ここから本文です

仏教はもちろんギリシャばかりではなく、インド哲学にも準拠しているのですが、ソ...

jce********さん

2019/11/2800:59:54

仏教はもちろんギリシャばかりではなく、インド哲学にも準拠しているのですが、ソクラテス以前の哲学には例えばヘラクレイトスの万物流転は仏教の諸行無常の原型と考えられますし、デモクリトス

の原子論に至っては仏教の空の思想や諸法無我(不変の実体は無いという考え方)、縁起の思想(物事のエネルギー連関。因果論も含む)を容易に導き出せます。

つまり仏教の基になる考え方はほとんどがその時代に出ているのです。これにインド哲学の輪廻や因果、カルマ等を加えれば、ほぼ仏教の出来上がりです。まあ仏教のオリジナルは「執着するな」の教義くらいのものでしょう。

という、つまり仏教のオリジナルはごくわずかなもので、仏教で教えられていることのほとんどは西洋哲学やインド哲学から拝借してきたものだ、というとらえ方もあるようなんですが、

果たしてこれは本当でしょうか?

閲覧数:
70
回答数:
10
お礼:
25枚

違反報告

ベストアンサーに選ばれた回答

mur********さん

2019/11/2919:54:39

たとえば仏教といっても、日本で一般的な仏教は、原始仏教や俗に小乗仏教というタイとか、ミャンマーとかの部派仏教ではなくて、
「大乗仏教」
なのです。

仏教といっても、大乗仏教となると、龍樹、ナーガールジュあたりで成立したものであり、成立年代は西暦2世紀あたりとなります。

原始仏教はキリスト教よりずっと古いですが、大乗仏教はキリスト教よりもむしろ新しいのです。

インドには、すでにアレクサンドロス大王の時代にギリシャ人、マケドニア人が遠征、植民を行っていて、文化が伝わっており、ガンダーラ美術などは、ギリシャ彫刻の影響が完璧にあります。

ですから、古代ギリシャ哲学や、ユダヤ教、古代ローマのミトラ教、ストア派、ゾロアスター教などが、大乗仏教に影響していても何ら不思議はありません。

さらにその後の大乗仏教は、中国で道教や、儒教の影響も受けています。

真言密教などは、ネストリウス派キリスト教、景教、ユダヤ教のカバラ思想の影響を受けていると言われます。

さらにその後の大乗仏教は、日本において、神道とも合体し、本地垂迹思想で、大日如来=天照大神とするような神仏習合が主流となります。

時宗の一遍などは、熊野の山岳信仰を仏教と合体させました。

また大乗仏教が古代ギリシャ哲学や、ユダヤ教、キリスト教から影響を受けたとしても、それ以前に古代ギリシャ哲学や、ユダヤ教、キリスト教の方が、古代インド哲学や、原始仏教から影響を受けた可能性ももちろんあります。

