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第二次大戦でのⅡ号戦車の戦果について教えて下さい。

fag********さん

2017/11/1819:08:34

第二次大戦でのⅡ号戦車の戦果について教えて下さい。

他サイトで、ソ連軍自身による分析→T34の損害要因に占める割合のうち数%が20mm砲である、という意外で少なからぬデータを拝見した事があります。
今は閲覧出来ないので記憶ですが、1942-1943年あたりのデータで4~8%位であったと思います。

ヘッツァーなどにも言えますが、その生産量に比較してⅡ号戦車の戦記・戦果があまりにも少ないですよね。
20mm砲の膨大な弾薬消費量と比較しても、Ⅱ号戦車が単なる数合わせでなく、きちんと戦闘を行っていたであろう事は明白なのに、値するだけの記録が残っていないのは残念です。

私が知るⅡ号戦車の戦記といえば、
・ポーランド戦にて、1輌の勇敢な敵豆戦車に10数輌撃破された例
・「奮戦!第6戦車師団」に記載されている、スターリングラード包囲戦にてT34を撃破した例
これ位しか知りません。

他に詳しい情報をお持ちの方、是非教えて下さい。
改造自走砲である、マルダーシリーズ(除ヘッツァー)の活躍については情報が溢れているので不要です。

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fig********さん

編集あり2017/11/1900:43:14

T-34の口径別損失は
開戦から42年9月まで

20mm 4.7%
37mm 10%
42口径50mm 7.5%
60口径50mm 54.3%
75mm 10.1%
88mm 3.4%
105mm 2.9%
口径不明 7.1%
(大祖国戦争のソ連戦車 KAMADO社より)
だそうです

41年の初年度は60口径50mm対戦車砲Pak38のタングステン硬芯弾Pzgr.40(APCR)なら500mでT-34のあらゆる装甲を貫通可能ですが
タングステンは希少資源で使用には軍集団司令官の許可が必要でした
通常のPzgr.39(APC-HE)でもある程度の貫通力がありました

では貫通力が弱い20mmや37mmでT-34をどうやって撃破できたか

恐らくホプキンソン効果による装甲内面剥離により撃破された可能性が強いです

ソ連がまだレンドリースによるニッケルなどの資源が大量に供給される前の戦車の装甲は粗雑な造りでホプキンソン効果を起こしやすかったのです

ホプキンソン効果は装甲を貫通できなくても強い衝撃や爆発で内面剥離が起こってしまう現象です

またホプキンソン効果による装甲内面剥離に輪を掛けて被害を大きくしたものにT-34の構造上の問題があります

それは砲塔内容積がM4シャーマンの3分の2しかなく、戦車兵がT-34の砲塔から脱出するのに11秒もかかったといわれます
これは通常の戦車服でこの時間ですから暖房設備がなく、冬季の防寒服を着て搭乗する時はある程度死を覚悟せねばならなかったでしょう
(ソ連軍戦車兵の死亡要因の4分の3が焼死といわれる)

またソ連軍戦車のエンジンV2エンジンはディーゼルエンジンと知られていますが
ディーゼルのメリットである難燃性という条件を相殺してしまうエンジンの造りに問題があります
エンジンは戦車を軽量化するために鋳鉄製でなく、炎上しやすいアルミニウム・マグネシウム合金を使用したのです

そのため、ソ連軍戦車は炎上しやすく、それを知ったドイツ軍戦車のみならず、独ソ戦初期のドイツ軍歩兵の集束手榴弾や磁気対戦車吸着地雷や爆薬による肉薄攻撃もエンジングリルを狙ったのです

戦後のソ連軍戦車もT-62までV2エンジンの改良でアルミニウム・マグネシウム合金を使用したため、炎上しやすく
また軽量化と重装甲化と相反する条件を満たすため、車内容積を狭くし、ついには戦車兵自身の身長制限までするようになったのです

  • 質問者

    fag********さん

    2017/11/1901:06:53

    とてもリアリティーのある回答に感謝します。

    私が見たデータもこれだと思います。88mm砲弾の%が以外と低く、20mm砲が健闘していますよね。世間のイメージと違うことの解説をして欲しかったのです。

    供給量の少ないタングステン弾はともかく、
    ホプキンス効果でⅡ号戦車もT34に対抗可能であったとの指摘は目からウロコです。

    ありがとうございます。

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質問した人からのコメント

2017/11/24 07:26:50

皆さん回答ありがとうございました。
質問も曖昧な部分があったので、わかりきった回答やⅡ号戦車というよりも電撃戦の成果を回答だったりと、聞きたい事とのズレがありましたが、figure氏が具体的データを出して頂いてからは焦点が絞り込まれた感があります。

カタログスペックや当初の運用方針はともかく、実戦では果たしてどうだったのか?という知的好奇心が満たされました。
ありがとうございます!

