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志ん生の魅力とは?

yar********さん

2017/11/2412:02:47

志ん生の魅力とは?

いつもの非公開IDさんのネガティブ質問ではないので、お気楽にお付き合いを。

私は古今亭志ん生のテープで落語を覚えて以来、ずっと志ん生ファンです。
他の落語家さんを聴いて、志ん生より上手だとか思う人は多々いますが、やっぱり志ん生が好き。
ただ、何が好きかって聞かれると、回答に困ります。
独特のフラが・・・とかなのかもしれませんが、どうも漠然とした感じが拭えない。

昭和の名人と言われる落語家の中でも多分、「上手なのは圓生、文楽だけど好きなのは志ん生」って感じの評価じゃないかなあと思うのです。
(これが違ってると、そもそも質問が成立しない・・汗)

面白さで言っても、志ん生と同じくらい楽しませてくれる落語家は志ん生以降にもいたと思うのです。
(個人差があるので「思う」にしておきます)

志ん生がここまで愛されている理由、志ん生の魅力について、語っていただければうれしいです。

(カテゴリ自動選択が「恋愛相談、人間関係の悩み」になってました。危ない。)

補足どの回答も非常に納得させられるものばかりでした。
多くの落語ファンに志ん生が愛されていることも再確認できたし、何よりみなさんの意見を聞くのは楽しかったです。

(ichigo_milky_sweetさん、名前間違ってました。失礼しました。)

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ベストアンサーに選ばれた回答

sei********さん

2017/11/2502:12:59

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知恵袋は「新規と編集はできないけど過去のは(いまのとこ)残っている」ようなので、お暇ならそこに詳しく書きました。
お暇ではないでしょうから、ここではざっくりさっくりいきます。

・奔放ではあるが粗野ではない

速記に忠実に一字一句に至るまで磨き上げた(その反動で持ちネタが少ない)代表として、先代桂文楽がいます。
彼は忠実に忠実に、噺を構築していきました。
小屋や落語会では名人芸といえるでしょうが、ボタンひとつで同じ高座を何度でも再現できる現代では、逆に彼の弱点ともいえます。

一方の志ん生は、同じ噺を演じても毎回違うほど自由です。
思わぬところにくすぐりやアドリブを入れたり、本来の過去の速記にはなかったであろう表現をします。
しかしそれが決して噺そのものを壊さない。誰もが知ってる古典なのに。
毎回いいように転がされて、終わってみれば間違いなくその演目で、後に必ず「あーおもしろかった」が残るのです。

・秀逸な「見立て」

「まるで何々のような」と表現することを「見立て」といいます。
漫画「サザエさん」で、知り合いに子供が生まれたというのでみんなで病院に行って「鼻はお父さんそっくり」「目元はあなたね」などといっている時、カツオがひとこと「でも、いちばんサルに似てるね」。要するにそういう表現です。

志ん生の見立ては、群を抜いていました。おそらくいちばん有名なのは、「あのね、そうやってね、ムク犬のケツの穴にノミが飛び込んだような顔するんじゃないよ」。
こんな表現が、いったいどこから出てくるのでしょう。

それから「何を、この、ビクターの犬!」というのもありましたね。
若い人はご存知ないかもしれませんが、電気式レコードが普及する前に蓄音機というものがあり、針で拾った音をラッパのような拡音器で大きくして聴く、電気を使わないレコード(あ、逆か。レコードが電気を使って大きくする蓄音機)があり、日本ビクターは当時の蓄音機メーカーのひとつでした。

その商標が、犬が首をかしげて「何でここから音がするの?」と拡音器を覗き込む絵で、当時の人なら「ビクターの犬」といわれれば誰もが知っているものだったのです。

/* 志ん生亡きいま、見立てが突出してうまいのは、ビートたけしですね。
以前に宮沢りえとの騒動で報道陣に囲まれ、女性芸能レポーターに何か
いわれた時、

「あのねえ、そんな勘定取りっぱぐれたチーママみたいな顔されても」

これは出ませんよ、彼でなければ。*/

ま、能書きはこれくらいにしましょう。
「何々だからおもしろい」と理屈で聴いてもしかたがありません。
志ん生は老若男女を問わず「惚れられる」噺家でした。

理屈以前に、彼に惚れてしまうのです。
だからみんな「五代目がね、とにかくいいんだよ」になるのです。

  • 質問者

    yar********さん

    2017/11/2508:39:30

    seineuxさん、ありがとうございます。

    >・奔放ではあるが粗野ではない
    >・秀逸な「見立て」

    とてもわかりやすいです。
    特に見立ては今の落語家にも引き継がれてるので気づきませんでした。

    >理屈以前に、彼に惚れてしまうのです。

    私の志ん生に対する感情は「惚れる」だったんですね。
    納得です。


    おまけ
    コピペの件は、書かなくても大丈夫ですよ。

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質問した人からのコメント

2017/11/28 11:51:16

しーなさんの回答にはいつも勉強させてもらってます。
今回もありがとうございました。

お体お大事に。

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z_1********さん

2017/11/2721:29:47

技能と感性という分け方をすれば、噺を演じる技能の点では並外れた力量を持っているわけではないですね。でも噺のセンスというか噺家の感性というか、志ん生本人はわきまえていないかもしれませんが、噺のあるべき姿でしゃべっているような気がします。

それほど粋な高座ではありませんし、言語明晰でもありませんが、なんか引き込まれる語り口調で、噺家として得な性分だと思います。天性というべきか、それとも志ん生自身が落語が好きで好きで仕方がないという思いが伝わってくる高座ですね。