大乗仏教はキリスト教よりも新しいですが、原始仏教は当然キリスト教よりも古いのです。

インダス文明だとかそういうのは明らかに古代ギリシャ哲学よりもさらに古いのです。

だからどっちがオリジナルでどっちがオリジナルでないのかは、はっきりしたことは言えません。残っている記録はごくわずかなものなのです。

万物流転にしても、ヘラクレイトスが最初とも限らない。

中国の道教、朱子学は陰陽思想、太極思想も、陰を極めれば陽となり、陽を極めれば陰となるというように、終わりがない思想です。

諸行無常は、むしろ中国の道教などに影響されたものかもしれません。

老子の無為自然だとか、荘子なども万物流転に近い思想です。

地中海と中国もシルクロードで結ばれていたのです。

平等思想、平和思想などは、キリスト教より、紀元前400年の墨子の兼愛非攻の方が古いかもしれません。

原子論とか四元素にしても、中国にもそれと似たような陰陽五行説がありました。

東洋思想にも、紀元前のはるか昔から火・水・木・金・土を元素と考える思想がありました。

さらに原子論の原子に近いものとして、
「気」
という考え方があります。

周の時代などと言えば、これは紀元前1000年ほどまでさかのぼります。

古代中国文化が古代ギリシャ文化や古代インド文化にまったく影響してないなどとも言い切れません。何しろ地続きなのです。

もちろんそれぞれ自然発生的に生まれる、似る場合もあり、似ているから影響が関係あるとは限りません。同じような条件になれば、同じような結論に至るかもしれません。

日本の神道では、神道の方がオリジナルで、仏教の方が似た、という解釈をするものもあります。

ユダヤ教が神道に似ていても、どっちが先かは定かではありません。

ユングの神話研究のように、同じルーツを持つという場合もあるでしょう。

フィンランド人は日本人と同じウラル・アルタイ語族で、赤ん坊に蒙古斑が出て、名字・名前の順なのです。ハンガリー人もそうです。

見た目が白人でもルーツが西洋とは限らない。東洋がルーツの白人もいます。

言語学的にいえば、インド・ヨーロッパ語族といって、インド人とギリシャ人は祖先が同じということになっています。

インド人とギリシャ人の先祖が同じなら、両方に似た発想があってもまったく不思議ではありません。

仏教でも古代ギリシャ哲学でもない、さらに別の原型がある可能性もあります。

日本の神道といっても、日本列島で生まれたとは限らず、元はアルタイ山脈あたりの信仰かもしれません。

南米のインディオも、オーストラリアのアボリジニーも先祖はユーラシア大陸にいたのです。

とにかく記録が少ないので、可能性はいろいろと考えられます。

質問した人からのコメント

2019/12/4 11:58:23

大変詳しく教えていただき、みなさん、ありがとうございました!

ベストアンサー以外の回答

1〜5件/9件中

並び替え:回答日時の
新しい順
|古い順

nan********さん

2019/12/111:29:35

ギリシャ哲学の文献なり、人物なりがインドに渡っていた確たる証拠が出るまでは、単なる妄想に過ぎないでしょう。

you********さん

2019/11/2911:09:56

zys********さん

2019/11/2820:28:25

ヘラクレイトス、デモクリトス、この二人のどこに縁起がありますか?

>これにインド哲学の輪廻や因果、カルマ等を加えれば

輪廻や因果、カルマ、すべて仏教ですが。

返信を取り消しますが
よろしいですか?

  • 取り消す
  • キャンセル

さん

2019/11/2812:33:33

前も回答しましたが仏教を哲学ではなく、悟りを開くための実践法です。諸行無常、諸法無我、空、縁起も悟りを開けば智慧として現れてきます。
知識と智慧はあまりにも深い断絶があります。
知識はエゴを満足させますが、智慧はエゴを破壊します。

仏典の中でヘラクレイトスらしき人物が出てきますが、彼は無常の洞察から無我、空まで広げることはできませんでした。

瞑想修行をすれば、諸行無常、諸法無我などと思考で考えて分かったつもりになっていたことがどれだけ愚かで、浅はかな理解であったか分かるでしょう。


仏教が目指すのは知的ゲームをすることではなく、苦しみの滅人です。

ある日、釈尊は、大樹の下に佇まれて、地面に落ちていた何枚かの
「木の葉」を取り上げて、次のように言いました。

比丘たちよ、この大樹を覆う「木の葉」の数と、私が手に持つ
「木の葉」の数とでは、いったいどちらが多いだろうか?

もちろん、大樹を覆う木の葉の方です、尊師よ。

そうだ、そして、それと同じように、私が知り得たことは
「大樹を覆う木の葉」のように多いが、私が、弟子たちに教える
「法」は、この「手に持つ木の葉」のように少ない、
それは、何故だと思うか?

比丘たちよ、それは、私が知り得て、そなた達に語らないことは、
解脱・悟り・苦の滅尽・涅槃の役に立たないからである。
私は、弟子たちに、苦と苦の滅に「役に立つ教え〈善法〉」しか、
教えないからなのだ。

プロフィール画像

カテゴリマスター

石ころさん

編集あり2019/11/2803:06:03

●ヘラクレイトスが紀元前540年から480年頃
●デモクリトスが紀元前480年〜370年頃
●釈迦が紀元前500年〜600年頃

ということは釈迦の教えの影響を受けているのはヘラクレイトスやデモクリトスの方ではないかと推測されます。

イエスキリストも釈迦の影響を受けているとも言われています。

【全てが影響しあっている】という。釈迦の諸法無我の思想にも現れていますし。

みんなで作る知恵袋 悩みや疑問、なんでも気軽にきいちゃおう!

Q&Aをキーワードで検索:

Yahoo! JAPANは、回答に記載された内容の信ぴょう性、正確性を保証しておりません。
お客様自身の責任と判断で、ご利用ください。
本文はここまでです このページの先頭へ

「追加する」ボタンを押してください。

閉じる

※知恵コレクションに追加された質問は選択されたID/ニックネームのMy知恵袋で確認できます。

不適切な投稿でないことを報告しました。

閉じる