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万葉集の面白さって何ですか。しばらくブームが続きそうです。ファンの方のご意見...

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ID非公開さん

2019/4/1201:35:42

万葉集の面白さって何ですか。しばらくブームが続きそうです。ファンの方のご意見を教えてください。

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dok********さん

2019/4/1217:08:40

万葉集の本質は、ある種、飛鳥時代から奈良時代を語る総合文学誌であることです。
それがどういうことかと云いますと、和歌の分類では短歌と長歌がありますし、科学雑誌のつもりなら当時の草木や鳥などの名称を研究することもできます。また、古代の日本語の単語や発音の研究はこの万葉集を基本テキストとします。
詩歌を文学と見たとき、万葉集は歌物語の最初の位置にあり、日本の物語文学は万葉集、伊勢物語、土佐日記、源氏物語へとつながります。一方、狂歌(パロディやナンセンス)の最初もまた万葉集にあります。さらに漢文の賦、序文、漢詩などを見出すことも可能です。日本文学の各ジャンルの源流は万葉集にたどり着きます。
また、社会学と見ますと、当時の社会生活が万葉集の歌の中でうかがえますし、他の資料では知ることのできないような性交の内容・方法も推定が可能です。また、遣新羅使の歌から当時の瀬戸内海航路を考察することもできます。平安時代の貴族は都市と農村が分離したような生活ですが、万葉集の時代、貴族もまた農繁期には農村で農作業に指揮・従事するような未分離であることが判ります。また、季節ごとの節句のようすも判りますから、古代での宮中季節行事の研究には重要なものになります。さらに研究者によっては、歌の中に化粧法を見出して現代の化粧法と比較しますし、同時に衣装の染色された色から女性の装いを見出します。加えて、歌の表記スタイルと身分から当時の敬称を考察が出来、これから逆に続日本紀に載らない人物の身分を推察し、皇族の家族関係を探ることもできます。
今回、「令和」の出典騒ぎで有名になりましたが、万葉集の歌で使われる漢字表記から当時の貴族たちが読んでいた漢籍類を推定するもの、ある種の万葉集の研究ジャンルとなっています。万葉集の歌からしますと当時の人気では軟らかい方が遊仙窟で、硬い方が文選注や法華経です。

忘れていましたが、他の和歌集と同じように万葉集を短歌の歌集として、声に出して歌を楽しむこともできます。
ただし、万葉集の歌は他の和歌とは違い、原文表記された文字の使い方を楽しむことと声に出して歌を詠うことを同時に行う必要がある特殊なものです。これもまた万葉集独特な楽しみ方ですので、そこに気づいていただければ、さらに面白みが増すのではないでしょうか。

知っている人は知っている状態で、知っている人は万葉集に古代研究の基礎の一端を置きますが、今回のブームでこのような「知っている人は知っている」から、もう少し、その輪が広がるのではないでしょうか。

参考として、つたないブログの中で「社会人のための万葉集入門」という馬鹿話をやっています。お暇でしたら、どうぞ。

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cco********さん

2019/4/1318:02:35

ブームなんかで読んで貰いたくないですね。
萬葉集の魅力の一つは、古今集以降の勅撰集からは失われた、本当に体験し実感して詠んだ歌が多いことと、唯一本当の庶民農民防人たちが詠んだ歌が多く収録されていることだと思います。
実感できたのは服装と食生活と母系相続などのおかげ。貴族内親王の女性たちでも、上着とロングスカートにストールにサンダル、髪をあげて、自分の足で地面を歩き、自分の足を夜露朝露で濡らし、肉や乳製品をしっかり食べて、内親王様でも自分の足で外を歩いていたからです。これが平安朝以降との一番の違いです。
平安朝のおすべらかしに十二単は、日本的にソフィスティケートされた纏足ですから、姫は栄養失調でごろごろ御簾や几帳の内の昼も薄暗い部屋にこもっていて、本物の木や花を見られません。
萬葉集は男女ともに自然の中を歩いて、自分の五感で実感したことを歌っているのが、みずみずしくて新鮮です。
庶民の歌がたくさん収録されたために、防人やその家族たちが天皇や徴兵を恨み泣きいやがる本音がしっかり後世に残された唯一の歌集になりました。
沢瀉久孝などの研究者の注釈書もたくさんあるので、図書館などで一つの歌について多くの注釈書で様々な論を読んで自分で考えて判断したりしながらゆっくり読まれたら楽しいと思います。
短歌、長歌、旋頭歌があるので、まずは柿本人麻呂の長歌や短歌をしっかり読んで感動してください。楽しいですよ。

kie********さん

2019/4/1222:33:04

古今集の方がはるかに面白いと言うことを知るための反面教師として面白い。古今集は下らなくて万葉集が面白いなどというとんでもない価値転換をやった正岡子規などのアララギ派はとんでもないことをやらかした。
万葉集などを尊重した本居宣長も和歌は古今集がいいと思っていたようだ。さすが。
これからの日本は、安倍首相などの好みに反して、古今集がはやるんじゃないかな。

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