なぜ地理の授業では、地図の図法について詳しく教えられないのでしょうか。受験などでは頻出なのに、地理の授業でも地図の扱いが軽く、各図法の性質をあまり教えられない気がします。

なぜ地理の授業では、地図の図法について詳しく教えられないのでしょうか。受験などでは頻出なのに、地理の授業でも地図の扱いが軽く、各図法の性質をあまり教えられない気がします。 例えば、 「東京から出発して真東の方向に進み続けたら」 「東京から見て真東の方向に進んだら」 この2つについて、 「東京から出発して真東の方向に進み続けたら」 →東京から等角航路で東に進む →北アメリカ大陸に到達する (メルカトル図法的に考える) 「東京から見て真東の方向に進んだら」 →東京から真東の方向には南アメリカ大陸がある →南アメリカ大陸に到達する (正距方位図法的に考える) となりますが、この2つを正しく区別できる人はそこまで多くないような気がします。

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一番の要因は、教員自身の知識が乏しいことでしょう。 地図投影法に限らず、地図に関しては全般的に知識水準が低いと思います。 なぜかって言うと、彼ら自身も小学校~高校の授業でまともに習ってないうえ、 社会科教員のほとんどは、いわゆる「文系」出身ですけど・・・このようなネタが苦手ですよね。 かく言う私も、大学で社会科の教職課程を履修しましたが、その同じ履修生たちの理解度の低さにびっくりしましたよ。 最近、ちょっと興味深い動画をYouTubeで見つけたのでリンクを貼り付けておきますが、 https://youtu.be/lwWHCwg00ik https://youtu.be/BZDxn97BoWA 昨今のコロナ禍で大学のWeb授業用に作られた動画のようです。 上のリンクの動画で、今回のご質問と関連する事項の問いがあり、 下のリンクの動画で学生の回答状況(正解率)の紹介と解説がおこなわれていますが、私の大学の教職課程の学生だと、もっと正解率が低いと思います。 他にも、 ある先生の言によると、学生に「メルカトル」ということばに聞き覚えがあるか?(意味は解らなくてもよいという条件で)と問うと、4~5割の学生は「聞いた記憶すらない」というレベルだそうです。 なお、Fランク大学での話ではないですよ。いちおう、関関同立の一角・・・での話です。 また、地形図の判読なんかも、ダメダメですね。等高線から尾根線や谷線、分水界を読み取ったり、地形断面図を描いたりとか、小学校の教科書に載ってるようなことなのに、ちゃんとできる学生は1割もいないくらいのようです。 大学で、このような分野をクリアできた人だけが教員になるわけではないですし、実際に教壇に立つまでに知識や技術を習得するわけでもないでしょうから、 まともにその意味を理解することもなく「メルカトル図法では等角航路が・・」などと淡々と紹介するだけの授業になるだろうし、授業で等高線を読む練習をしようなんてことも思わないでしょう・・・結果、悪循環ということかと。

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ThanksImg質問者からのお礼コメント

お二方とも丁寧に回答してくださりありがとうございました。 今回は最初に回答してくださった地理好きさんをBAとさせていただきます。

お礼日時:7/31 9:58

その他の回答(1件)

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私は元社会科教員の者ですけど、地理好きさんのコメントにはほとんど同意です。 私自身は理学部出でして、当初、社会科教員一般の地図に関する知識レベルについて想像もしていなかったのですが、それこそ教科書や参考書等に書いてあることを棒読みするくらいしかできないという教員は多いようです。 それに加え、かつて総合学習の時間がとり入れられたことで、既存の各教科の授業時間数が減らされてしまいましたが、それに対応するために地図を使った作業(等高線を読むなど)や、教員の理解度が低い部分は、どうしても省略されがちになってしまったという事情もあると思われます。 地図学習に関しては、小学校の授業も大事で、私が小学生だった頃は4年生のときに断面図を描くなどの等高線の読みに関する基本的なトレーニングがされたのですけど、いまはそんな取り組みは聞かないですね。教科書には紹介されているのですけどね。 逆に、私が子どもの頃には無かった「地図記号を覚えさせる」という、地図の原理的にはほとんど無意味な作業が広まってしまいました。まともに教えるスキルを持たない教員が、地図記号を覚えさせて(それだと教員自身は苦労しません)お茶を濁しているとしか思えないです。

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