ここから本文です

現に上演中の演劇やバレエにも著作権がありますか。あるとしたら、これを侵害する...

hag********さん

2008/10/901:40:30

現に上演中の演劇やバレエにも著作権がありますか。あるとしたら、これを侵害することになるのはどのような場合ですか。

バレエ観賞に行くと、「著作権保護のため、上演中の写真撮影は硬くお断りします」とアナウンスが入りますが、この放送は正しいのでしょうか。

上演中の舞台演技に著作権はなく、それを上演するに至った振付こそ創作であり、思想の入ったものである、つまり、著作物だと思いますが如何でしょうか。

もし上演中の演技も著作物で著作権があるとすれば、このあらましや感想文をブログに載せることは、著作権侵害になるのでしょうか?

閲覧数:
623
回答数:
1
お礼:
25枚

違反報告

ベストアンサーに選ばれた回答

aba********さん

編集あり2008/10/903:07:20

(1)「俳優、舞踊家、演奏家、歌手その他実演を行なう者及び実演を指揮し、又は演出する者」を「実演家」と言います。(著作権法2条1項4号)

従って、役者・バレリーナ、振付師・演出家はそれぞれ皆、「実演家人格権」及び「著作隣接権」を有しています。(89条)

同じ振付師・演出家の作品でも役者・バレリーナが違えば、自ずから別の作品(著作物)となるのであって、役者等にも権利があります。

そうで無ければ、「上手い役者」を使う意味がありません。
緒方拳が演じる舞台は、緒方拳あってこその 一つの作品(著作物)です。
同じ台本・同じ演出家で山崎努が演じれば、全く別の作品(著作物)になります。
(勿論「脇役」にも、権利があります。)

(2)「実演家人格権」(89条1項)は、「氏名表示権」(90条の2)及び「同一性保持権」(90条の3)であり、「著作隣接権」(89条6項)は、(舞台演技の実演家に関するもので言えば、)「録音権及び録画権」(91条)・「放送権及び有線放送権」(92条)・「送信可能化権」(92条の2)・「譲渡権」(95条の2)です。
(なお、「映画の著作物の著作者・著作権者」については、16条・29条に従うので、役者に著作隣接権はありません(91条2項・92条2項2号・92条の2第2項2号・95条の2第2項2号)。)

これらの著作隣接権で保護されているのは、いずれも「動画としての録画」を前提とするものであって、写真撮影に対しては無力です。

写真撮影を禁じる根拠としては、フラッシュを焚く馬鹿な奴が必ず出るので業務妨害になるという事や、肖像権の侵害になるという事を持ってこなければならないでしょう。
(前もって「写真撮影禁止」が入場・観覧の条件とされているとすれば、お客さんは当該「写真撮影をしない」という約定を遵守する契約上の義務を負います。)

(3)あらましや感想文をブログに載せる事が、著作権ないし著作隣接権の侵害になるという事の理由は、思い当たりません。

質問した人からのコメント

2008/10/10 00:08:56

条文を曳いての適切な回答を有難うございました。

あわせて知りたい

みんなで作る知恵袋 悩みや疑問、なんでも気軽にきいちゃおう!

Q&Aをキーワードで検索:

Yahoo! JAPANは、回答に記載された内容の信ぴょう性、正確性を保証しておりません。
お客様自身の責任と判断で、ご利用ください。
本文はここまでです このページの先頭へ

「追加する」ボタンを押してください。

閉じる

※知恵コレクションに追加された質問は選択されたID/ニックネームのMy知恵袋で確認できます。

不適切な投稿でないことを報告しました。

閉じる