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ピアノ歴10年以上の者です。 音の出し方に苦戦しています。 腕の力を抜く、脱力...

znz********さん

2019/10/621:35:19

ピアノ歴10年以上の者です。
音の出し方に苦戦しています。
腕の力を抜く、脱力した状態で弾くということなのですが、脱力した分の力は二の腕辺りで支えるのでしょうか?また、脱力した状態の指ではしっかりと鍵盤を弾

くことは出来ないのでは?と思ってしまいます、、、
回答どうぞよろしくお願い致します ♀️

補足ちなみに、オクターブの連続したアップテンポの曲でも、オクターブ一つ一つ弾き終わった後の短い瞬間にも力を抜いているのでしょうか?

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hat********さん

2019/10/817:57:39

①いわゆる「脱力」奏法は、ただ脱力すれば良い・力を抜けば良いというものではない。
②いわゆる「脱力」奏法をマスターしても、これだけでは素早いオクターブの連打は無理。

この2つが問題をややこしくしていると思います。
本気でうまくなりたいなら、両方の奏法をきちんと理解して、場面に応じて使い分ける必要がある、ということですね。
実際はどちらもできていない人がほとんどなわけですが…。


まず、いわゆる「脱力」奏法は、ホールの隅まで通る芯のある音(これは音量の大小とは別物)を出すための奏法とお考えください。
あるいは、よく伸びて減衰しにくい音、グランドピアノの(弦だけでなく)箱がよく鳴っている音、という言い方をしてもいいです。
旋律や、比較的長い和音、アルペジオなどを美しく弾くために重要になります。

特に、旋律を歌うように聞かせる(聴衆に、まるで人が歌っているかのように錯覚させる)には、この奏法は避けて通れません。
歌には、言葉をハッキリと発音できる滑舌の良さ(→芯のある音)と、フレーズが途中で途切れない声の伸び(→減衰しにくい音)が必要です。
いくらハッキリと弾いても、プツプツと途切れていてはぎこちないし、減衰の速い音ではガタガタと揺らされるように聞こえて不愉快です。逆に、いくらつながるように弾いても一音一音に芯がなければムニャムニャとした寝言にしか聞こえず、眠気を催します。

いわゆる「脱力」奏法では、積極的に使う必要のある力と、積極的に使ってはいけない力があります。
(私は「脱力」という言い方は誤解の元になるので嫌いですが、すでに教育現場で浸透しているので「いわゆる「脱力」」と書いています。上級者同士であれば「脱力」の一言で通じるのですが、初心者は「脱力」という字面に騙されやすいので注意が必要です。)

フレーズの始まりの音を出すためには、腕の落下を使います。
すなわち、上腕を上げるための三角筋前部と、下腕を上げるための上腕二頭筋の緊張を解きます。
急に解けば腕は速く落ちるのでフォルテが、ゆっくりと解けば腕は遅く落ちるのでピアノが出ます。
指や手首がフニャフニャだと鍵盤を押せないので、打鍵の瞬間には、指(第三関節を屈曲させる虫様筋)と、手首(手首を屈曲させる手根屈筋)を緊張させ、形が崩れないようにします。
逆に、使ってはいけないのは、肘を伸ばす動き(肘関節を伸展させる上腕三頭筋)や、手首を曲げる動き(形を保つのに必要な以上の手根屈筋)です。これらは、後述する「打鍵後の手首の固さ」につながります。(ただし、プロコフィエフのように手首を曲げる動きを使って打鍵する曲もあります。これはいわゆる「脱力」奏法ではありません)

打鍵後に鍵盤を押さえている途中では、手首(手根屈筋)を使って鍵盤を押さえつけないことが重要です。打鍵後に手根屈筋が緊張したままだと音の減衰が速くなります。
鍵盤にかかる腕の重さは、なるべく全て虫様筋を使って支えるようにします。
フレーズの途中の音を弾いている間も同様です。第三関節を動かす虫様筋を使うことで指を動かし、打鍵します。
この「手首に力を入れず、指に力を入れる」という技術を習得するのがなかなか難しいです。
「脱力」という字面に反して、虫様筋はかなり酷使していることがわかります。よく「脱力でピアノが楽に弾ける」という教え方をする人がいますが、あまり「楽に弾こう」とは思わないほうがいいと思います。最も大事なのは、楽かどうかではなく、出てくる音ですから。
よく、初心者で、肘を体の外側に突き出す動き(三角筋側部)を使ってスケールやアルペジオを弾く人がいますが(そのほうが虫様筋を使わずに済んで楽だから)、これでは鍵盤に腕の重さがかからず、前述の「ムニャムニャ音」になるのでNGです。肘は体の横に拳一個分くらい離れた場所で、それ以上遠くもなく近くもなくキープします。

