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このヘーゲルさんの世界史についての見解がよく分からなかったです

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ID非公開さん

2018/8/401:21:54

このヘーゲルさんの世界史についての見解がよく分からなかったです

誰か詳しい方うまくわかりやすくまとめて欲しいです。

ヘーゲル,フランス革命,エンゲルス,理性,法則性,見解,世界史

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qqq********さん

編集あり2018/8/817:45:59

理性の叡智
蓄積された知恵

理性の詭計
ドイツの哲学者ヘーゲルの用語。『歴史哲学』その他の著作にみられ,理性の狡智とも訳される。理性がみずからは世界史の過程に現れず,個人をあやつって自己の目的を実現することをいう

http://ocw.u-tokyo.ac.jp/lecture_1347/

http://ocw.u-tokyo.ac.jp/lecture_files/11372/1/notes/ja/01iye201504...

http://ocw.u-tokyo.ac.jp/lecture_1598/

http://ocw.u-tokyo.ac.jp/lecture_files/11402/1/notes/ja/01suto20170...



自由と必然

二、「歴史哲学」

理性が世界を支配する

以上で哲学史を終わりまして、次に「歴史哲学講義の摘要」に入っていきたいと思います。歴史哲学にもなかなか面白い命題があり、レーニンも「理性が世界を支配している」(二七七ページ)という命題に着目しています。理性が世界を支配しているというと、何か地球の外に、理性というものが存在していて、神が世界を支配するように世界を支配している、というふうに理解されがちですが、そうではありません。世界には発展法則があるということがいいたいのです。
こういう歴史のとらえ方をエンゲルスは非常に高く評価しまして、『反デューリング論』の中で「ヘーゲルの体系で、はじめて…。自然的、歴史的、精神的世界の全体が一つの過程として、すなわち、不断の運動、変化、転形、発展のうちにあるものとして示され、またこの運動や発展の内的な連関を明らかにする試みがなされた」⑴ といっています。
エンゲルスは「この観点からすれば、人類の歴史、はもはや無意味な暴力行為…の乱雑なもつれあいとは見えなくなって、人類そのものの発展過程として現われてきた」、「あらゆる外見上の偶然性をとおしてつらぬいているこの過程の内的な法則性を明らかにすることが、いまや思考の課題となった」(同)として、ヘーゲルが歴史の法則性を認めたことを高く評価をしています。

ヘーゲル歴史観の限界と意義

同時に、この法則をヘーゲルが明らかにしえなかったことは、ヘーゲルの歴史的限界としてあるわけで、エンゲルスは、それに続いてこういっています。
「ヘーゲルがこの課題を解決しなかったということは、この場合どうでもよいことである。彼の画期的な功績は、この課題を提起したことであった」(同)。
ヘーゲルは歴史に発展法則があることを前提として、ヘーゲルなりにそれをとらえようとして、「世界史は自由の意識における進歩である、――この進歩をわれわれはその必然において認識しなければならない……」(二七七ページ)とか、「世界史は自由の概念の発展にほかならない」(二八三ページ)と、述べています。
つまり、ヘーゲルは自由というものを基準にして世界の発展をみようとしたのです。世界の歴史を経済を土台とする経済的社会構成体の発展としてみなかったという限界はもちろんありますが、ヘーゲルの歴史観自体も今日的意義をもっているのではないかと思われます。というのも、ヘーゲルのいっている自由というのは、「必然を前提し、それを揚棄されたものとして自己のうちに含んでいる」⑵ からです。人間の歴史は自然や社会の必然性に盲目的に支配されている段階から、だんだん必然性を洞察することを通じて自由になっていくという過程なのだ、と大きくとらえたのです。エンゲルスは、このヘーゲルの観点に着目して『空想から科学へ』の中で、資本主義から社会主義への発展を「必然の国から自由の国への人類の飛躍である」と述べています。
この「必然の国から、自由の国への人類の飛躍」という言葉は、ヘーゲル論理学の本質論から概念論に移行するところで、「必然から自由への、あるいは現実から概念への移りゆき」⑶ という言葉や歴史哲学における「世界史は自由の意識における進歩である」というヘーゲルの言葉も念頭に置きながら、エンゲルスが定式化したものだと思われます。
その「理性が世界を支配している」ということの意味が、さらに明らかになるのは次の文章です。
「歴史においては、人々の行動を通じて、《人々が目的としかつ達成するところのもの、人々が直接に知りかつ欲しているところのもの以外に、なお別のものが(現れてくる)》成就される」(二七七ページ)。人々が望んでいるものとは別のものが、人々の行動を通じて現れてくる、それは理性であり、いいかえれば、歴史の法則性だということであります。
エンゲルスはこれをうけて、『フォイエルバッハ論』の中で、「歴史の領域では無数の個々の意思や個々の行為が衝突する結果、無意識の自然を支配しているのとまったく類似の状態が生まれてくる。行為の目的は意欲されたものであるが、その行為から実際に生じてくる結果は意欲されたものでなかったり、あるいは、その結果が、はぎめは意欲された目的に対応するようにみえても、けっきょくのところ、意欲された結果とはまったく別のものになったりする。こうして、歴史上のできごとは、大体において、同じように偶然に支配されているように見えるのである。ところが表面で偶然がほしいままにふるまっている場合には、この偶然はつねに内的な隠れた諸法則に支配されているのである。たいせつなのは、ただこうした諸法則を発見することだけである」⑷ といっています。
このように、ヘーゲルの歴史観は、史的唯物論に継承、発展させられているのです。

