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肺腺癌ステージIIIaで右肺上葉の摘出手術を受けたものです。 現在術後の化学療法...

oyo********さん

2018/2/2216:49:52

肺腺癌ステージIIIaで右肺上葉の摘出手術を受けたものです。
現在術後の化学療法(シスプラチンとナベルビン)を行なっており、現在1クール目で4クールの予定です。

終了後、例えばアリムタ単剤で長期に渡り維持療法を続けておられる方々がいらっしゃいますが、この病院ではエビデンスが無いので行わないと言われております。

再発、転移のリスクを抱えており、これを食い止める方法或いは早期にキャッチする方法はないのものかと考えておりますが、やはり神頼みの世界なのでしょうか?
アドバイスよろしくお願いします。

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ベストアンサーに選ばれた回答

doc********さん

2018/2/2321:39:40

腫瘍内科医です。

非小細胞肺がんStageⅡ-ⅢA の患者さんは、手術後にシスプラチンベースの術後補助化学療法を追加することで5年生存割合が4-15%改善します。

N Engl J Med. 2005;352(25):2589-97.
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/15972865

Lancet Oncol. 2006;7(9):719-27.
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/16945766

ペメトレキセドの維持療法は、StageⅣ 肺腺がんでシスプラチン+ペメトレキセド療法を4コース実施後に病勢増悪がなければペメトレキセドを継続する、という方法で用いられます。
StageⅡ-ⅢA 術後患者さんに補助化学療法として行う意義はありません。

J Clin Oncol. 2013;31(23):2895-902.
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/23835707

Lancet Oncol. 2012;13(3):247-55
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/22341744

術後化学療法は、臨床試験で効果があることを証明されたレジメンのみ用いるべきです。効果が証明されていない薬を再発していない状態で用いると、再発したときに使える薬が減ることになります。もしあなたに術後ペメトレキセドを用いた場合、再発した時にはペメトレキセドが使えない、ということです。

StageⅢA以下の方は手術により根治を期待できる可能性があり、術後化学療法はその確率を高めるための治療です。この場合、決まった期間、決まった回数の治療を行って、あとは決まった間隔で画像評価を行います。早く見つけて早く治療しても、遅く見つけて治療が遅れても、いずれの場合も治りません。だから早く見つけるために短い間隔でCTをとっても臨床的意義は乏しいです。

一方、StageⅣの方は、基本的に根治を期待できません。化学療法がどんなに奏功しても必ず増悪します。多くの場合癌が消滅するには至らないので、薬Aが効かなくなったら薬Bに、という具合に次々に薬を変えていき、使える薬がなくなるまで途切れなく薬物治療が行われます。使える薬がなくなったら基本的には対症療法、緩和ケアのみです。

主様は根治を期待できる状況にあるようですから、所定の治療をきちんと完遂することに注力することをお勧めします。術後化学療法はスケジュール通りに所定の用量の化学療法をきちんと行うことが肝腎です。季節柄、感染症を起こしやすい時期ですので、感染予防をきっちりとして目標達成を目指してください。

お大事にどうぞ。

質問した人からのコメント

2018/2/24 05:55:23

御丁寧な回答ありがとうございます。深謝です。

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