押してもらえばいいよね。
こんな感じです。
しかも、実際はともかく表向きの決定者は司令官ですから、作戦が失敗しても責任取るのは司令官で、参謀は無罪放免です。

あと、参謀と司令官の兼任はありえないのが普通です。
業務が大変だから参謀を置いているというのが一つですし、また参謀には司令官の監視という役割もありますから。
また通常、司令官と呼ばれるような上級指揮官には将軍(准将、少将、中将、大将)が就くのが普通です。
上級参謀(参謀長とか幕僚長とか)も将軍であることが多いですね。
ただし古い時代の名ごりで、「将軍」という言葉には「司令官」的なニュアンスもありますから、上級指揮官のことを将官ではあっても「将軍」とは呼ばないケースもあります。

質問した人からのコメント

2008/5/31 19:37:05

降参 大変お詳しい説明ありがとうございました。正直、こういうことを熟知されている
方をみるとかっこよくてうらやましいです。私も勉強したい・・・

scull4999さんもありがとうございました。上の方が詳細でしたので、簡潔な説明
も組み合わさったことになり、すごく助かりました。ベストアンサーには迷いましたが、
お二人ともありがとうございました。

ベストアンサー以外の回答

1〜1件/1件中

scull4999さん

2008/5/2521:52:59

司令官と言うのは、階級に関わらず「部隊や基地などで最も上の指揮官」を言います。第〜軍司令とか、〜航空基地司令とかですね。多くは佐官から将官がつとめます。

参謀は多くは司令官付きの「ブレーン」です。下から上がってきたデータなどを検討し、司令官が判断しやすい様にしたり、司令官が判断しやすくなる様な情報を集めてきたり、決断に困った時に助言したりします。一般的には佐官がつとめる事が多い役職です。

将軍はそのまま、軍の階級で准将から大将までを言います。将官と言ってもよいでしょう。役職としては多くは司令官、あるいは副司令などを務めます。

幕僚長と言うのは「幕僚」で一番偉い人。幕僚と言うのは参謀やその他、司令官の手助けをする役職。副司令や参謀、海軍であればその船の機関長や軍医長、主計長などをひっくるめて幕僚。そこで一番偉い人が幕僚長です。
ただし、現代の自衛隊では旧軍との呼称を同じにしない為に、旧軍で言う参謀を幕僚と言い、旧軍で言う参謀長が幕僚長と言われます。

兼任と言いますか、「将軍」以外は役職なので、「司令官を務める将軍(大将・中将・少将)」は当たり前に居ますね。また、旧軍では幕僚の中に参謀も含まれますから、「幕僚の参謀長」も居ておかしくはないでしょう。ただ、司令官と参謀・幕僚は決して相容れない物です。兼任しているとしたら、よほど人手の足りない軍隊で、基地とか軍とか言う以前に隊と呼ぶべき規模、と言う事になりそうですね。

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