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ロシア語は語順がある程度自由に動けるとはいえ最低限不自然じゃない語順はこうと...

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ID非公開さん

2017/4/808:19:19

ロシア語は語順がある程度自由に動けるとはいえ最低限不自然じゃない語順はこうというのがある?

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ベストアンサーに選ばれた回答

2017/4/1415:00:55

ロシア語の語順については、かなり奥が深くて、ちゃんと説明しようとする論文になってしまいそうです。ですからここではほんのさわりだけ。

ロシア語の語順は比較的自由です。

でも、どの言葉をどこに置くかは、書き手の意思によります。

その基本ルールは

主題(テーマ/темы)+ 内容(レーマ/ремы )

大原則は、テーマの後にレーマが来るということです。

主題(テーマ)とは、文の話題、発信者と受信者の間の了解事項、既知の事項です。
内容(レーマ)とは、実質的内容や新たな情報です。

主語(подлежащее)と述語 (сказуемое)ではないことに注意してください。

たとえば

Ты пойдешь со мной. (君は、僕と一緒に行く)

という文の、主語はТы(君)で、述語は пойдешь со мной(僕と一緒に来る)です。
主題(テーマ)も Ты(君は)で、内容(レーマ)も пойдешь со мной(僕と一緒に行く)です。
つまり、この文では、主題(テーマ)と主語、それから内容(レーマ)と述語が一致しています。
そして、「пойдешь со мной(僕と一緒に行く)」というところが重要な情報です。

ところが、

Со мной пойдешь ты. (僕と一緒に行くのは君だ)

という文では、主語は ты(君)で、述語は пойдешь со мной(僕と一緒に来る)となり、前の例と変わりませんが、
主題(テーマ)は Со мной пойдешь(僕と一緒に行くのは)。内容(レーマ)はты(君)です。
つまり、この文では、主題(テーマ)と主語、それから内容(レーマ)と述語が一致していません。
そして、「ты(君)」というところが一番重要な情報です。

重要なのは、後ろの部分の内容(レーマ)です。ここに話者が一番強調したい部分が表されます。


この「主題(テーマ)+内容(レーマ)」のルールが、顕著に表れるのが、質問と回答という形です。
例1)
- Кто занимается в комате? (部屋で勉強しているのは誰?)
- В комнате занимаются студенты.(部屋で勉強しているのは、学生たちです。)

ここでは、В комнате занимаются(部屋で勉強しているのは)が主題(テーマ)で、студенты(学生たち)が内容(レーマ)です。
でも、主語はстуденты(学生たち)で、述語はзанимаюся в комнате(部屋で勉強している)です。これは後の例でも同じで、変わりません。
そして、重要な情報は、「студенты(学生たち)」です。

例2)
- Где занимаются студенты? (学生たちはどこで勉強しているの?)
- Студенты занимаются в комнате. (学生たちが勉強しているのは、部屋です。)

この例では、Студенты занимаются(学生たちが勉強しているのは)が主題(テーマ)で、в комнате(部屋で)が内容(レーマ)です。
重要な情報は、「в комнате(部屋で)」です。

例3)
Что делают студенты в комнате?(学生たちは部屋で何をしているの?)
В комнате студенты занимаются.(部屋で学生たちは、勉強しています。)

この例では、В комнате студенты(部屋で学生たちは)が主題(テーマ)で、занимаются(勉強している)が内容(レーマ)です。
重要な情報は、「занимаются(勉強している)」です。


このようにロシア語の文章では、書き手の意思により、主題(テーマ)のあとに内容(レーマ)が来るという形で、語順が決められ、そして、後ろの部分(内容(レーマ))に、新たな情報・重要な内容がきます。

