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朝日訴訟の成果と課題についてのレポートがあるんですけど、なんのこっちゃ分かり...

hww********さん

2020/1/900:07:55

朝日訴訟の成果と課題についてのレポートがあるんですけど、なんのこっちゃ分かりません。悩み続けてもう2日です。何か案があれば共有していただけると嬉しいです。

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sou********さん

2020/1/1000:28:34

1957年、国立岡山療養所で結核の加療中だった朝日茂さんが生存権の保障を求めて起こした裁判です。
朝日さんは、重度の肺結核患者だったため働けず、国から生活保護として医療費全額と"生活するのに最低限度必要"なお金、600円を貰っていました。(当然ですが今の600円と価値は違います。)
日本国民には"人間らしい生活を送る権利"があり、これを「生存権」と呼びます。
この生存権により、(もちろん貰わないに越したことはありませんが)国民は政府に対して生活保護費も貰う権利があります。

その後旭さんは実のお兄さんから月額1500円の仕送りを受けられることになりました。
つまり、朝日さんは収入を得れるようになった訳です。
これに対し行政は生活保護は不要と判断し、600円の生活扶助は廃止して1500円の内から自己負担をさせ、残りの900円は国が全額負担していた医療費の自己負担分として朝日さんに負担させるという生活保護内容変更を行いました。(つまり、医療費の内の900円は朝日さんに負担させ、残額はそのまま国が負担するということです。)

これだけ聞くと、国は正しいことをしているように感じますよね?
しかし、論点は制度ではなく、「本当に600円で"人間らしい生活"を送ることができるのか」ということです。

この600円がどうやって算出されたのか公開されています。(おそらく教科書などにも載っているのでは?)
それはシャツは2年に1枚、パンツは年に1枚でいいなどという厳しい基準でした。
そんな少量な金額で生活を営むことはできないと
、朝日さんは東京地裁へ「この基準は、健康で文化的な生活の保障(生存権)を定めた憲法25条に違反する」と、訴訟を起こしたのです。

この裁判は人間に値する生活とは何かを問い直す「人間裁判」と呼ばれ、支援の輪が広がりました。
1960年、東京地裁は、生存権は国民の権利であり、国は国民に具体的に保障する義務があること、それは予算の有無によって決められるのではない(つまり、朝日さん寄り)という判決を下しました。
しかし、第2審は、最低限度の生活水準は、固定的なものではなく多数の不確定要素を総合して考えなくてはならず、結局、本件保護基準は「すこぶる低額」ではあるが違法とまでは断定できないと、逆転判決。
もちろん朝日さんは上告しますが、朝日さんが死亡したためそのまま終結します。
この訴訟自体では違法判決を勝ち取ることはできませんでしたが、この裁判によって社会が生活保障について考えるきっかけとなり、その後、生活基準の改善につながりました。
ちなみに当時のサラリーマンの平均月給は15000円程度だそうです。

  • 質問者

    hww********さん

    2020/1/1000:59:35

    こんなに長く丁寧にありがとうございます、理解できました。しっかりレポートかけそうです!

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