泡だてネットで泡だててから髪につけて洗うのでは、 おそらく石鹸の量が全然足りてません。 固形石鹸で洗髪する場合、よく濡らした髪に直接石鹸をこすりつけるようにして 髪をスポンジ代わりに泡立てる要領でもモコモコに泡だてて洗って下さい。 石鹸でシャンプーするコツは、 泡がモコモコに立つのを目安に石鹸をたっぷり使って泡で洗うことです。 汚れに対して石鹸の量が足りていないと途中で泡が弱まるので、 石鹸を追加してモコモコに泡立てます。 また、汚れを含んだ石鹸を一度流してから２度洗い、３度洗いしてみると、 泡立ちが軽くなっていきます。 十分に泡立っているとすすぎもラクです。 普通のシャンプーから石鹸に切り替え初めのうちは ものすごい量の石鹸を使わないと泡立ちません。 石鹸にとっては合成シャンプーも汚れと同じで、 残留していた合成シャンプーのシリコンや界面活性剤を落とすために 石鹸が余計に必要になるからです。 しばらくすると泡立ちがよくなって石鹸使用量も減っていきます。 最初のうちは洗い上がりがゴワついたりきしんだりベトベトしたりすることもあります。 残留した合成シャンプーの成分がなくなるまで続きます。 とにかく泡が途中で消えない量の石鹸をモコモコに泡立てて洗うことを続けるのが大事です。 １、２週間くらいで泡立てるのがラクになってサラサラに洗えるようになるので、 １回で使い心地が悪いからとやめてしまわないのが肝心です。 切り替え時期を乗り越えると柔らかく健康な髪になります。 石鹸シャンプーの上手な仕方 http://www.live-science.com/honkan/jissen/shampoo.html 石けんで上手にシャンプーできません。コツを教えて！ http://www.live-science.com/honkan/qanda/body05.html これだけは覚えておきたい、石鹸の性質 http://www.live-science.com/honkan/beginner/point.html それから、石鹸の選び方についてですが、 石鹸商品は本当にたくさんあって、 保湿力の高い石鹸、泡立ちの良い石鹸など様々です。 石鹸素地（脂肪酸ナトリウム）は、原料油脂の脂肪酸のバランスによって性質が変わります。 簡単に言うとオリーブオイルに多く含まれるオレイン酸は保湿力が高く泡立ちの弱い柔らかい石鹸になり、 ココナッツオイルやパーム核油に含まれるラウリン酸はよく泡立つが肌を乾燥させる石鹸に、 牛脂やパーム油に含まれるパルミチン酸・ステアリン酸は固い石鹸になります。 たいていは、バランスをとって何種類かのオイル（または脂肪酸）をブレンドして作るのが普通です。 一般的な無添加固形石鹸は、牛脂またはパーム油約80％と ココナッツオイルまたはパーム核油約20%くらいが基本と言われます。 固さと泡立ちのバランスの良い石鹸です。 ただ、成分表示に「石けん素地」とだけ表記された無添加石鹸は カウブランド、シャボン玉、ミヨシ、ねば塾、松山油脂、 ペリカン石鹸などなどたくさんありますが、全部微妙に違うと思われます。 原料油脂のバランスまでは成分表示から知ることができないため、 ユーザーが実際に使って使用感を評価するしかないのが実状です。 個人的にはミヨシ無添加白いせっけんという商品はおすすめです。 つっぱらず優しい洗い心地です。 原料にこだわった高品質な石鹸だと、 むしろそれをウリにしたいので全原料を表記している商品もあります。 一例として、アレッポの石鹸は有名です。 オリーブオイルとローレル（月桂樹）オイルが原料で、 ライト（オリーブオイル98％）、ノーマル（90％）、 エクストラ（60％）と３種類あり、オリーブオイルが多いほど保湿力があります。 ローレルオイル多めのエクストラはさっぱり泡立ちタイプになります。 アレッポの石鹸は髪を洗うのに愛用している人も多いです。 洗髪にはエクストラの方がおすすめかなと思います。 シャンプー用としては、泡立ちが良い石鹸を選んだ方が洗いやすいです。 また、ココナッツオイルで作られた石鹸（ブラットワンギが有名）は 非常に泡立ちがよくシャンプー用に愛用する人が多いですが こちらはネットでしか手に入らないと思います。