フランス革命の教訓

フランス革命にかんしてヘーゲルは、「人間ははじめて(フランス革命において)《頭脳のうえに、すなわち思想のうえに立ち、そして現実を頭脳にしたがって建設する》というところまで到達した」(二八二ページ)といっています。これは『空想から科学へ』で引用されている有名な記述です。エンゲルスは、フランス革命について「ヘーゲルが言っているように、世界が逆立ちさせられた〔世界の上に思想をではなく、思想の上に世界をおいた〕時代であった」⑸ と述べています。 観念論者であるヘーゲルが、理性を実現しようとしたフランス革命を、世界が逆立ちした時代だと述べたというのは、一見すると奇異に思えます。
「こうして正義の思想の内に、今や一つの憲法がうち立てられ、今後はすべてのものが、この基礎の上に据えられるべきだ、とされた。 太陽が天空にかかり惑星がそのまわりをまわるようになって以来、人間が逆立ちをして、すなわち思想の上に立って、現実を思想にしたがって建設するということは、かつて見られなかったことである」⑹ 。
ヘーゲルは生涯を通じて、フランス革命を積極的に評価する姿勢を変えていません。彼は、フランス革命の後に、恐怖政治をへてテルミドールの反動、そしてナポレオンの帝政復活という過程をずっとみているわけです。ヘーゲルは、フランス革命の理想を高く評価しつつも、結果的には失敗した、フランス革命のかかげた自由の精神というのは生かされなかった、と考えたのです。そこから、世界の上に思想をおく「逆立ち」したフランス啓蒙主義を否定し、客観世界とのかかわりのなかで、概念たる「真にあるべき姿」を構想しようとしたのではなかろうか、というのが私の推論であります。

世界史的個人── 最良の生き方

次に世界史的個人の問題にふれておきます。
ヘーゲルは、「歴史上の偉人とは、彼ら自身の特殊な目的のうちに、世界精神の意志であるところの実体的なものが含まれている人々のことである」(二七八ページ)とし、これを世界史的個人又は英雄とよびました。
ここでいう「世界精神の意志」というのは、その時代の「理念」を意味しており、その時代の「理念」を自己の生きる目的として掲げる人物が、その時代の英雄だというのです。
『歴史哲学』では、「彼らの事業は、この一時的なもの、その世界の必然的な次の段階を知り、これを自分の目的とし、これに全力を注ぐことにあった。それ故に世界史的人物、時代の英雄は、また『ものを見抜く人』とも見うるべきものであって、彼らの言動、彼らの言説はその時代における最良のものである」⑺ とのべています。
哲学とは、真理、真実を探求し、より良く生きることをめざす学問だと最初にお話ししました。ヘーゲルのいう世界史的個人としての生き方こそ、最良の生き方となるのではないでしょうか。つまり、社会進歩と発展の方向に自己の生き方を重ね、その時代の「真にあるべき姿」を自己の生きる目的として掲げつつ、真理、真実の前にのみ頭をたれる生き方が「その時代における最良のもの」となるといってよいでしょう。
その意味から、科学的社会主義者として生きることは、その一人ひとりが、「世界史的個人」としてのよりよい生き方となるのではないでしょうか。

http://takamuratetugaku.org/001/001_14_text.html
https://youtu.be/slRQ5CJCKc0
哲学講座全講義リスト
http://takamuratetugaku.org/list.html
社会発展の法則
http://kochikenroren.littlestar.jp/housin/syakai-hatten13.5.24.pdf
歴史の法則
https://www.jstage.jst.go.jp/article/philosophy1952/1964/14/1964_14...
http://y-ok.com/philosophy/

http://ocw.u-tokyo.ac.jp/lecture_files/11374/12/notes/ja/12uno20151...

http://ocw.u-tokyo.ac.jp/lecture_1385/

http://life-care.hss.shizuoka.ac.jp/matsuda/hegel-01.html

http://ocw.u-tokyo.ac.jp/course-search/
参照してください。
「人類の歴史は合理性と自由が発展する方向に弁証法的に進んでいる」(ヘーゲル)とはどういう意味ですか? #知恵袋_
https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q121919385...

https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E6%AD%B4%E5%8F%B2%E5%93%B2%E5%AD%A...

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    質問者

    ID非公開さん

    2018/8/819:11:13

    本当にありがとうございます

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