******
これは、日本語の助詞「は」の使い方に似ています。日本語で「が」は主語を表しますが、「は」は主題(テーマ)を表します。(この「が」と「は」の使い分けは外国人の日本語学習者が頭を悩ますところです。)

「あなたは誰?」
「私はバットマンだ。」

という文の主題(テーマ)は「私は」で、述語は「バットマンだ」です。「バットマンだ」が新しい、重要な情報です。

「誰がバットマンなの?」
「バットマンは私だ。」

という文の主題(テーマ)は、「バットマンは」で、述語は「私だ」です。「私だ」というところが、新しく、重要な情報です。

******
このように書き手が何を強調したいかによって、語順を比較的自由に変えられるロシア語ですが、以下のようなルールがあり、この場合は語順を変えることができません。

1)修飾する言葉(形容詞)は、名詞の前に来る
例)хорошая погода(良い天気)
наша победа(我々の勝利)
какой-то мальчик(どこかの男の子)
пятый день(5番目の日)

2)主語と目的語が同じ形になる場合は、語順は変えられない。
例) Мать любит дочь.(母は娘を愛している)
(語順を変えて、Дочь любит мать.(娘は母を愛している)にすると意味が変わってしまうため)

3)「-」でつなぐ、「~は、~」という文の場合、語順は変えられない。
例) Поэт - истинный художник.(詩人は真の芸術家である)
これも順番を変えると意味が変わってしまう。

4)中心となる言葉に従属する言葉(前置詞、動詞の不定形など)は後に来る
例)бежать к лесу(林に向かって走る)
говорить с товарищем(同僚と話す)
ручаться за друга(友人の保証人になる)
охота странствовать(旅をしたい気持ち)
подать обедать(昼食を出す)

5)平叙文や記述文は、最初に主語、後に述語と、普通語順は変わりません。


ただし、詩などでは上記のルールにこだわらず自由に語順に変えます。

例えば、レールモントフの詩「парс」(帆)には

Белеет парус одинокой(白く見える・船の帆が・孤独な)

という表現が出てきます。

******
このように、ルールはあるものの、主題(テーマ)+ 内容(レーマ )という形で、語順を変えて、書き手の言いたいことを強調したり、さらに入れ替え、韻を踏んで美しい響きを作り出す - その自由度の高さが、ロシア語の特徴であり、魅力でもあります。ここは語順が比較的きっちり決まっている現代の英語とは違うところです。

日本語とは似ているところがありますね。世界最短の詩の形式である短歌や俳句ができたのも、日本語の自由度と省略可能性の高さからです。日本語の短歌や俳句の選集が、ロシアでもたくさん出版されています。どれもかなり上手く訳されていてうならされますが、ロシア語の語順の柔軟性の高さが貢献しているのでしょう。それも、日本語には「てにをは」があり、ロシア語には格があるためにできる芸当です。(外国人の学習者にとっては頭の痛い点ですが)

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ベストアンサー以外の回答

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2017/4/816:44:53

語順により強調したい部分、ニュアンスが違ってくるため、全く自由というわけではありません。

2017/4/812:41:14

最低限不自然じゃない語順はこうというのがある? ・・・・ある!

くまマンさん

編集あり2017/4/812:19:36

僕はSkypeを使ったロシア語通信講座の話せるオンラインの受講生ですが、時々宿題のロシア語作文など僕が作ったロシア語の文で、場所や時間を表す表現は状況によって前にしろだの後ろにしろだのと注意を受けることが多いし、主語はやっぱり文のはじめの方へ持ってくることが多いです。
入門書などには、Я люблю вас.やЛюблю я вас.やЯ вас люблю.のように語順が変わっても意味が変わらないと書かれているし、確かに通じるのだけれど、やっぱり自然な語順があると思います。
日本語だって「僕はあなたを愛しています」でも「愛しています、僕はあなたを」でも、「あなたを愛しています、僕は」でも主語と述語と目的語の区別がつく限りは意味は同じだけれど、特に文の中のどこかを強調したいのでなければ「僕はあなたを愛しています」が自然でしょう?

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