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oth********さん

2017/11/2103:31:27

実際、バルバロッサ作戦が発動された、1941年6月段階で、各戦車大隊に20両以上のⅡ号戦車が配備されていたのは事実です。
ただ、対するソ連軍も、前線にはT-26軽戦車や、BT-5快速戦車が多数配備されていたので、開戦当初ではⅡ号戦車の55口径2cm機関砲KwK30でも互角に戦えたでしょう。
当時の戦車砲でPzGr.40を使う時は、事前に使用許可が出ているか、車長が現場判断で使用し、事後承認を行わなければ、補充してくれなかったそうです。でも、2cm機関砲KwK30では、使用した事を報告しただけで補充があったそうです。
--------------------------------------------
55口径2cm機関砲KwK30貫通力
PzGr.39…100m:23mm、500m:14mm
PzGr.40…100m:40mm、500m:20mm
--------------------------------------------
とは言え、後背に回り込み、500m以内でなければ撃破は難しいので、ほぼそんな事は無かったと思われますが…
ただ、1941年当初のT-34には、ディーゼルエンジンの供給が間に合わず、BT-7快速戦車用のM-17T V型12気筒液冷ガソリン・エンジンを搭載していた車両も存在していたそうなので、上手く機関部に当たれば、炎上なんて事もあり得たかも知れませんね。

ちなみに、T-34の破損率ですが、対独戦のみの数値では無く、対フィンランド戦も含まれてませんかね?
フィンランド軍で使われていたラハティL-39対戦車ライフルは20mmで、T-34やKV-1相手に、進攻を食い止めた事があるそうなので、可能性もあるかなと思います。
にしても、4.7%はどうなんだろう…
1942年末までに生産されたT-34は、15000両以上あるんですよ。9月までとは言え、約12000両は生産されていたでしょう。そうすると、550両以上が20mmクラスに破壊されてるって事ですよ。搭乗していた方には失礼かも知れませんが、不良品に当たったような気もするんですが…
でも、まあ、共産圏での不良品発生率ってそんなモンなのかな?通常なら1%未満を目標にするんですが、戦争中ですからね…5%未満だったら御の字かも…

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jok********さん

2017/11/2013:13:53

奮戦!第6戦車師団をご覧になっているなら、話が早いと思いますが、
1942年末(バルバロッサ作戦終了後に再編成された戦車師団が戦場に出ている時期)の時点で、II号戦車は、戦車連隊の主力装備ではなく、連隊本部や大隊本部に所属して、もっぱら偵察任務についています。
第6戦車師団の記述でも、偵察小隊長の報告として、T-34の部隊に遭遇して、必死に逃げる様子が書かれています。苦し紛れに、T-34の外部燃料タンクを狙って発火させて撃破したと報告しています。
一方、三号戦車の長砲身型の中隊長の報告では、真向勝負を仕掛けています。
つまり、独ソ線の中盤には、すでに、II号戦車がT-34と戦闘を行うことはなかったのです。だから、もちろん、華々しい戦記もないのです。
20mm機関砲の撃破数は、偵察車中隊の装甲車や、歩兵連隊のFLAK38による数字が含まれているはずです。T-34に遭遇したのは、戦車連隊だけではなく、歩兵や偵察隊もあまねく遭遇しているはずです。

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oba********さん

2017/11/1823:16:05

Ⅱ号戦車の主砲KwK30が使う20ミリ通常徹甲弾は
100mで20ミリの装甲しか貫通出来ないのでT34の
車体や砲塔の装甲を貫通するのは不可能です。

ただし、炭化タングステン弾芯を持つ40型徹甲弾は
初速が1050m/sにも達するので100mで49ミリの
装甲を貫通可能な事から側面攻撃でT34を撃破可能です。
ドイツでは切削工具用に備蓄したタングステンが必要でしたから
大戦中期以降、炭化タングステン砲弾の供給が減少しており、
大戦末期のドイツ戦車がやたら大口径砲に移行するのは
そのあたりの国内事情が影響しています。

bir********さん

2017/11/1822:19:09

t-34の前面の厚い装甲部分はドイツ軍の
3号戦車の主砲も砲弾が当たっても滑って
撃破できなかったという報告がドイツ軍で
あったと聴きますので
t-34を20ミリ機関砲で撃破するとすれば
航空機の20ミリ機関砲による掃射ならば
t-34の撃破は可能です。なぜ車両搭載の
20ミリ機関砲ではt-34の撃破は困難でも
空襲による20ミリ機関砲の掃射なら困難で
無いかというと航空機の速度と、さらに急降下で
重力加速も相乗されて地上での運用いじょうの
破壊力が付くものと考えられます。
さらに、戦車は全般に後ろの上の装甲は弱い
ので空襲で戦車を狙う場合、その弱点を
狙うようです。

ahb********さん

2017/11/1821:36:42

第二次世界大戦時 初期頃の戦車は基本は対戦車戦を想定はあまりしていませんでした。
大体は歩兵を支援する役割で
敵陣地破壊や偵察、野砲陣地などを破壊することが主な任務でした。
なので敵戦車を撃破した記録は少ないです。T34を撃破と言っていますが
それは相当近距離から攻撃を仕掛けたと考えられます。(ちなみにII号戦車は20mm機関砲が主武装です)

II号戦車での戦果ならドイツがフランスに仕掛けた電撃戦での活躍でしょう。
II号戦車は速度を生かしフランス、イギリス連合軍の背後に回り込みました。
と言うのが一番の記録ですね。
戦車戦では侵攻した際 フランス軍が保有していたB1 重戦車には歯が立ちませんでした。
そこからティガー戦車など開発へと進んでいくことになりました。

II号戦車は歩兵支援戦車と思っていいと思います。

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