寄席の志ん生は知らず、古いビデオや写真でのイメージと、たくさんのCDとカセットを通してしか知りませんが,先々代の三木助や先代の文楽とは違った落語の醍醐味があるように感じます。

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kan********さん

2017/11/2600:20:10

志ん生の感想文
・平易な言葉を単純に、しかし鋭く使う
・枝葉と根幹のメリハリが効いている
で、聴いてる人は引っかけられたり、意表をつかれたりで楽しいという

あと、この人は細かく計算する人という印象が時々ありますが
全体的にそういう感じがしないところがいいです
これが東京の人の好みなんじゃないかなと

着物でも表は質素な生地で裏に絹を使ったり
煙草入れの表面は銅や真鍮なのに中は金を使ったり
見えないところにこだわって、からのチラリズム
江戸の粋です

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ich********さん

編集あり2017/11/2522:28:07

志ん生の人生全てが落語だと思います。破天荒そのもの。志ん生の自伝(口述記)や、長女の美津子さんが書かれた回顧録などを読むとよく分かるとおり、もうめちゃくちゃです。

家賃払えなくて夜逃げしたり、結婚しても飲む打つ買うは当たり前。奥さんが内職で預かってきた反物まで質に入れて飲み代を捻出する始末。

それでも元来の憎めない性格で回りの助けがあり、やっと落語家として芽が出るという・・・この人以上に面白い人生を歩んだ落語家って、いないんじゃないか?と。

おりんさん(奥さん)がしっかりもので、子供たちがそんなお母さんを支えてとってもいい子。でも、親父は臆病でめちゃくちゃ(笑)

講談やってみたり、荒物屋始めてみたり、納豆売りになったときなんか恥ずかしくて売り声が出せない。(まさに唐茄子屋政談)

それで、結局落語に戻ってくる。戻ってくるというより、落語が志ん生を引き寄せているような気さえします。

落語を愛して落語に愛されたのでしょうね。生き方はメチャクチャだったけれども稽古だけは人一倍まじめにやったと本人も語っています。そういった真摯な姿勢が破天荒さを中和させていたのかもしれません。


どんなに酷い人生でも、憎めない人柄。志ん生自身が落語みたいなもんだから居るだけで笑える。それが魅力だと私は思います。

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moc********さん

2017/11/2508:39:55

知恵袋は「新規と編集はできないけど過去のは(いまのとこ)残っている」ようなので、お暇ならそこに詳しく書きました。
お暇ではないでしょうから、ここではざっくりさっくりいきます。

・奔放ではあるが粗野ではない

速記に忠実に一字一句に至るまで磨き上げた(その反動で持ちネタが少ない)代表として、先代桂文楽がいます。
彼は忠実に忠実に、噺を構築していきました。
小屋や落語会では名人芸といえるでしょうが、ボタンひとつで同じ高座を何度でも再現できる現代では、逆に彼の弱点ともいえます。

一方の志ん生は、同じ噺を演じても毎回違うほど自由です。
思わぬところにくすぐりやアドリブを入れたり、本来の過去の速記にはなかったであろう表現をします。
しかしそれが決して噺そのものを壊さない。誰もが知ってる古典なのに。
毎回いいように転がされて、終わってみれば間違いなくその演目で、後に必ず「あーおもしろかった」が残るのです。

・秀逸な「見立て」

「まるで何々のような」と表現することを「見立て」といいます。
漫画「サザエさん」で、知り合いに子供が生まれたというのでみんなで病院に行って「鼻はお父さんそっくり」「目元はあなたね」などといっている時、カツオがひとこと「でも、いちばんサルに似てるね」。要するにそういう表現です。

志ん生の見立ては、群を抜いていました。おそらくいちばん有名なのは、「あのね、そうやってね、ムク犬のケツの穴にノミが飛び込んだような顔するんじゃないよ」。
こんな表現が、いったいどこから出てくるのでしょう。

それから「何を、この、ビクターの犬!」というのもありましたね。
若い人はご存知ないかもしれませんが、電気式レコードが普及する前に蓄音機というものがあり、針で拾った音をラッパのような拡音器で大きくして聴く、電気を使わないレコード(あ、逆か。レコードが電気を使って大きくする蓄音機)があり、日本ビクターは当時の蓄音機メーカーのひとつでした。

その商標が、犬が首をかしげて「何でここから音がするの?」と拡音器を覗き込む絵で、当時の人なら「ビクターの犬」といわれれば誰もが知っているものだったのです。

/* 志ん生亡きいま、見立てが突出してうまいのは、ビートたけしですね。
以前に宮沢りえとの騒動で報道陣に囲まれ、女性芸能レポーターに何か
いわれた時、

「あのねえ、そんな勘定取りっぱぐれたチーママみたいな顔されても」

これは出ませんよ、彼でなければ。*/

ま、能書きはこれくらいにしましょう。
「何々だからおもしろい」と理屈で聴いてもしかたがありません。
志ん生は老若男女を問わず「惚れられる」噺家でした。

理屈以前に、彼に惚れてしまうのです。
だからみんな「五代目がね、とにかくいいんだよ」になるのです。

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yuu********さん

2017/11/2507:35:45

なるほどなるほど。
他の方の回答が面白い。

まあ、上手く説明できんですがフラですね。

あの、少し嗄れた声であのコチョコチョっとしたしゃべり方で、それだけで可笑しくて堪らないではないですか。

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