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『詩経』は、305篇 39,234字から成る中国最古の詩篇で、古くは単に「詩」と呼ばれ...

mat********さん

2017/11/1912:58:28

『詩経』は、305篇 39,234字から成る中国最古の詩篇で、古くは単に「詩」と呼ばれ、また周代に作られたため「周詩」とも呼ばれ、儒教で基本経典とされる五経のひとつに挙げられています。

収められているものは、西周初期(前11世紀)から東周中期(前6世紀)に至る約500年間の作品群と推測されています。
その内容は、周王朝の比較的安定した時代にふさわしい明るい叙情詩から、混乱期を反映する暗い叙事詩まで多彩ですが、数のうえでもっとも多いのは恋愛詩であることから、儒教以前の古代歌謡の黄金時代に花開いた中国文学史上まれな恋愛文学ないし女流文学の一面を持っていると言われています。

構成としては、(五伝承によれば)孔子が門人の教育のために編纂したもので
・各地の民謡を集めた「風」
・貴族や朝廷の公事・宴席などで奏した音楽の歌詞である「雅」
・朝廷の祭祀に用いた廟歌の歌詞である「頌」(周・魯・商の3什編)
に大別されて、周の朝廷の宴会に歌われたものと言われています。
「風」はさらに15の「国風」(周南・召南・邶・鄘・衛・王・鄭・斉・魏・唐・秦・陳・檜・曹・豳の15の国と地域の小唄や民謡)に分れて黄河沿いの国々の民謡を主とし、「雅」は「大雅」(文王・生民・蕩の3什編)と「小雅」(鹿鳴・南有嘉魚・鴻鴈・節南山・谷風・甫田・魚藻の7什編)に分れ、建国伝説を詠んだ長編叙事詩を含んでいます。

【詩経 目次】

[国風(こくふう)] 160篇
[周南(しゅうなん)] 11篇
├001 関雎(かんしょ)
├002 葛覃(かったん)
├003 卷耳(けんじ)
├004 樛木(きゅうぼく)
├005 螽斯(しゅうし)
├006 桃夭(とうよう)
├007 兔罝(としゃ)
├008 芣苢(ふい)
├009 漢広(かんこう)
├010 汝墳(じょふん)
└011 麟之趾(りんしし)





[商頌(しょうしょう)] 5篇
├301 那(だ)
├302 烈祖(れつそ)
├303 玄鳥(げんちょう)
├304 長発(ちょうはつ)
└305 殷武(いんぶ)

【一部抜粋】

・維鵲有巣 維鳩居之。(召南 鵲巣)
鵲の巣があれば、そこにはその巣を借りた鳩が住んでいる。

・我心匪鑑 不可以茹。(北風 柏舟,“北”の正字には作りにおおざとが付く)
私の心は物事を映し出す鏡ではない、だから他人の心をそのまま映し出すようにして推量することなどはできない。

・凱風自南 吹彼棘心。(北風 凱風)
万物に生命の息吹を吹き込む風は南から吹いてくる、その生命力に満ちた風は茨のような棘を持っている木にも差別なく吹き付けて、木々を芽生えさせていくのである。

・深則厲 浅則掲 (北風 ホウ有苦葉,“北”の正字にはつくりにおおざとが付く)
川が深ければ衣全体をまくりあげて渡り、川が浅ければ衣の裾だけを掲げて渡る。

・采封采韮 無以下體 (北風 谷風)
青菜や大根を採る時には、苦味(あく)の強い下の部分を採ってはいけない。

・誰謂荼苦 其甘如薺 (北風 谷風)
人々は荼をとても苦いものだと言っているが、荼の苦味などは人生全体の苦味と比べれば、薺のように甘いものである。

・就其深挨 方之舟之 就其浅挨 泳之游之 (北風 谷風,“北”の正字にはつくりにおおざとが付く)
川の水が深ければ、筏(いかだ)を組んで渡ったり、舟に乗って渡ったりする。川の水が浅ければそこに潜ったり、泳いでみたりする。

・旄丘之葛兮 何誕之説兮 (北風 式微)
旄丘に生えている葛の草は、どうしてあんなに伸び伸びと生長していて節があるのだろうか。

・之死矢靡他 (北風 柏舟)
死に至るような苦難にあっても、私は決して裏切りません(二心は抱きません)。

・綴凍在東 莫之敢指 (庸風)
虹がもし東の空に架かっている時には、色恋沙汰に純情な人間は、それを敢えて指さしたりはしないものである。

・相鼠有皮 人而無儀 (庸風 相鼠)
鼠でさえも鼠としての本性である皮があるものだ、そうであればこそ、人間には人間としての礼儀や威容といったものが備わっていなければならない。

・渉彼阿丘 言采其亡 (庸風 載馳)
あの丘に登ってみて、その丘の上でハマグリソウという草を採る。

・如切如磋 如琢如磨 (衛風 其奥)
(玉石を磨くような努力・自己研鑽とは)玉石を切るようなもの、切った玉の形を整えるようなもの、その石を打って整えるようなもの、更に丁寧に磨き上げるようなものである。

・衣錦ケイ衣 (衛風 考槃)
華やかな錦の衣服を着る場合には、ケイ衣(けいい)という『薄衣』を上から羽織ったほうが良い。

・豈無膏沐 誰適為容 (衛風 伯今)
おしゃれをしようと思えば、化粧や垢取りのための米汁がないわけではないが、夫がいない今の状況で誰のために自分の容姿を美しく飾り立てる必要があるのだろうか。

・行遇靡靡 中心揺揺 (王風 黍離)
先に行こうとする足は遅々として進むことができず、心の中はさまざまな思いが溢れて戸惑っている。

・悠悠蒼天 此何人哉 (王風 黍離)
高く遠く広がっている青空よ、今日のように戦乱の時代を引き起こしたのは、一体誰なのか。

・揚之水 不流束薪 (王風 揚之水)
高く上がって勢いのある波でもいったん崩れてしまえば、もはや軽い束ねた薪さえも押し流す事ができない。

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blu********さん

2017/11/1912:59:31

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