フレーズの終わりの音を弾き、離鍵するときは、腕の筋肉が必要です。
離鍵にはいくつか方法があり、
・手首を固定せず、上腕を上げるための三角筋前部と、下腕を上げるための上腕二頭筋を使って腕を上げる(手首から先が幽霊のようにだらんとなる。音が緩やかに消え、柔和な印象)
・手首を固定し(総指伸筋をわずかに緊張させる)、上腕二頭筋を使って前腕だけを上げる(手首はまっすぐのまま。音がパッと消え、冷たい印象)
などがあります。時代様式や文脈によって変わります。


長くなりましたが、いわゆる「脱力」奏法は、「旋律や、比較的長い和音、アルペジオなどを美しく弾く」ためのものであり、その適用範囲は非常に広いです。
多くの本に書かれており、また、多くの教師が口をすっぱくして言うのも頷ける話です。
ですが、それとは別に、教え方の上手い下手の問題があります。教師であっても、不勉強のためにいわゆる「脱力」奏法を科学的に教えられない(感覚的にしか理解していない)人がいるのもまた事実です。

そして、適用範囲が広いとはいえ、いわゆる「脱力」奏法だけでは弾けない曲が存在するのもまた事実です。
上に書いたプロコフィエフもそうですし、素早いオクターブ連打もそれに当てはまると言って良いでしょう。

腕の落下だけでは間に合いような素早いオクターブ連打では、手根屈筋や上腕三頭筋も存分に利用して打鍵します。
そもそも打鍵できなければ何も意味がないので、上に書いた「歌」うんぬんには目をつぶって他の力を使う、というわけですね。そもそも、オクターブ連打は非常に打楽器的で、歌心は求められない、という理由もあります。

オクターブ連打にもいくつか方法があり、
・招き猫のように、手首を上下する(手根屈筋と総指伸筋をすばやく交互に緊張・弛緩させる)
・手首を固定しながら、バスケットボールのドリブルのように、前腕を上下する(上腕三頭筋と上腕二頭筋をすばやく交互に緊張・弛緩させる)
・オクターブのいくつかを1グループにまとめる。例えばオクターブ4つで1グループの場合、1つ目のオクターブは手首を低くし、4つ目にかけて手首を高くしていく。この動きに、肘を伸ばす動き(上腕三頭筋)を組み合わせる。
などの方法があります。実際はこれらを自分の体つきにあわせてうまくブレンドしている人がほとんどでしょう。まあ、打鍵できれば何でもアリな気がします。
ちなみに、いわゆる「脱力」奏法の得意な人はオクターブ連打が苦手かというと、そんなことはなく、オクターブ連打でも虫様筋が発達している人は有利です。


あと、もう一点。リトピさんの演奏を拝見しましたが、まともに弾けていませんね。
腕の動きから言って、グランドピアノで弾けばムニャムニャ音しか出ない弾き方です。オクターブ連打のような場面ではそれも仕方ないでしょうが、肝心の旋律まで、ただ打鍵できれば良しといわんばかりのムニャムニャ音だから、ホールの聴衆は眠くなるだけ。木を見て森を見ずといいますか、滑稽な話です。

リトピさんのホームページの内容は、まあ少なくとも部分的には正しいですし(全部読んではいない)、参考文献の中にも名著はあるのですが、本人はそれを全く実践できていないと思います。本人はあまりピアノ教師を信用していないようですが、ほんとうはこういう人こそ、マンツーマンで客観的にアドバイスしてくれる教師が必要です(もちろん有能な教師に限る)。

コンクールでは、オクターブ連打が苦手な人はそれが無いような選曲をすればいいだけですが、逆に旋律を歌わせられない人がコンクールを乗り切るのは無理です。
ピアノが正しく弾けていると言いたいなら、ぜひコンクールに挑戦してもらいたいと思います。この弾き方ではピティナの予選も通過できないと思いますが。

質問した人からのコメント

2019/10/13 11:21:53

皆様、沢山のご回答ありがとうございます!

必要な時は力を使い、力を入れる必要のない所ではきちんと抜くというメリハリなのですね。
まだまだ修正点ばかりのピアノですが皆様のご回答を参考にさせて頂きながら頑張ろうと思います。

本当にありがとうございました。

ベストアンサー以外の回答

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har********さん

2019/10/719:03:30

力を抜くっていう呪文のように思い込んでいるみたいですが、脱力って字面に騙されて、力を抜かないから弾けないって思いすぎる。

ピアノじゃなくて、何か物体を押す時に、力を抜きますか?抜かないでしょ。

丁度良い力で押すだけ。
物を押すと抵抗があって、反作用を受けるので
受けとめる≒吸収する、前腕の筋肉下側の筋肉で。

速い動きは手首のスナップを使います。

理屈を説明できなくても、やってみればわかります。
ピアノを弾かずに、紙鍵盤でやるつもりで、その場で、高速で動かしてみて下さい。腕全体を動かしたら速く動かないでしょ。
手首を高くして、急角度に折り曲げて、手首のスナップで、ボールをドリブルする感覚でしたら、速く動くのが体感できると思います。

肩やら上腕ももちろん使います。

エアプレイじゃなく、実際に弾くとなると、
鍵盤の抵抗があるので、それは加減して下さい。
合理的に。

リトピさん

2019/10/713:00:04

今時「脱力」なんて言ってたら笑われますよ。

ここで「脱力」について大半の人が「不要な力を入れない」とか「余計な力を入れない」とか「必要な力を入れる」とか言っていますが、彼らは、どこが不要・余計な力でどこが必要な力か、というのをハッキリと理解して回答しているとは到底思えない(それっぽいこと言って、「私は理解している」というのを装っているだけにしか見えない)。

そもそも、自身の身体を正しく使っていれば、「不要な力」や「余計な力」なんて一切発生しません(つまり、それらを考える必要すらない)。そのため「不要な力を入れない」とか「余計な力を入れない」と言っている時点で、彼らは自身の身体の使い方を誤っている。そんなことにも気付けない人たちの回答なんて、申し訳ないけど、全く当てにならない。力を抜くだけでは、身体を正しく使うことは不可能です。
参考1: https://lppianolife.blogspot.com/2019/08/11.html

彼らには、そういった自身の(稚拙な)経験と(ずさんな)感覚による回答の何がおかしいのか、今一度考え直していただきたい。


例えば高速オクターブ連打。
これは、すでに研究で弾き方が明らかになっています。その研究結果によると、プロは、くり返しの打鍵速度が速くなればなるほど(+ 音量が大きくなればなるほど)、自身の(肩・腕などを動かす筋肉の)力をより使っていることがわかります。
参考2: https://lppianolife.blogspot.com/2019/07/9.html

これ、別に驚くことではありません。だって、重たい物体(腕とか)をより速く動かすには、より大きな力が必要だ、ってのはすでに中学物理で習ったでしょう?プロは、ただその原理を利用しているだけ。考えるべきは、その力の【使い方】であって、「脱力」ではない。物理法則を考えれば、「脱力」なんてしたら速く動かせるものも動かせなくなる、くらいは理解していてほしいものです。。。


例えば「ユジャワンの超絶技巧トルコ行進曲の左手の部分」。
https://youtu.be/vWFcbuOav3g?t=123

「手首の位置がすごく高く、急角度で曲がっているように見えますが、これは、手首から先の力を抜いてだらりとさせた、幽霊のポーズのときの角度で、その形のまま鍵盤に落として、打鍵の瞬間だけ支えをオンにして」……いるのではなく、この打鍵では、肩の屈筋 + 上腕三頭筋の力で腕を打鍵方向に加速させた後、上腕二頭筋の力で打鍵の勢いにブレーキをかけたときに発生する【手首周りの運動依存性トルク】(≒手首のスナップ)を利用して弾いています。

確かに、「動画でも、高速オクターブのときに、上腕がぷるぷる揺れている」……ということが見て取れるので、「上腕(二の腕)には常時ほとんど力が入っていない」……と勘違いするかもしれませんが、それは目の錯覚。実際は、打鍵時の肩の屈筋 + 上腕三頭筋の力による腕の加速と、上腕二頭筋の力でのブレーキが非常に短い時間で交互に連続的に行われているので、そう見えるだけです。物理法則を考えれば、肩や上腕に(適切なタイミングや量の)力が入っていなければ、あれだけの高速オクターブ連打を行うのは不可能だ、ということがわかります。

当たり前ですが、見えていることと、実際に起こっていることには、とっても大きな溝があります。自身の(ずさんな)感覚による目の錯覚に惑わされてはいけません。また、自身の(稚拙な)経験も、大半は役に立ちません。実際に起こっていることを明確に調べるには、それ相応の知識が必要です(知識のない考察は妄想と同じ)。
参考3: http://lppianolife.blogspot.com/2016/01/2.html

2019/10/703:13:06

力配分は親指付け根から手首までの筋肉(親指対立筋)
と小指付け根から手首までの筋肉(小指対立筋)
のみ使用します。
手首でも指でも肘でも肩でも有りません。
そこに集中します。
私の動画を参考にされますか?ChopinノクターンOp15-2を練習中ですが
動画配信しています。

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カテゴリマスター

shousugiuraさん

2019/10/700:23:28

手を自然にパーに広げて、指は自然に伸ばし、鍵盤の上に自然にかざす感じ。指先は鍵盤に触れるか触れないかの状態で、スタンバイ。そして、
「余計な力を入れない」「必要な力を入れる」
です。

ピアノの弾き方は、今習ってる先生に教えてもらいましょう。

pla********さん

2019/10/700:20:37

うーん、多分、認識がちょっと間違っている気がします。
脱力というのは不要な力を入れないという意味です。
必要な力まで抜くことはしません。
物理的に力を抜いても大丈夫なポイントということを考えていかなければなりませんし、呼吸法との連動も必要になってきます。

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